2019/07/16 02:55

日本と移民 - これからの道

編集者より
  • make your life colorful 
    豊かな心で迎える多文化社会

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現代の日本は、様々な危機に迫まられている。経済的影響力の弱化、貧富格差の拡大、少子高齢化やそれに伴う労働力不足、これらの社会問題にどう対応すべきかという議論が過熱している。それに対し多種多様の意見があるが、これだけは言えるだろう-日本のこれからの繁栄には移民が必要である-。

それに対し賛否両論あるが、移民の必然性が認められつつある。言うまでもなく、移民の増加による経済的な利益は明らかである。しかし、移民に関する問題を経済的枠組みの中で論じる傾向は変えるべきである。そうしなければ、移民一人一人を単なる資源だと捉え、「積極的な受け入れ」というよりも、「入国を許す」という対応になってしまう。それにより、移民の増加によって生じる他の豊富な恩恵も見逃してしまう。

私は一移民国家のオーストラリア人として、この恩恵を日々感じている。事実、オーストラリアの繁栄は様々な面において移民に感謝すべき恩義がある。彼らにより、オーストラリアは活気や多様に満ちた多文化社会となった。様々な人との共生により、人々の世界観が広がり、異文化に対してより深い感謝や尊敬が生まれている。

もちろん、移民増加には問題もある。犯罪は増えるだろう。保守派からの人種差別的反応が更に強くなり、広まっていく。しかし、異文化間の理解や地元の人々からの積極的歓迎により、移民たちが同化しやすくなり、より平和的共生のある社会が開花するだろう。そうなると、先ほど挙げた問題は減少していくだろう。

平和的な多民族社会の確立というのは、政府の政策ではなく、一般的社会からの反応や行動によって創られるものである。日本への移民はこれから増えていくに違いない。この現実に対して対抗すべきではない。むしろ、日本の豊かな国としての再生の大きなチャンスとして考えてほしい。

グローバルコミュニティー・インターン生 モナッシュ大学 ランス・トロングさん

インターンの感想文  ランス・トロングさん

私は今年の1月から約4週間グローバル・コミュニティーでインターンをさせていただきました。外国人のジャーナリズムや日本語専攻の学生として、それはユニークな経験となりました。日本語や日本文化の勉強だけでなく、ジャーナリストの卵として、自分の技術や実力を本格的に試す機会を得ることができました。そのため、経験が最も必要とされるジャーナリズム業界で、このインターンでの体験は大変有益なものになりました。

このインターンの取材や活動のお陰で、様々な興味深く、また幅広い分野で活躍している方々と出会うことができました。社会の改善のために自分の人生を全力で捧げる人々を見て、私も将来、人生や仕事で社会に貢献したいと、強く思いました。

グローバルコミュニティーは、これからの外国人が増えていく日本社会には、異文化間の理解を支え、発展させる大切な役割を果たし続けるでしょう。今回、そのお手伝いができたことを嬉しく思います。最後になりましたが、今回のインターンで指導してくださった宮崎さんに大変感謝しております。

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モナッシュ大学 日本語・ジャーナリズム専攻
ランス・トロングさん