2019/09/20 11:12

英語落語の魅力 1  

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英語落語の魅力 1  

                  

英語落語を語る時、まずは上方落語家の桂枝雀の話からしなくてはならない。枝雀は上方落語界のスーパースターだった。今でも新宿紀伊国屋書店の二階にあるCDショップ、ミュージック・テイトや銀座の山野楽器に行くと、枝雀のCDとDVDがずらりと並んでいる。同じ量のCDやDVDが置いてあるのは、上方では枝雀の師匠である桂米朝くらいのものだ。亡くなってから10年以上が経つというのにこの人気はすごい。大学で日本文学を教えているある教授は、授業で色んな落語家を学生に聞かせているが、学生から圧倒的に支持されるのは枝雀なのだそうだ。
枝雀は若いころ、英語の教師か落語家になることを志していた。高校生の頃からほぼ落語家になることを決めていたようだが、大学を中退して落語家になることを決めた後も英語への思いは強く、それが後の英語落語につながった。1982年のことである。
当初、枝雀の英語落語はぎこちなく、落語を英語でやることへの疑問もあった。だが、1990年に有楽町のマリオンで彼の生の英語落語を見たとき、この落語家のすごさを思い知らされた。会場にいた日本人も外国人も一様に彼が演じる「動物園」に引き込まれ、笑いが絶えなかった。継続は力なり。続けていれば形になる。私がいま英語落語をやっているのは、この時の経験があるからだ。


1988年に彼が書いた『アクション英語高座』(祥伝社)はなかなかの名著だ。英語落語がどのように訳され、演じられたかを書いた本だが、比較文化論としても読める。言葉を訳すことは容易ではないが、背景にある文化を訳すことはさらに難しい。そんなことがよくわかる本だ。現在は『落語で英会話』のタイトルで出されているので、英語落語に興味ある方は、ぜひ一度手にとって見ていただきたい。
残念ながら枝雀は1999年に亡くなってしまったが、英語落語の精神は何人かの上方の落語家さん、そして私にも確実に受け継がれている。




英語落語を体験できるチャンス!! 
しかも今回は特別入場無料!!
キャナリー英語落語会 鹿鳴家英楽氏他出演


*9月19日 12時開演 入場無料 
*9月24日 5時半開演 入場無料 
場所 お江戸両国亭 
最寄駅 JRまたは大江戸線 両国駅 両国駅東口から徒歩3分
主宰 キャナリー英語落語教室 http://www.justmystage.com/home/eiraku/
連絡先  鹿鳴家英楽(須藤達也氏) kanariya.eiraku@gmail.com 090-2909-3796
上智大学卒業 テンプル大学大学院卒業・神田外語大学講師  

英語で笑いを取って注目度アップを目指そう!!
https://www.yokosojapan.net/article.php/englishrakugo1106_event_ja