2025/11/15 21:37
オスフェス恒例の大人気『民族衣装の試着コーナー』
ミャンマーのフェイスペインティングも体験できる
11月15日、大阪城野外音楽堂に明るい歌声と拍手が響く。秋の青空の下、「ホツマインターナショナル日本語学校」が主催する恒例行事「ホツフェス」が今年も賑やかに開催された。
K-POP ダンスを踊る学生のショート動画⇩
https://youtube.com/shorts/
ステージでは学生たちが日頃の練習の成果を発表し、笑顔と感動があふれていた。今年は、より多くの一般の人たちにも、彼らの姿を見てもらおうと、多くの観光客でにぎわう、大阪城公園内の音楽堂で行われた。
来日して間もない、日本語学校で学ぶ留学生が、日本語で歌ったり、自分の国の文化をダンスやファッションショーの形で楽しんで表現している様子はとても好感のもてるものだ。
その中で、舞台を盛り上げていた3人の留学生に話を聞いた。
ノランタさん(インドネシア出身・写真中央)は、この大きな舞台でもとても落ち着いていて、しっかりとした日本語で司会をしていた。現在は、介護関連企業でアルバイトをしているが、将来も介護の仕事に就く予定だ。日本語を学びながらアルバイトとして実習も経験し、仕事にも自信がついてきたようだった。
ファッションショーのモデルとして参加したブミカさん(ネパール出身)、ダンスを披露したソリナさん(ネパール出身)は進学を目指し、毎日受験勉強に励んでいる。2人とも、自国の衣装を身に着け、舞台に立てることをとても楽しんでいる様だった。
3人とも、まだ来日1年余りだが、このような大きな舞台で、堂々と自分を表現していた。また、クラスメートも彼女の達の活躍を客席から盛り上げていた。
普段は、日本語学校の授業とアルバイトで忙しい生活を送っているが、このように、学校が彼らのための自分自身を表現する場を提供していることは、素晴らしいことだ。
また、観客席は、たまたま、大阪城に来た観光客や後輩を応援しようと駆け付けた先輩学生の姿も見られた。
飲食店、コンビニ、工場、介護施設などでアルバイトとして働く留学生を見かけることも、都市部では珍しいことではなくなったが、彼女たちの文化を知る機会が多いわけではない。
その意味でも、このようなイベントはとっても貴重なものだと思う。
彼女たちにも時間のない中、舞台のために練習を重ねて迎える本番の舞台はとっても充実したものになっていたようだ。
来年11月に行う予定の14回目国際紅白歌合戦では、歌やダンスだけでなく、各国の民族衣装で留学生たちが自分の文化を表現できる『留学生ファッションショー』も企画しているが、多くの留学生に参加してほしいと思う。
ーー舞台袖を覗からの風景ーー
歌の出番を待つ、スリランカの男性ー日本語でも歌えるとのことで、来年の国際紅白歌合戦にも挑戦すると話してくれた。
司会者の3人組ーとっても元気な、クラスのリーダー的存在
スリランカの特別なお祭り際の民族衣装を着る男性