日本の大学はどのように変わるべきか? 学生たちは何を求めているのであろうか?

  • 2013年11月30日(土) 23:01 JST
特集

 

日本の大学はどのように変わるべきか?
学生たちは何を求めているのであろうか?

スタントメソッド

モチベーションを高める教育法のシンポジウム

3 年以上にわたって、スタント教授とその影響を受けた学生さんや社会人にインタビューを続けて来ましたが、その理由は、スタント教授が20 年以上にわたり、恵まれた環境を多くの学生が生かせず大学生活を無駄に過ごしている現状を変えようと、本気で取り組んでいる姿に出会ったからです。

それと、もう一つは、こんなに学生たちのことを思い、努力しているのにそれを認ず、スタント教授を一時はうつ病にまでも追い込んだ日本の大学という閉鎖的な組織のあり方に憤りを感じたからです。正直、同じ日本人として大変申し訳ないことをしたと思いました。

その後、毎月のようにスタント教授の授業を見学し、また多くの学生にインタビューを続けるうち、スタント教授の存在自体が、多くの学生の心の隙間を埋めていることを感じました。

クラスでも数々の奇跡的な場面に出会いました。そして、25 年の努力が、2012 年11 月に行われたモチベーションを高める教育法のシンポジウムと繋がっていったのです。多くの現役の学生が、自分の経験に基づいた感動的な発表をしましたが、その中でも、MONSTER  STUDENT から学生のリーダーとして変貌を遂げた廣松君の発表の一説を紹介いたします。

 

(シンポジウムで発表する広松君)


中略ーー『スタント先生は、勉強しない大学生を、それからそれを容認する社会を、このままではだめだと考え、その現状を変える為に尽力されていることを身を持って伝えてくださいました。それは、私にとって心強い味方ができた瞬間でした。つまり、スタント先生の人としての存在が私にとって、大きな励ましになったのです。--それから私は、勉学だけではなく、教師に対して関心を抱くようになりました。早稲田に在籍する教授がどんな人なのか知りたいと思うようになりました。講義の中身だけでなくどうしてその分野の研究をするようになったのか、講義に出席して話を聞くだけでなく、積極的に教授の部屋をノックしては、その教授に話を聞いて学習意欲を高めました。』

教育者の皆様、知識は勿論重要ですがそれ以前に学生達は、なぜ勉強するのか?どんな思いで先生は教鞭をとっているのか?先生はどんな人なのか?先生の夢は何なのか?今何に挑戦しているのか?それを先生の言葉で聞きたいのではないかと思います。また、先生が『本気で学生達を救おうと決心』(ここでいう『本気』とは学生達の将来を投げ出さないということ)すれば、このモチベーション教育のクラスで起こっている奇跡のようなことがご自分のクラスでも起こると確信しています。将来の進路決定が間近な子を持つ親として一日も早くその日が来ることを願っております。(グローバルコミュニティー編集長 宮崎計実)


教師の学生をあきらめない決心が起こした奇跡
信じてひたすら実行すれば、道は開ける


蘇霞さん(イギリスESSEX大学院社会学MA修士(2001)・早稲田大学会計研究科MBA修士課程(2010- )


(TA をしていた蘇霞さん(左から2人目)と学生達)

これといった経験が無ければ 40 歳を過ぎて日本で就職をするのはとても困難だ。ましてや、それが外国人女性ならなおさ らである。スタントメソッドに魅せられ TA( Teachers Assistant ) としてクラスのサポートをしていた、中国人留学生の蘇霞さんも日本で何とか職を探したいと 100 通近くの履歴書を送り続けた。

しかし現実は厳しく面接に進む事すら難しかった。蘇霞さんにも焦りはあったが、人の立場に立って考え『 GIVE  GIVE  GIVE 』の姿勢で、人に接することが出来れば運命は変えられると信じ、答えの出ない就職活動を続けた。その努力が実り、ある大手運送会社に面接に呼ばれた。これがダメなら諦めるしかない、蘇さんは覚悟を決め、日々スタントメソッドで実践してきた相手のために何が出来るかを意識し面接に臨んだ。

すると、奇跡が起こった。外国人でありながら、『思慮深い日本人的な考え方』や『人に役に立とうと活動してきた姿勢』などが認められ普通の社員として応募したにも関わらず、上級管理職待遇で迎えられる事になった。その会社で唯一の女性 , 唯一の外国人の上級管理職の誕生である。この結果には本人も友人、家族も大変驚いた。数年前まで彼女は長年うつ病を患い、薬を飲み続け何とか平静を保ってきた。彼女もそんな自分が嫌いだった。たまたま参加していた勉強会でスタント教授の取り組みを知り、自己中心の考え方が自分を暗い人間にし、知らないうちに人を遠ざけている事がわかった。

『これが自分の性格を変えられる最後のチャンスかもしれない。』 積極的に自分が周りの人に貢献出来る事を考え一つ一つ実行して行った。そして、スタント教授のスタントメソッドについて書かれた書物を『バイブル』のように何度も読み返した。すると、性格が明るくなり日常生活が楽しくなった。 25年飲み続けた薬もやめた。 彼女の様にうつ病などの精神疾患で悩む人は多いが、これ程見事に快復するする例は珍しいであろう。元々、色々な分野の才能があった蘇さんは、中国語で詩を書いたり、中国の研究会やビジネス英語の会を主催したりと、人が変わったように積極的に、『人の為になること』をするようになった。周りの人たちも彼女の熱意にどんどん引き込まれていった。


蘇さんいわく、『スタントメソッドを熱心に勉強しているうちに、無意識に自分のモーチベーションをコントロールする方法が身に着き、話している相手が何を求めているかも良くわかるようになった』という。


数年前まで、うつ病で苦しんでいた人がこんなに変わるなんて。。
尊敬する人の『言葉』を信じ、一途に実行に移せば、いくつになっても性格をかえることが出来る。蘇さんの就職は、奇跡ではなく起こるべくして起こったことかもしれない。

 

カワン・スタント教授

早稲田大学国際教養学術院教授
早稲田大学臨床教育科学研究所所長


貧しい家庭環境、インドネシアの内戦、度重なる日本での迫害。しかし、それにもめげず、「工学」「医学」「薬学」「教育学」の4つの博士号を取得。その才能は日本ではなくアメリカで開花し、88年米デュレクセル大学工学部準教授、90年トーマス・ジェファーソン医科大学医学部準教授を兼務、93年に恩師の頼みで再来日。桐蔭横浜大学工学部教授に就任し、「学生のやる気を引き出す」教育法を確立。Nikkeiビジネスでの紹介記事が大ブレイクし、教育界のみならず、社員教育に悩むビジネス界からも注目される。また、日本のみならず、母国インドネシア・シンガポール・マレーシア、中国の政府や関係機関からも熱 烈なラブコールを受け、それぞれの国で講演。その様子は、現地のマスメディアでも大きく取り上げられている。

 

私はあなたをあきらめない スタント教授インタビュー

 

感動教育(新刊)


カワン・スタント教授の新しい著書が講談社より出版されました。
ヤル気のない学生がみるみる『爆発』する奇跡のスタント・メソッド
『キミたちはこの先、どうやって生きていくのか?』大きな転換期を迎えている日本の大学教育
本物のリーダーに必要なものは?スタント教授の授業が体感できるすばらしい生きた教材です。

スタントメソッドを学んで 
Yokosojapan.netでも今までのインタビュー記事を見ることが出来ます。

 
Read this story in onother languages!
  • 日本の大学はどのように変わるべきか? 学生たちは何を求めているのであろうか?
  • 0 コメント
  • アカウントの登録

以下のコメントは、その投稿者が所有するものでサイト管理者はコメントに関する責任を負いません。


BANNER

Google検索窓