高校生ボランテイアガイドが英語で外国人観光客をサポート!!

  • 2017年May11日(Thu) 21:48 JST
みんなの生活

高校生ボランテイアガイドが英語で外国人観光客をサポート!!

 


最近、明治神宮や京都の八坂神社などで、'FREE GUIDE’のボードを持って、外国人観光客の観光案内をする高校生の団体が話題になっている。2020年の東京オリンピックをいよいよ3年後に迎え、語学のできるボランテイアの活躍が注目を浴びている。

その高校生のボランテイア団体、PIPS JAPANの創設者であり、現在は、早稲田大学2年生の冨田夏美さんに設立の経緯やこれからの展望についてお話を聞いた。

幼いときから語学に興味はあった?


 7歳の時に家族旅行でパリに行ったが、その時にとてもフランス語に興味を持ち、両親に頼んで、フランス語の家庭教師をつけてもらった、それ以来、外国語でコミュニケーションをすることに興味を持った。


しかし、私立の女子中高一貫校に進学した私が、学校になじめず悩んでいたところ、語学が好きな私に両親が、中学3年の夏休みにアメリカへの2週間の短期留学の機会を与えてくれた。


そこで、自分より幼い外国人の子供が流暢な英語を話すのに衝撃を受け、また、英語が出来ると世界中の人たちと話せる可能性に感激し、英語が話せるようになりたいと本気で思うようになった。


日本に帰ってからは、一日中英語に触れる生活をしようと、英語の音楽やラジオを聴いたり、近くの英会話喫茶で留学生から生の英語を教わったりしながら、6ヶ月で一般的な会話は、フランス語でも英語でも十分に出来るようになった。

PIPS JAPANの活動を始めたきっかけは?


ある程度、英会話にも自信がついてきたので、SNSで、外国語で観光案内をする仲間を募ろうと始まったのが、PIPS JAPANの活動のはじまりだ。


3人で始めた活動だが、2人は、一学年年上で、団体の活動を本格的なものにしようという段階になった時にはひとりになっていたので、両親の力も借りながら、安全に配慮した活動規約を作ったり、入会の際は、両親の同意もえること、学業に妨げにならないことなど、ガイドラインを明確にした。


また、新しく入会希望をする人は基本的には、既存の会員の紹介とし、また動画での自己紹介の提出を義務付け、本当にやる気のある人だけが入会するような仕組みを作った。しかし、入会時での英語力は問わない。もちろん、帰国子女の生徒も多いが、大多数は、海外生活もしたこともない、普通の生徒だ。私自身も海外生活の経験は無いが、やる気があれば、努力次第で十分カバーできると思っている。


NHKや民法のニュース、全国紙などでも、私たちの活動が取り上げられたこともあり、4年経った今でも、20名近くの生徒が毎月参加希望のメールを送ってくる。
また、PIPS JAPANは、創設メンバーの一人が関西出身ということもあり、大阪や京都でも独自に活動をしている。

 


この活動をやっていて一番、うれしかったことは?


以前に案内したゲストの方の紹介で、私たちにガイドの依頼が来た時はとても嬉しい。また、SNSでも繋がったりしているので、時々やり取りをすることもあり、ガイド活動をしながら、世界中に知り合いを作ることが出来るのは大きなやりがいだ。

また、今の高校生は、家、学校、学習塾の往復で、心の余裕がなくなっているように思うので、その生徒たちにも、人に役立ち、ゲストの人たちにも喜んでもらえるこの活動はいい影響があると思う。

以前に、不登校の生徒が入会してきたことがあったが、その生徒は、PIPS JAPANの活動に自分の求めていたやりがいを見出して、結果的には、全ての授業が英語で行われる国際教養大学に進学した。また、その生徒の影響を受けて英検1級に合格する高校生が出るなど、PIPS JAPANの活動が、高校生の人生にいい影響を与えているのを見るのはとても嬉しいことだ。


これからの活動について


様々なマスコミにもと取り上げられ、多くの企業などからの経済的支援の申し出も頂いたが、私はPIPS JAPANはあくまでも、高校生が安全を担保された状態で、自分たちが考えて活動できる任意のボランテイア団体として今のまま見守って行きたい。

活動の規模を大きくするというよりも、PIPS(種)JAPANで活動を経験した人たちが、その経験を踏み台にして、活躍してくれればいいと思う。もちろん、2020年の東京オリンピックの通訳ボランテイアとして活動するのもいいと思うし、私も代表として、大学を卒業するまでは彼らを影から見守っていきたい。

インタビューの間も、この活動を続けられてきたのも、両親や協力者、仲間のおかげと感謝の気持ちを何度も口にしていた冨田さん。中学時代のいじめや理不尽な退学処分、病気で留学をあきらめた苦い経験などもあったが、それを乗り越えてきた自信が彼女を支えているようだった。


国際結婚が大都市では10組に1組となり、外国にルーツを持つ高校生も急増している、PIPS JAPANの活動は彼らにも大きな希望を与え、またOBOGの人たちのネットワークで、東京、関西以外のエリアでも広がっていく予感を感じた。

PIPS JAPAN 公式HP  http://pipsjapan.com/

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