2025/05/01 18:34

ハイパーソニック・エフェクトについて-『心の調律』

みんなの生活

「聞こえない音」が心身を変える ~ハイパーソニック・エフェクトの科学と挑戦~

(特集:ハイパーソニック・エフェクト、科学、83巻3号、2013年から一部抜粋)


人間の耳では感知できない50kHz以上の超高周波音が、脳や体に驚異的な影響を与える「ハイパーソニック・エフェクト」。この現象は、音楽家・大橋力氏らが発見し、様々な研究機関で「α波増強」「免疫力向上」「ストレスホルモン減少」などの効果が実証された。

現在、『いのち輝く未来社会のデザイン』がテーマの大阪関西万博でも、ジースターサウンズ合同会社が楽器開発を通じ、その応用に挑んでいる。

「聞こえない音」の力

ハイパーソニック・エフェクトの核心は、皮膚や骨を介した脳への直接作用にある。可聴域を超える40kHz以上の音は、耳ではなく体表面で感知され、生命維持の中枢「基幹脳」(脳幹・視床・視床下部)を活性化する。

これにより、

  1. リラクゼーション:副交感神経が優位になり、ストレスホルモンが減少。

  2. 免疫力強化:ナチュラルキラー細胞が活性化し、ウイルス防御力が向上。

  3. 集中力向上:前頭前野の血流が増加し、α波が持続。

等が、期待されている。

自然環境では滝の水しぶき(80kHz以上)やオルゴールやインドネシアのバリの楽器・ガムランや,日本の尺八、琵琶などの音色も同効果を持ち、都市生活で失われた「音の治癒力」が注目を浴びている。

ジースターサウンズの挑戦

「ハイパーソニックを日常に」を掲げ、同社は2025年6月26日15:30より始まる大阪・関西万博TEAMEXPOパビリオンでの出展に向け、画期的な楽器開発を進める。ピアノやギターの形状を保ちつつ、演奏時に50kHz以上の超高周波を発生させる「ハイパーソニック楽器」による演奏会を大阪関西万博で発表予定。

また、同社は、既存音楽のハイパーソニック化、ハイパーソニックの楽器および、音楽装置の製作に興味のあるパートナーを広く募集中!!

動画での説明 https://www.youtube.com/watch?v=XNFALtp2LsU

ジースターサウンズ合同会社 公式サイト https://gsljp.com/gs/

未来の可能性

医療分野では認知症予防や術前不安軽減への応用が検討され、教育現場では「集中力持続教材」としての導入が期待される。音楽の分野では、ジースターサウンズが,多くのパートナーと共に、ハイパーソニックに包まれた生活環境を作り、音楽産業の変革を目指している。

「音楽はもはや耳だけのものではない」――皮膚感覚と脳科学の融合が、アートとウェルネスの新時代を切り開く。