必読の本 紹介
入管戦記 著者(坂中英徳氏)
第4回パピルス賞〈人文・社会部門科学書部門〉受賞
『入管戦記』
坂中英徳氏 プロフィール:
1945年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科修士課程終了。
1970年法務省に入省
入国管理局入国在留課長、名古屋入国管理局長、 東京入国管理局長などを歴任
2005年3月退官、現在、外国人政策研究所所長、脱北帰国者支援機構代表
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反骨の官僚「ミスター入管」が、自らの体験を率直に語る。国境に臨む「門戸」に立つと見えてくる、この国の珍事件、怪事件、難事件の真相。そして、入管から見えた日本の真実と未来とは…。
1971年の春、25歳の私の目の前に、ひとりの少年が立っていた。少年は、14歳の誕生日を迎えたばかりだった。私のところにくる前日の夜、突然、両親から、「おまえは日本人ではない」と告げられ、「在留」の手続きのため大阪入国管理事務所を訪ねてきたのである。――私は行政官として、私の前に立った14歳の少年のために何ができるのか、そのことだけを考え、政策を展開し、その実現に努めてきたように思う。――<本文より>
この本を読むと本当に著者が25歳に時に経験した気持ちをどんな状況においても一途に貫いてきたことが分かる。在日外国人を取り囲む環境について書かれた本だが、日本人が外国人の人たちとどのように付き合っていくかを考えるヒントとなる必読の1冊だ。
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