万博の舞台から未来の人事リーダーへ
大阪・関西万博という輝かしい舞台で開催された「第13回国際紅白歌合戦」。そのステージで、ひときわ華やかな存在感を放っていたのが、ミャンマー出身の留学生、Kokoさん(後列左から3番目)。彼女が果たした役割と、現在に至るまでの活躍をお届けします。
万博のステージを彩った多才な表現力
Kokoさんは、この記念すべき大会において、アシスタントMCと留学生ファッションショーのモデルという、二つの大きな役割をこなしました。 MCとしては、得意の日本語と英語を駆使し、プロの司会者たちと並んでイベントを進行しました。当初は「世界中に配信される」という万博の規模感に緊張したといいますが、ベテラン司会者のサポートのおかげで、持ち前の明るさと度胸で後半はリラックスしてステージを楽しみ、イベントに華を添えました。
また、ファッションショーではミャンマー代表のモデルとして登場。美しい民族衣装を身に纏い、堂々とランウェイを歩く姿は、多くの観客を魅了しました。彼女の活躍は、同じ立場の留学生たちにとって「自分たちにもこんな可能性があるんだ」と気づかせる、大きな励ましとなりました。
「箔(はく)がついた」経験を糧に、人事のプロへ
Kokoさんの活躍は、万博の「第13回国際紅白歌合戦」のステージだけに留まりません。その高い表現力と語学力が評価され、大阪観光局の関係者からスカウトを受け、万博内の他のイベントでも英語ナレーションを担当するという貴重な機会も得ました。
そして、現在は、飲食業界を中心に多角経営を行う企業の人事部で、正社員として手腕を振るっています。ミャンマーやベトナムからのスタッフの面接や生活サポート、さらにはオンラインアカデミーの講師(先生)としての役割も担っています。 万博での司会やモデル、そして数々のボランティア経験は、彼女の経歴に大きな「箔(はく)=クレジット」をつけました。今の職場でも「万博でこんなことを経験した人」として信頼を得ており、人を見る目やコミュニケーション能力を養う上で、学生時代の活動が非常に役立っていると語ります。
ボランティアは「一生ものの宝物」:後輩留学生へのメッセージ
Kokoさんは、後輩たちに向けて「ボランティアや社会活動は、決して時間の無駄ではない」と断言します。 ミャンマーの文化には、見返りを求めず心から協力するボランティア精神が根付いていますが、日本での経験を通じて彼女は「お金を払ってもできないような素晴らしい経験と、将来に繋がるチャンスが得られる」を実感しました。
「学生時代に勇気を出して一歩踏み出し、ボランティアに参加したからこそ、万博での回国際紅白歌合戦という夢のような舞台に立てました。皆さんも、もし機会があれば迷わず挑戦してほしいです。」
Kokoさんの歩みは、勉強やアルバイトに忙しい留学生にとって、新たな可能性を切り拓くための指針となることでしょう。彼女はこれからも、その笑顔と行動力で、日本とミャンマー、そして世界を繋ぐ架け橋として輝き続けます