(2025年の大阪関西万博の国際紅白歌合戦のステージでは、海外の観客にも大好評だった京都学生祭典)
「学生のまち」京都で、毎年10月に10万人もの来場者を魅了する京都学生祭典。その運営の核となり、オリジナル創作おどり「京炎 そでふれ!」の普及に情熱を注いできたのが、昨年は委員長、そして今年も実行委員として4年目を迎えた峯田さんです。彼女へのインタビューから見えてきた、祭典と「そでふれ」の奥深い魅力をご紹介します。
京都学生祭典は、人口の約1割を学生が占める京都ならではの、「学生プロデュース」のお祭りです。平安神宮前や岡崎プロムナードという京都を象徴する舞台を、学生たちが一手に担って盛り上げます。 峯田さんがこの世界に飛び込んだのは、新入生の頃に手にした一枚のチラシがきっかけでした。高校時代の生徒会活動で培ったイベント運営への興味から始まった挑戦は、いつしか彼女の大学生活そのものとなりました。通常の実行委員は3年次で引退することが多い中、彼女は「まだできることがある」という強い想いで4年目も活動を続けています。
国境を越えて広がる交流の輪
この祭典の大きな魅力は、地域や大学の枠を超え、留学生とも深く関われる点にあります。日本の伝統文化を肌で感じてもらうために、本祭での「京炎みこし」の担ぎ手を留学生から募集したり、年に数回の「留学生交流会」を実施したりと、国際交流の場が数多く用意されています。かつてベトナムのフエ市を訪れ「そでふれ」を披露したように、今やその熱気は世界へと広がっています。
「踊りが苦手」でも輝ける多彩なステージ
「おどりは苦手だから……」と躊躇する必要はありません。実は、かつての峯田さん自身も「絶対に踊りたくない」と考えていた一人でした。しかし、祭典には踊り手を支えるマネージャーやステージ企画、広報など、表舞台を支える重要な役割が数多く存在します。また、おどりに挑戦したい人には、一から丁寧にレクチャーする「出前教室」や練習会があり、初心者でも安心して飛び込める環境が整っています。さらには、ノンジャンルで誰でも出演可能な「全国おどりコンテスト」もあり、多様な個性が主役になれるのがこの祭典の素晴らしさです。
「今日が一番京都好き」になる瞬間を分かち合う
今年度のテーマ「今日が一番京都好き」には、歴史や文化、学生の力といった京都の多面的な魅力を再発見し、未来へ繋げたいという願いが込められています。5年ぶりの完全開催となった本祭のフィナーレで、出演者と観客、実行委員が一体となって銀テープが舞ったあの光景は、峯田さんにとって一生の宝物です。
「やった分だけ、楽しさも悔しさもすべてが自分の糧になる」と彼女は語ります。京都の大学生も、世界中から来た留学生も、おどりが好きな人も、これから挑戦する人も。新しい自分と出会えるこの場所で、一緒に楽しみましょう!