2019/09/18 13:49

ウォールアート・フェスティバル

編集者より
ウォールアート・フェスティバル・イン・ニランジャナスクール
(WAF in NIRANJANA SCHOOL)

~インドの片隅にある小さな村の学校から、世界へ広がる芸術祭~
2010年2月20・21・22日、インドにて開催決定!

ウォールアート・プロジェクト
2010.1.22.

私たち「ウォールアート・プロジェクト」は、インドでも最貧困州と言われる
ビハール州のスジャータ村で、学校の壁などを利用したアートフェスを開催します。
識字率48%という教育発展途上の村で、
一生懸命に勉強する子どもたちの学校から発信する
「ウォールアート・フェスティバル・イン・ニランジャナスクール」。
2010年2月、スジャータ村は、
アートの震源地、ひとつのパワースポットとなります。

オフィシャル・ウェブサイト
http://wafes.net/

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Q 『ウォールアート・フェスティバル・イン・ニランジャナスクール』って
どんなスタイルの芸術祭ですか?

A インドの学校の白い壁に直接、絵を描いて、訪れた人に鑑賞してもらう芸術祭です。ウォールペイントで注目されている日本人とインド人、ふたりのアーティストがビハール州、スジャータ村に滞在しながら、インスピレーションを得たことをそのまま壁に向かって、壁画を描いてゆきます。その壁はたとえば学校の教室かもしれないし、階段の踊り場かもしれない。もしかしたら、通学路でみつけた石かもしれません。
【フェスティバル開催日程】 2010年 2月20、21、22日
【場所】 Niranjana School:Sujata Village, Bodhgaya, Bihar,India pincode824231


Q 壁画を描くふたりのアーティストは、どんな人たちですか?

A 日本から参加するのは、淺井裕介さんという28歳の新進気鋭の作家です。描くことを至上の喜びとし、インドネシアで行われた「Kita!!」展(2008年4月)において現地で採取した4種類の土を使った横幅30mにも及ぶ「泥絵」シリーズを制作したり、横浜に道路用の白線を使用して全長180mもの植物の絵を、地元の小学生と制作するプロジェクト(2008年7月)を行なってきました。 
http://www.arataniurano.com/artists/asai_yusuke/
これは昨年の「赤坂アートフラワー」という展覧会で描いた作品です。採取した泥を使ってさまざまな色分けをして描いています。

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インドからのエントリーは、スリージャタ・ロイ(Sreejata Roy)さん。
http://parkdpuri.blogspot.com/2009/01/as-artist-with-particular-interest-in.html

やはり世界を舞台に描いている滞在型の作家。インド、ニューデリーの荒れた公園の壁に、子どもたちといっしょに絵を描いて、注目されています。
これがそのときの作品です。

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Q なぜ、このふたりのアーティストなのですか?

A 土色をしたスジャータ村にあるニランジャナスクールにとても似会う画風であり、アートとしての完成度が高く、子どもたちにアートの力を存分に伝えてもらえるからです。そして幸いなことに、ふたりとも、子どもたちとのワークショップを手掛けてきています。今回も、いっしょに描くことを楽しみにしています。このフェスでも、子どもたちのとのワークショップも予定しています。


Q なぜ、ニランジャナスクールで開催するのですか?

A まず、ニランジャナスクールはどんな学校かを説明します。この学校には現在幼稚園から7年生(14歳)までの生徒が通っています。1999年にスジャータ村出身の青年シッダルタ・クマル氏が、地域の発展を願って立ち上げた現地トラストです。2006年、日本の東京学芸大学の学生団体「fools」の50人が、白い鉄筋の校舎をプレゼントしました。汗水たらして、バイト代を800万円貯めてインドに学校を建てたというアクションは、今も学芸大学で語り継がれています。それは、将来先生になろうとする学生たちが自主的に行なった、心躍るストーリーのひとつなのです。
 2006年に校舎が建ち、学校に通っていなかった子どもたちも通い始め、今ではそこで300人ものの生徒たちが学んでいます。寄宿舎には20人の孤児たちが共同生活をしながら、通っています。スジャータ村の教育事情とニランジャナスクールのことが2009年5月にNHKBS1の「今日の世界」で放映されましたので、ご覧いただけるとわかりやすいと思います。
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http://www.youtube.com/watch?v=9ArD8HBkxOA

けれど、それだけの学校を維持していくためには大変な費用もかかるし、さまざまな整備が必要です。世界各国からランダムな形で寄付が集まっていますが、できれば、インド現地の人間でしっかりと学校運営することが目標でもあります。そのために、この学校でたくさんの子どもたちが学んでいることを、世界の人々に知ってもらうことからはじめようと、このプロジェクトが立ちあがりました。根っこのメンバーは学校を建てた「fools」の流れを汲む学芸大出身者と、彼らの行動にコミットしてきた人たち。インド人の学校スタッフや村人とチームを組んで着々とプロジェクトを進めてまいりました。このフェスに訪れたアート好きな人たち、旅好きの人たちが、こんな学校があることを伝えあって、村人たちも学校っていいねと思ったり、ひとりでもたくさんの子どもが学べるといいと願ったりしてもらいたいと思っています。ひとりひとりが思うこと、それがムーブメントになっていく。その芯の部分をまず作るのが、このフェスの目的です。
そのために、先に紹介させていただいたように、一線で活躍中のアーティストを招くことを主眼にしました。この芸術祭は、持続可能な支援のひとつのモデルケースでもあります。
ニランジャナスクール http://www.npws.org/

Q プロジェクトを主催しているのはどんな人たちですか?

A ニランジャナスクールを支援し続けている日本の団体ニランジャナセワサンガ(NPO認可取得中・代表 山中章代)を母体として、その中の有志が集まってプロジェクトを進めています。「現地を主体にした持続可能な支援は何か?」と考え、学校を建てた学生団体「fools」メンバーのひとりが、あの白い壁を何かに使えないだろうか、と提案したことがスタート地点でした。
ニランジャナセワサンガには現在130人以上の会員がいます。その中で、発信することで世界の子どもたちのことを伝えたいと思ってきたライターのおおくにあきこが一母親の立場で学芸大の学生と出会い、このプロジェクトが進み始めました。現在、日本では代表も務める、おおくにあきこ、現地インドでは、留学中であり、ニランジャナスクールのボランティアコーディネーターを務めている浜尾和徳が中心となってプロジェクトを推進中です。
 ニランジャナセワサンガ http://npws.org/jtop.html

Q このプロジェクトに参加するボランティアはいますか?

A 日本で広く募集しています。今現在(12月10日)日本からは学生を中心とする10人のボランティアがフェス当日に向けて旅立つ予定で待機しています。これからもまだまだ増えそうです。そして、インドでは、ビハール州ブッダガヤの美術学校の生徒たちがキャンペーンの一環としてフライヤー作りを進めています。また、アート担当、メディア担当、エマージェンシー担当・・・など、さまざまな役割分担が決められ、来年以降、インドの人たちが自分たちで芸術祭を推進していけるようなシステム作りも同時に進んでいます。 


Q このプロジェクトを後援、協賛する団体や企業はありますか?

A 日本における国際交流基金がアーティスト、スタッフの渡航、滞在費をサポートしています。さらには、日本の企業がアーティストフィーやキャンペーン費、運営費をサポートしています。通信関係のインドと日本の合弁企業、輸入会社など、さまざまな企業への働きかけが今まさに行われているところです。