2019/07/18 08:27

『日本人と天皇』

編集者より

『日本人と天皇』

平成最後の日

 

 

昭和天皇とマッカーサーの会見

なぜ天皇は日本人にとって特別な存在なのか

天皇の権威は「神格化」からくるものではない

 

 バチカン教皇庁のローマ教皇やかつてのオスマン・トルコの皇帝、ロシア帝国のツァーリが、権力と権威の両方を持つことは知られている。


 日本の天皇は権威を持っているが、権力者ではない。権威というものはたいてい長い歳月を経た伝統から生まれるものが多いが、「造神運動(ぞうしんうんどう)」、いわゆる「神格化」によって作り出されるものもある。その一例としては、文革中、毛沢東を神格化しようとした「造神運動」がある。全民運動による物量作戦で、毛沢東が毛沢東思想とマルクス・レーニン主義の最高峰として不動の権威を確立したことはよく知られている。
 

 日本の天皇が神聖視されるようになったのは明治維新後からではない。「現人神(あらひとがみ)」「現御神(あきつみかみ)」と呼ばれたのは、日本人のごく自然の感情の発露であって、神格化された神ではない。(本文より)

https://ironna.jp/article/3792