中国朝鮮族のためのコミュニティーサイト

  • 2008年May22日(Thu) 15:41 JST
国際人
-中国朝鮮族のためのコミュニティーサイトの仕掛け人- 

会員数約65000名の朝鮮族にはなくてはならないコミュニティーサイトを運営している
株式会社ASICの金正男氏にお話をお聞きしました。
どうして日本に来ようと思いましたか?


大学卒業後、韓国の建設会社に就職して2年間アフリカで仕事をして
その後、中国に一旦もどり仕事の多い中国の大都市に行くか、日本に行くか
迷ったのですが、日本語は中学時代より勉強していたし、その頃は朝鮮族の間では日本に留学に行くことがブームになっていましたので、私も日本に来ることに決めました。
最初の1年間は日本語学校で勉強をして、日本語検定の1級を取り、大学の経営情報学科に入学しました。元々IT関連に興味があったので、就職もIT関連の会社を選びました。
大学が群馬県の高崎にあったので勉強とアルバイトの両立は本当に大変でしたね。

Shimto(憩いの場)というサイトをはじめたのはいつ頃ですか?


大学に通っている時に趣味で掲示板付のホームページを作ったのがきっかけです。
その当時まわりの留学生たちはアルバイトと勉強が本当に忙しく、あまり仲間で集まることが出来ない状況でしたので、口コミでどんどん広がっていきました。
今では日本や中国だけではなく、アメリカやヨーロッパに住んでいる会員も利用しています。掲示板も韓国語だけではなく、日本語、中国語、英語でも書き込みが増えています。
朝鮮族関連のサイトとしてのアクセスはTOPクラスです。

学校とアルバイトの合間にサイトの運営はどうしたのですか?


その頃は、毎朝、6時に起きて7時の電車で高崎まで通学して、9時から3時まで
授業を受けて、それから東京に帰って6時からバイトに入って家に帰るのが毎日11時ごろ。
それからShimtoの更新を3時位までがんばるという生活を毎日続けました。
どんどんコミュニティーが大きくなるのでそれが励みになりがんばることが出来ました。
しかし、会員数が増えるとサーバーの問題があったりしましたが、応援してくれる人たちが助けてくれました。

今は会社を起こして、Shimtoを運営しておられますが、これからやって行きたいことは何ですが?


今のShimtoの会員は中国に帰って広東省で仕事をしている人も多くいますので
Shimtoの広東省版を作りたいですね。延辺(中国朝鮮族)やアメリカやドイツにいる人たちもたくさんいますのでその人たちのためのShimtoを作ることも考えています。
言語は朝鮮語を基本にしていますが、日本語や中国語、英語でも掲示板を運用していますので、日本人や韓国人の皆さんも一度覗いてみてください。

あと、去年の11月にNTTコミュニケーション社にもスポンサーしてもらって
朝鮮族歌合戦を開催しました。朝鮮族のイベントとしては日本で最大のもので有名な歌手も中国から招待して、中国のテレビでも取り上げられました。日本人や韓国人の参加者も含めて約800人が集まったんですよ。また会員は若い人たちが多いので冬はスキー、夏は海水浴などのイベントを企画して同じ故郷の人たちが集まれる機会を提供しています。
ネットを通じてのコミュニケーションだけではなく、実際に会って話したり、楽しい時間を共有できるようなお手伝いももっとしていきたいですね。


最後に、今日本でがんばっている留学生に応援メッセージをお願い致します。


アルバイトと勉強の両立も大変だと思いますが、勉強が一番なので
それを忘れないように!!あと、就職に関しても面接も30社くらいは受けるつもりで
がんばってください。もっと積極的に自分の夢をつかむために努力しましょう!!


中国朝鮮族とは・・中国の少数民族のひとつ。人口は東北地区を中心に約200万人になり、朝鮮半島以外では最大級の朝鮮民族コミュニティーといえる。吉林省南部の延辺朝鮮族自治州(首府延吉市)に約80万人が集中して住んでおり、延吉市には、中国語と朝鮮語で教育する延辺大学も設置されている。韓国語、中国語の両方の言葉を話せる人たちが多く、韓国、及び日本においても活躍している人たちが多い。
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