2025/05/01 18:23

ベナンパビリオンが体現する国の特徴 多民族共生社会のモデル

編集者より

ベナンパビリオンが体現する国の特徴

多民族共生社会のモデル


ベナンはフォン族・ヨルバ族など42以上の民族が共存し、民族独自の言語や踊りを保持しながらも、フランス語を共通言語として共生する「多文化共生の先進地」。パビリオンでは、冠婚葬祭で披露される民族舞踊の再現や、異なる言語を話す人々が共存する日常を映像展示することで、多様性を力に変える社会モデルを発信する可能性が高い。

 

ブードゥー教と文化融合


ブードゥー教発祥地として知られ、宗教的儀礼と祭りのエンターテインメント性が融合した独特の文化を有する。パビリオンでは、仮面や装飾品を用いた儀式の再現や、奴隷貿易を経て中南米と交わった文化の変遷を、音楽・衣装・工芸品で対比展示する構成が予測される。

持続可能な農業の挑戦


綿花輸出大国でありながら、化学肥料依存の課題を抱える。パビリオンでは、ALDEN団体が推進するオーガニック農業の実践例(コショウやパイナップルのアップサイクル技術)や、伝統農法と近代技術の融合モデルを紹介し、アフリカの農業革新をアピールする可能性が高い。

水上集落と建築遺産


「アフリカのベネツィア」と呼ばれるガンビエの水上集落や、北部の防衛集落タタソンバの土壁建築は、自然と調和した伝統的居住形態の象徴。パビリオンでは、これらを縮尺模型やVR体験で再現し、気候変動時代における持続可能な居住システムとして提案する姿勢が読み取れる。

教育と人的交流


プラン・インターナショナルの女子教育支援や、国際紅白歌合戦に出場した甲南大学留学生ミガンさんの活躍など、国際協力の成果として強調される。パビリオン内に「留学生トークコーナー」を設け、日本との連携事例を発信する構成が想定される。

展示の核となるメッセージ: 「多様性の調和」と「伝統の現代的応用」が、SDGs達成に向けたベナンの戦略的アプローチとして位置付けられる。

館内を親切に案内してくれたパビリオンデイレクターのボーナさんと

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https://heyzine.com/flip-book/08c541940a.html