二つ以上の祖国を持とう!! アジアエンパワーメント特集

  • 2010年November30日(Tue) 08:16 JST
特集

 

 

二つ以上の祖国を持とう!!



多様で多彩なメッセージを発信した、

第1回アジア・エンパワーメント・フォーラム

「フォーラム」と言っても、官製のそれとはちょっと趣きが違う。学者が研究成果を発表する場のような堅い雰囲気もない。東京・港区のホテル・アジア会館で11月7日に開かれた「アジア・エンパワーメント・フォーラム」。運営の主体は学生だ。そこには「アジア」をキーワードに、多文化共生社会があり、医療・住宅、コミュニティー、芸術、起業、ボランティア、国際結婚、「愛」と「感動」など、多様で多彩な「エンパワー」があった。(多文化情報誌イミグランツ編集長・石原進)

知り合いの宮崎計実さんから事前にA4用紙2枚のフォーラムのプログラムをもらった。宮崎さんは「グローバルコミュニティ」という多言語の国際交流新聞を発刊している。フォーラムの企画に携わった一人だ。その宮崎さんから2日前に、手違いがあって会場が本郷の東大工学部から青山のアジア会館に急きょ、変更になったというメールがきた。直前になって会場変更とは……。若干の不安を抱いて会場に足を運んだ。

フォーラムを主催したのは、国際的な活動をする団体や有志による実行委員会。運営は主に東アジア学生フォーラムLEAFの女子大生が担当した。初めてのフォーラムだけに、スムーズな運営とは言えなかったよう。場馴れしていないせいか、司会の語り口もややたどたどしい。机に置かれた資料類の中に、正式なプログラムも入っていなかった。しかし、そうしたことを差し引いても余りある、心に残るメッセージがいくつかあった。



オープニングは武楽(舞楽ではない)、琴演奏、中国朝鮮族の女性歌手の歌。この趣向は、まずは参加者の目と耳を引きつけ、その場の空気を「フォーラム」になじませるのが狙いか。続いて実行委員会を代表してLEAFの和田朋子さんが「アジアの未来に対して何かをしたいという人が集まって、第一回のファーラムを開けることに感謝したい」。と述べた
あと、アジア大使を代表して、ヌール・ムハマド・ジャドマニ・パキスタン大使が初のフォーラム開催を祝福した。



   
フォーラム本番は、セクションAの「多文化共生 健康・住宅」からスタート。セクションは、「G」まであり、タイトなスケジュールの中で分科会のような催しが7つも続いたのだ。「A」ではインドネシアから日本に来ている看護師・介護福祉士候補者を支援する「ガルーダサポーターズ」、外国人・留学生の住宅の世話をしている日本賃貸住宅管理協会、東京都板橋区の高島平団地に留学生を住まわせ、日本人の入居者と交流を深める取り組みをしている大東文化大学の各代表がそれぞれの取り組みをプレゼンテーションした。いずれも、人口減少が続く日本社会にとって、正面から向かい合わねばならない重要な課題だ。
   


「インドコーヒー」を販売している在日インド人(WHCreation社 ピヤラオーク氏)の苦労話も興味深かった。インドカレーなら誰でもしっているが、インドがコーヒーの産地だと知っている日本人はほとんどいないからだ。在日中国人(㈱世代継承活学社 蔡龍日氏)が自国の留学生を日本でサポートする事業もユニークだ。入学から卒業・就職まで支援するという。政府の「留学生30万人計画」の応援団でもある。


会場の女子大生たちの関心を集めたのは「多文化コミュニケーション」に関するセクションで登場した多文化家庭支援センター事務局長のエインズワース千明さん。多文化家庭とは国際結婚の家庭のこと。エインズワースさんは日本人だが、夫は米国人。エインズワースさんは、新宿区では10組に1組が国際結婚だと指摘し、「国際結婚は増えているが、実際の生活では意思疎通が難しく離婚も多い」など苦労話を披露した。



このセクションで会場を沸かせたもう一人のプレゼンターは早稲田大学のカワン・スタント教授。インドネシア出身で工学、医学、薬学、教育学の4つの博士号を持つスーパー教授だが、その真髄は「学生にやる気を起こさせる」ことだ。教え子の女子大生も連れて来て具体的な授業の実践例を紹介し、熱い語りで会場に「やる気」を振りまいた。

     
“スタント効果”が出たためか、その後の議論はボルテージが高まった。特にアジアとの交流を進める東アジア学生フォーラムや筑波大などの学生団体、通訳ガイド、国際医療学生団体などから次々とその取り組みが披露された。それぞれに強い意志を持って積極的に実践しているようで、「最近の若者は元気がない」などと言う大人たちに聞かせてやりたいような内容だった。



津軽三味線の演奏とシンガーソングライターの歌声でフォーラムの幕を閉じたのは予定より約1時間半遅れの午後8時少し前。例えて言うなら、多文化がいっぱい詰まった温かなごった煮のようなイベントだった。


フォーラムの仕掛け人の1人で、日本を元気にしようという人たちが集う山元学校学長の山元雅信さんは「今回は第1回目だが、毎年、できれば4カ月に1回ぐらいフォーラムを開きたい」と言葉を弾ませていた。


二つ以上の祖国を持てるように、
日本に住む色々な国の留学生や外国人の人たちと友達になろう



多文化情報誌『イミグランツ』

グローバルコミュニティーでは、今回、多文化共生に詳しい元毎日新聞論説副委員長の石原進氏にアジア・エンパワーメントフォーラムの総括の記事を書いていただきました。石原氏は、記者当時から日本における外国人問題に深い関心をもち、「多文化共生社会・日本」 の実現をはかるべく多文化情報誌『イミグランツ』を創刊されています。第一線のジャーナリストとして活躍された深い見識と、毎日新聞政治部副部長時代に培った豊富な人脈を活用し、海外有識者ネットワーク日本事務局長を努めながら、『日本社会の内なる国際化』の啓蒙活動を『イミグランツ』を通して地道に続けておられます。
『イミグランツ』は、以下の公式サイトよりお求めいただけます。

http://www.imin.co.jp/immigrants/

大使からのお祝いの言葉

ヌール・ムハマド・ジャドマニ・パキスタン大使


この様な記念すべき会合の1回目にお話しをさせていただき大変光栄に思います。日本の学生さんたちが中心になって運営をしていると聞いていましたが本当に素晴らしいことです。さて、パキスタンには多くの日本企業が進出していますが技術の移転や資金の提供などでもいい関係を維持しています。今後ともどんどんパキスタンや他のアジアの国々にも多くの日本人の人達が関心を持って訪れてくれることを願っております

実業界よりの応援メッセージ

『自分の国に誇りを持とう。』



『0』    から事業を起こし、今では2万室を超える
部屋数を所有するホテルオーナー

アパグループ元谷代表

事業家の先輩として少し話して欲しいと山元学校の山元先生よりお願いがありましたので、来させて頂きました。どんな事業であっても時代を読んで先手を売っていく事が大切だと思います。また『アップタウン』という情報誌を発行してその縁も世界各国を尋ねる機会もありましたが、皆さん自分の国の文化にとても誇りを持っていますね。
日本にも世界に誇れる素晴らしいものがあると思います。もっと日本人は、自国の事を
真剣に学び誇りを持つ必要があるのではないでしょうか。


アジアの環境問題を『創生水』で解決する


創生ワールド株式会社社長補佐・諸山様


世界の子供たちの健康と安全な生活の為に創生水を
提供することを通じて貢献したい。

世界中で多くの子供達が安全な水が飲めないために命を落としています。
私達は、世界中の子供達が安心して飲める水を提供することを使命に
事業をしています。私もよく出張で中国や韓国に行きますが、私達を暖かく迎えてくれる友人が大勢おります。世界の環境の問題にアジアの人たちが一致団結して協力関係を築くことが今後より一層大切になると感じています。



 

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