国際紅白歌合戦選考会inロスアンゼルス とLittle Tokyo

(出演者、ボランテイア、協力団体の皆様)

国際紅白歌合戦選考会 in ロサンゼルスが、2026年8月29日、ロサンゼルスのリトル東京にあるアラタニシアター前で、リトル東京・ファーマーズマーケット、日本歌手協会ロサンゼルス友の会、FUJISCHOOL の協力のもと開催された。
本選考会は1月から7月まで毎月オープンマイク形式で実施され、その中で選出された4名が、日本での本選出場権をかけて、入念に練習した日本語の楽曲を披露した。

審査員として、このイベントにかける参加者の想いを事前に ZOOM 打ち合わせで伺っていたため、最終的に 1 名を選ばなければならなかったことは、本当に厳しいことだった。

参加者には、幼少の頃からアニメに励まされ、日本語の歌を歌うようになった人、最近アメリカでも人気となっている日本のシティポップが好きで、仕事でストレスを感じた時には日本語の曲が歌えるカラオケ店で「ひとりカラオケ」を楽しむ人、日本人の彼女に手伝ってもらいながら日本語を学び、日本語の歌詞を自分で作詞している人など、さまざまな背景を持つ人々がいた。

日本語学校で出会った人々の中には、以前沖縄の米軍基地に住んだ経験があり、多くの日本人と触れ合って良い印象を持ったため日本語を学んでいる男性や、大学時代に日本でホームステイした際のホストマザーともっと日本語で話したいと思い、日本語を学んでいる女性など、アメリカの人たちの日本体験が日本語学習のきっかけになっている事例が多く、非常に印象的だった。

アメリカ国内では、公的な日本語の授業は減っているものの、世界的に起こっている「日本ブーム」により、民間の日本語講座やオンライン授業、アプリを利用した自主学習への関心は高まっている。

日本語は、スペイン語や中国語のように実用的な言語ではなく、世界で話されている人口は少ないものの、アニメやマンガを含めた「日本文化」、あるいは「日本人」「日本」を好きになる人が大幅に増加していることが、その大きな要因であろう。ロサンゼルスの日本語学校や今回の歌合戦の選考会などで多くのアメリカの人々と触れ合ううちに、そのことを強く実感することができた。

最終的に、自作の作詞・作曲によるオリジナル楽曲を披露した Markus Kley(マーカス・クレイ)さんが、ロサンゼルス代表として大阪で開催される本選に出場することが決まった。

マーカスさんは、サンパウロからの出演者と同様に、大阪市内に 1 週間ほど滞在する予定である。滞在中は、ボランティアや関係者との交流を図るほか、学生通訳ボランティアのメンバーに案内してもらいながら大阪市内を観光するプログラムが組まれている。

Little Tokyo には、アニメのキャラクターグッズを売る店、日本式のゲームセンター、日本の本屋などがあり、アメリカの人たちが気軽に日本のサブカルチャーに触れることができる場所となっている。一方で、日本人にとっては、アメリカという国でさまざまな経験を経て生き抜いてきた日系人たちのたくましさに触れることができる街でもある。

このように、Little Tokyo は日系人の歴史が根付く一方で、アメリカの人たちにとっては「アメリカの中の秋葉原」のような存在にもなっており、世代や国籍を超えた新しい魅力を持つ街となっている。

歌合戦の選考会でも、純粋に日本を好きなアメリカの人たちが日本語の歌を披露する姿に、シニア世代の日系人の方々が暖かい視線を送っていたことは、主催者としてとてもありがたいことだった。

主催者としての最初のあいさつで、私自身が述べたように、「国際紅白歌合戦は、優劣を競うコンテストではなく、外国語で歌うという困難を乗り越え、舞台に立っている人たちへの賛辞を捧げる祭典(フェスティバル)である」。このように、「アニメやサブカルチャーなどの日本文化を好きなアメリカの人たち」と「幅広い層の日系人たち」との、世代や人種を超えた交流の場として、Little Tokyo に根付いたイベントになることが、私たちの目標である。

奇しくも、8月には、Little Tokyo で、日系人の人たちがとっても大切にしている、『NISEI WEEK[*1] 』という1934年8月に始まった毎年開催される、日系アメリカ人の文化・歴史・伝統を祝う伝統的なお祭りがある。私も最終日の8月23日『盆踊り』のパレードに日本語学校、FUJISCHOOLの学生さんや先生たちと参加した。

(FUJISCHOOL の先生と学生さんと共に)

沖縄、北海道、東北の踊りに加えて、シティーPOPや、マイケルジャクソンの歌に合わせて『BONODORI』をアメリカ人の参加者も楽しんでいた。

来年の8月も、このLittle Tokyoに、国際紅白歌合戦の選考会やNISEIWEEK,[*2] に来るのが楽しみだ。(グローバルコミュニティー主宰・国際紅白歌合戦実行委員会代表・宮崎計実)

 

 

 

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ようこそ Japan! - 国際紅白歌合戦選考会inロスアンゼルス とLittle Tokyo
https://www.yokosojapan.net/article.php/20260829LosAngeles_event_ja

[*1] https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E4%B8%96%E9%80%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%A5%AD
[*2] https://niseiweek.org/festival-booklets/