外国人の生活向上を会社の目標に!! 

  • 2014年November25日(Tue) 07:39 JST
特集

外国人の生活向上を会社の目標に!!

㈱グローバルトラストネットワークス後藤裕幸社長インタビュー

ここ数年で外国人の人たちの住宅事情は大幅に改善されたといわれているが、9年前より大きな問題であった、保証人問題の解決に取り組んできた株式会社グローバル・トラスト・ネットワークス(GTN)の存在はきわめて大きい。

GTNは、試行錯誤を繰り返しながら、根気よく外国人に特化した家賃保証事業を広げており、今では業界のリーデイングカンパニーだ。一見、地味なこの事業だが、日本社会の国際化にとってきわめて重要な役割を果たしている。そのGTNが今回、常識を覆す画期的な人材紹介・携帯電話サービスをスタートした。その事業の背景にある想いをGTN社後藤社長にお聞きした。

Q GTNの人材・携帯電話事業は、既存の事業とどのように違うのですか?

A (後藤氏)私たちは、人材紹介・携帯電話事業に利益のみを求めて参入した分けではありません。この事業に至ったのは、日本の生活にまだ慣れていない留学生や外国人の人たちの生活状況を向上したいという想いが背景にあります。

たとえば、人材に関して言えば、外国人のための人材サービスを提供する会社は、たくさん存在しますが、ほとんどが、語学や専門技術などの能力に長けた優秀な人材へのサービスですが、私たちが相手にしているのは、主に、自分でアルバイトも探せないような日本語にまだ不安がある人たちです。留学生の多くは希望を持って日本にやってきますが、日本語が十分に出来ない状態でも、生活のためにアルバイトをしなければなりません。しかし、彼らにはそのアルバイト探しが容易ではありません。収入がなければ、学費も家賃も払えなくなり、たちまち生活の基盤を失います。


私たちは、彼らにとっての『セイフティーネット』になりたいと真剣に考えています。幸い、家賃保証の事業を確立できたので、それをベースに相乗効果のある新たな事業なら、大きな利益を求めなくても、何とかサービスが提供できる環境が整ってきました。しかし、いくら安価なサービスでも、他との差別化を図るために、問題がなくても、派遣先や派遣している学生には密に連絡をとるようにしています。そして、少しでも問題があれば、大きくなる前に個別に対応して解決していますので、どんどん口コミでサービスが広がっています。

 
また、携帯電話事業では、業界の常識であった、2年の固定契約を改め、いつでも解約できるようにしました。なぜなら、2年たたないうちに帰国する人もたくさんいますし、たとえ、2年以上いても、今の契約では帰国時に必ず違約金を払うことになります。

ましてや、外国語で契約時のサービスを受けられる会社もほとんどありません。料金も、データ通信も無制限で、3000円以下ですので、大学や日本語学校でもどんどん口コミで広がっています。このサービスは外国人限定ですが、家賃保証のさまざまな知識や経験が当社にはあるのでこの低価格が実現できました。

Q2 外国人の人たちにとって、『あったらいいな』をことごとく、事業化していますが、将来の目標は何ですか?

A (後藤氏)2020年までに留学生を30万人にする計画が内閣府にありますが、今のままでは実現するのはかなり難しいと思います。日本でしか使用されない日本語の国により多くの留学生に来てもらうには、留学先として人気の欧米にないものを留学生に提供することが必要だと思います。その第一歩として、私たちは、彼らが安心して留学生活が送れるように、家賃保証、安価な携帯電話、日本語が苦手でも相談できる人材サービスを提供しています。


今後とも、彼らのニーズに真摯に向かい合い、要望の高いものは、利益が少なくても事業化して、彼らの生活向上に貢献したいです。
仕事に関しては、欧米では、外国人でも優秀であれば、大きなチャンスをつかめるイメージはありますが、日本では、大金持ちにはならなくても、日本の社会に溶け込み、敬語も取得し、日本人の考え方を理解すれば、日本企業に就職することは、そんなに難しいことではないと思います。そして、将来は、日本で働いて身につけた技術や経験を生かして母国で活躍することも可能だと思います。それこそ、新しい形の『JAPANESE DREAM』ではないでしょうか?
  

創業時から、将来の日本の姿を見通して、事業を進めてきた後藤社長。学生企業家としてスタートしたが、GTNでさまざまな国籍の人たちが、自分の個性を生かしながら、素晴らしいチームワークで働く組織を作り上げた。50名ほどの従業員の7割近くがさまざまな国籍の外国人であり、管理職にも女性も外国人もいる。この個性を生かした理想的なダイバーシティー経営に大学の研究者も研究対象として頻繁に訪れているという。この小さなグローバル企業が、『日本社会の国際化』のひとつの見本になることは間違いないであろう。

 

後藤裕幸氏プロフィール
2000年 中央大学法学部在学中に起業し、オンラインゲーム、ファッションサイトを開設。
2003年 有限会社ミューゲートを設立し、代表取締役に就任。2004年に退任。
2004年 株式会社ミューを設立し、代表取締役に就任。2006年に退任。
2006年 株式会社グローバルトラストネットワークスを設立し、代表取締役に就任(現任)。

㈱グローバルトラストネットワークス公式サイト http://www.gtn.co.jp/

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