若者やアジアの留学生にも開けた街にしていきたい 水谷区長インタビュー

  • 2012年11月28日(水) 12:13 JST
特集

 

若者やアジアの留学生にも開けた街にしていきたい

大阪市天王寺区27歳最年少区長の熱い思い

日本で最初に建てられた仏教寺院・四天王寺のある大阪市天王寺区。その公募区長として8月より活躍する水谷翔太区長にお話を聞いた。


水谷翔太氏  昭和59年(1984年)9月9日生、2009年 早稲田大学 政治経済学部 卒業。日本放送協会(NHK)に記者として入局(山口県に赴任)山口県防府市・集中豪雨被害,,東日本大震災・被災地取材(福島県南相馬市・宮城県気仙沼市)他、地方政治・行政の「課題」を徹底取材。日本と中国の病院間で行われる医療連携プロジェクト,魚脂の簡易測定方法の研究など,「新たな時代への挑戦」も積極的にリポート。

 

Q1:区長になろうと思ったきっかけは何ですか?

A1:小学校4年の時の社会の授業で、『どんな社会になったらいいと思うか 考えて見なさい』と問われ答えに詰まってしまったことをきっかけに、少しづつ自分の暮らす社会のことを考える様になりました。そして、高校の英語の授業で、『TIME』や『Newsweek』を原文で読んで、留学帰りの先生とディスカッションすることがあり、平和ボケしたままではいけないと世界に目を向けるようになりました。そのうち、世の中のことをもっと知りたいと思い、大学では、政治学を学びました。その頃から将来は政治に携わる仕事がしたいと思っていたので、卒業後は、まずNHKで記者として3年3ヶ月働きました。地域行政の現場を見て何度となく無力感を感じている矢先に、大阪の区長公募の話があったので、このチャンスを生かせば、今まで暖めていたアイデアや想いを実現出来るのではないかと応募しました。

Q2: 1400名以上の人が応募されたということですが、選ばれた理由は何だと思いますか?

A2:区政について自分で情報を取り寄せ、できる限り詳しく勉強しましたが、提出した資料でも、面接の話でも、出来るだけ具体的に自分が区長になったら何をするかを、時系列でまとめて整理したことが良かったのではないかと思います。もちろん、行政の経験が無いので的外れの提案もあったと思いますが、それはあまり意識せず、『行政を何とかしたい』という自分の気持ちをストレートに表現しました。やはり最終的には熱意が大切だと思います。

Q3:行政機関としては初の試みの『あなたの声をつなげ隊』(区役所の職員が区民を訪問し直接意見を聞く)や『区政戦略会議』(行政に区民が直接意見を提案できる)なども始められた様ですが、若者の反応はどうですか?

A3:20代30代の人たちや最近天王寺区に引っ越してきた人などからも直接意見を頂けるようになりましたね。私のような者でも行政のTOPとして、発信すれば、意見を出してくれる方々が多くいることは力強いです。今までの慣例にとらわれず、どんどん新しいことに挑戦して行きたいですね。今、歴史のある区民ホールと寺院の多い静かな街並みを使って、結婚式のプランを民間企業と企画しています。結婚式を通してもっと地元を好きになって欲しいと思いますね。他にもどんどん区民の方々に役に立つことをやっていきたいです。


Q4:天王寺区には、留学生が多く通う教育機関もありますが、彼らや日本人の若者にメッセージをお願いします。

A4:天王寺区は文教都市としての環境が整っています。その意味でもグローバル化は大きなキーワードですね。実は今、留学生のためのビジネスプランコンテストの開催を考えています。日本で起業するにはまだまだ、多くのハードルがあるようなので、行政としても出来る限り、そのような『やる気と能力』のある人たちを支援して街の発展にもつなげて行きたいです。お互いが本音をぶつけ合いながら、相手を理解しようという気持ちを失わなければ、きっといい形で大阪でも、天王寺区でも、留学生や外国人の人たちにも、住み良い夢のある社会を作って行くことが出来ると信じています。全国の皆さん、これから変わっていく『大阪』『天王寺区』にぜひ注目しておいてください。


『いじめ撲滅』の為の区長直通相談窓口の設置、小中学生の『企業インターンシップ』などの次世代に為の政策を次々と打ち出す水谷区長。来年の夏に大阪国際交流センターで行われる予定の3回目の『国際紅白歌合戦』にも喜んで協力頂けることになった。27歳の区長の元、地域から少しずつ、日本の国の形も変わっていく可能性を感じた。『四天王寺』がモデルとなり、仏教の教えや福祉の考え方が日本中に広がって行ったように、天王寺区からも『新しい行政のあり方』が日本全国はもちろん、世界に向けても発信されることを願っている。

四天王寺ってどんなところ?

 

四天王寺は、若干20歳で摂政になった聖徳太子が、国家の規範として仏教を広めようと建てた日本最初の仏教寺院。仏教の教育機関であると同時に、最先端の医療で老人や孤児などを救う医療・福祉施設でもあった。今日においても日本国家の礎を造った聖徳太子を忍び、春と秋の大祭には、100万人以上の参拝者が宗派を問わず訪れている。大阪には珍しくとても落ち着いた雰囲気で、多くの寺院が立ち並ぶ四天王寺界隈。大阪に行ったらぜひ尋ねてほしい場所のひとつだ。
交通)JR・地下鉄天王寺駅より徒歩12分・四天王寺夕陽丘駅より徒歩5分

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