2019/04/19 21:16

留学生活体験リポート ドイツ ハンブルグより

国際人

 

留学生活体験リポート ドイツ ハンブルグより

●ハンブルク大学留学●
大阪市立大 3回生 鵜塚 真生

ドイツ最大の港町として、観光客や地元の人で活気溢れる都市ハンブルク。
そこに、私は今年の4月から交換留学生として滞在しています。 (2014年10月現在)
ハンブルクは古くから貿易で栄えていた都市で、レンガ造りの倉庫街や毎週日曜に開かれる「フィッシュマルクト (魚市場)」など、港町にいることを感じられる場所が数多くあります。街の中心にある大きなアルスター湖も、ハンブルクのシンボル的存在で、私の一番のお気に入りの場所です。夕方には絵のように綺麗な景色が見られ、たくさんの人が散歩やジョギングを楽しんでいます。

●ドイツ語の勉強●
大学に入学してすぐに何故、自分が独語を選んだのか、はっきりとは思い出せないものの、学んでいくうちにドイツ語が放つ、知的で力強い響きに魅了され、文法をパズルのように読み解いていく練習が、単純に楽しかったのを覚えています。英語だけでない別の外国語の世界にも浸り、学問の視野をもっと広げたいと思い、二年生からドイツ語の専攻を決めました。三年になる際、教育制度の優れたドイツで、大学の勉強を通して英語、ドイツ語の両方を身に付けるという目標とともに、日本を発ちました。

●ドイツに住んで●
ハンブルクに来て感じるのは多様な国籍、言語、文化を持つ人の多さです。ハンブルクの街中にはあちこちに、中東、アジアの料理店が立ち並び、町で人々が話す言葉は、ドイツ語だけに限りません。ハンブルクはドイツの中でも特に移民が多く、様々な文化が濃く入り混じった都市です。50年代頃から、ドイツは経済復興のため、トルコを中心に多くの移民を受け入れてきたのですが、来る前の私の頭の中では、やはり白人ばかりのイメージが出来上がっていたので、そういうものが尽く覆されました。
前期では、多国籍のメンバーからなる音楽バンドに参加し、身近に言語の多様性について考える機会がありました。バンド内でコミュニケーションをとる際、拙いドイツ語で話す私は、仏、伊、西、中国などから移住し、時に母国語で話しながらも、ドイツ語、はたまた英語を流暢に話す彼らからは特に多くの刺激をもらいました。日本にいた頃の、一か国語だけが当たり前という環境からは、絶対に得られない経験だったと思います。
様々な国が隣り合ったヨーロッパにいると、自然と色々な言語、文化に触れる機会が増え、そういうものが日本より隔たりなく、もっと身近に扱われているように感じます。

●日本語学科●
ハンブルク大には「日本語学科」が存在し、多くのドイツ人が日本に興味を持って勉強しています。彼らの授業にも参加することができ、そこにはまた違った楽しさがあります。私達が普段意識しないような文法を一から学び、膨大な数存在する漢字に、「明日は漢字テストだ…。」などと言いながら、地道に挑戦していくドイツ人。「外国語」を学ぶ者同士、共感し合えることが自然と多いです。彼らとは「タンデム」という言語学習のための時間を通して、日本語やドイツ語で、日々お互いに勉強を助け合っています。

留学も早くも残り半分以下となり、語学力の向上はもちろんのこと、ここでしかできない出会い、経験を求めてこれからも自発的に行動していきたいと思います。