留学中のオランダの大学で学ぶうち、日本の良さを海外に発信したいと思い、有名漆器メーカーで商品開発のインターンに挑戦。地域若者チャレンジ大賞で入賞した西岡さん。
得意の英語を生かして、海外であまり知られていない日本の文化を発信する仕事がしたい。しかし、デザインの興味にあってもまったくの素人が商品開発をすることは大変なことだった。何度、デザイン案を出しても全く評価されない。そんな時に漆器のオルゴールを見て、西岡さんはその伝統的な美しさと優しい音色のとりこになった。しかし、最近は、安価な外国製に押されて、いいものでも値段が高ければ評価されない。多くの作品がほこりをかぶっていた。ところが、そんな状況にもめげず一心不乱に作品作りに励む職人、佐藤さんのプロ魂に感動。このハリウッドの映画の世界でも評価されるオルゴールのすばらしさを何とか人に伝えなければと西岡さんの苦闘が始まる。最初は相手にされなかったが、毎日根気強く作業場に顔を出す西岡さんにベテラン職人の佐藤さんも心を開く。いっしょにいい作品を作ろうと頑張った。そうして卵型のオルゴールが出来て、初めて商品化された。本当にうれしかった。何度もくじけそうになったが、私にこのようなチャンスを与えていただいている周りの人たちのためにも頑張った。若者に勇気を与えるインターンの仕組みをもっと活用する企業が増えることを願っている。
今は山田平安堂インターナショナルに入社して、フロアマネージャーとして働く西岡さん。短期間で成果を出せたのも、いい作品を世界に紹介したいという純粋な気持ちで昼夜を問わず頑張った姿に、周りの人たちが共感して協力してくれた結果なのであろう。