『ASIAN GATEWAY』を目指して『大阪』が動き出した

  • 2013年June 1日(Sat) 00:43 JST
特集

 

ASIAN GATEWAY』を目指して『大阪』が動き出した

『人こそ大阪の大きな観光資源』
大阪人の寛容性でアジアの人たちと共に大阪を元気に!!

 

加納局長(写真左)は、様々な環境に左右される厳しい国際観光の世界で、18年もの間、香港政府観光局の局長を勤めてきたプロ中のプロ。長く日本を海外から見てきた経験を生かして、4月から大阪の観光の活性化に取り組まれている。インタビューするのは、関西学院大4年の郡山めぐみさん

Q:2020年までに大阪に海外からの観光客を今の3倍の650万人にするという目標が掲げられていますが、それをどの様に達成していこうと考えていますか?


A:ミラクルはありませんね。まずは、ひとつひとつ、今までの政策を検証しながら進めていくことですね。現在、大阪には東京や京都のように外国人観光客を呼び込むブランドがこれといってありません。しかし、大阪の人たちの陽気さや人懐っこさは、海外の人にとっても大きな魅力です。岸和田だんじり祭りに人生をかける人たちの姿や阪神タイガースの熱狂的なファンの様子、また何気ない会話の中にもユーモアを取り入れる大阪の人たちの個性が大きな観光資源となりうると思います。

 

大阪観光局のキャッチフレーズは、『ASIAN GATEWAY OSAKA』(アジアの玄関・大阪)『VENTURING to Asia? Start in OSAKA』(アジアでの起業は、まず大阪から)です。私は長年、日本を海外から見てきましたが、より具体的なプランド戦略が必要です。歴史的に見れば、大阪はアジアの国々とも深いつながりがあり、昔から日本とアジアの国々を繋ぐ拠点です。多くのアジアの人たちが、集い、生活の中で学び、またビジネスもしやすい環境を作っていくことが、長い目で見た場合大阪を魅力のある都市にしていくと思います。カラオケや回転寿司など今では、世界中で有名になった日本の文化ですが、元々の発祥は大阪です。大阪はイノベーションの街でもあります。日本企業はもとより、もっと多くのアジアの起業家が大阪で活躍していってほしいと思っています。

Q:観光を盛り上げるために留学生の活用で考えられていることはありますか?

A:4月より関西国際空港で、海外から大阪に来ていた人たちに帰国前のアンケート調査を行っています。そこでは、様々な外国語が必要とされますので、多くの留学生にも活躍してもらっています。アンケートといっても観光政策の参考データとなる重要な仕事ですので、きっちりとした研修も行い、そのために特別なユニフォームも作りました。この取り組みが教育的にも意義があると教育機関のからも授業の中で取り入れたいなどの要望も頂いています。このような活動を通して、留学生の皆さんの活躍する場所も広がっていけばいいと思っています。

Q:今後取り組んでいかれるイベントなどありましたらお教えください。

A:イベントは、国際観光という側面からも大変重要なものです。まずは、6月1日に、アジア初のモトクロス世界大会「Red Bull X-Fighters Osaka」が大阪城で開催されます。また、今年で20回目を迎え、今では世界のトップクラスのHIPHOPダンサーが集まる『DANCE DELIGHT』は、元々は大阪が発祥のイベントです。世界各国で予選が行われていますが、今年は決勝大会が大阪で9月1日に行われます。大阪にはこの分野でも優秀な人が多いですね。あと、『INTERNATIONAL JAZZ DAY』というUNESCOや国連も関わっている世界的に有名なイベントがありますが、こちらも大阪への誘致を進めています.それと、今年から大阪でもはじまる『国際紅白歌合戦』も応援していますよ!!(まだ小さいけどね)

加納國雄氏プロフィール
1944年 群馬県生まれ。群馬県立高崎高等学校卒業、米国ブリガムヤング大学マーケティング専攻学士号取得、米国サンフランシスコ州立大学にて国際経営学修士号(MBA)取得。1972年 マニュファクチャラーズ・ハノーバー銀行入社、1982年,同銀行証券駐在事務所設立、マネージング兼駐日代表に就任、1987年同銀行証券会社設立、マネージングディレクター兼副支店長に就任、1991年ロイヤルドルトン・ドッドウェル株式会社代表取締役社長を経て、1995年 香港政府観光局 日本・韓国地区局長に就任。在任18年間で、1997年の香港返還、2001年の9.11テロ、2003年のSARS、2009年の日本香港観光交流年、2011年の東日本大震災などを経験。2013年4月に大阪観光局初代局長就任。

 

 


インタビュー後の感想 
郡山めぐみ(関西学院大学4年) 
国際紅白歌合戦 IN OSAKA 実行委員会委員長
加納局長へのインタビューをさせていただいた中で、大阪へ足を運んでくださった方々へ対して日本ならではの「おもてなしのこころ」を持って迎え入れることを大切にしたいという想いに特に感銘を受けました。大阪に来られた「お客様」の満足のためには相手の立場や気持ちをよく理解し、客観的に自らを見つめ直すマーケティングをする必要があります。現在関西国際空港の出国カウンターにて滞在日数や滞在中の消費額、日本の満足度等を測るアンケートを実施・分析されているということで、観光立国・大阪としてその結果から見えてきた日本の新たな良さを更に伸ばし、外国人にとっての障壁を取り除く取り組みに行政と民間がひとつになって全力で取り組めば、2020年の来阪外国人650万人も夢ではないと心から思いました。更に素晴らしいと思ったのが、その関西国際空港でのアンケートのインタビュアーとして日本在住の留学生も起用しておられるということ。各々日本に魅力を感じて来日し、日本での生活の中で何らかの不便さを感じているであろう彼らをこの政策の一環に巻き込むことは大阪PRの点でも非常に助けとなるのみならず、留学生が日本への愛着を増したり自信を持てたりすることにもつながるでしょう。
加納局長率いる大阪観光局の取り組みに心から期待しつつ、私にできる「おもてなし」を模索していきたいと思います。

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