2019/02/20 14:43

高島平再生プロジェクトとは何か:

イベント
高島平再生プロジェクトとは何か:
<心身とも健康になれる街>を求めて


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2009年11月14日(土)、高島平再生プロジェクト5周年記念シンポジウムが開催された。高島平団地での高齢化率は現在35%を超えており、少子高齢化の問題の深刻さが増している。高島平総研のメンバーおよび地域住民の代表、大東文化大、国書日本語学校、UR都市機構の関係者も迎え、「健康とは何か」「生きがいとは何か」という本質的な議論にも発展し、再生プロジェクトも次の段階に入ったことを印象づけた。

84歳で中国の看護留学生のホームステイを受け入れた、村上タエさんの話は注目を浴びた。「私は下町育ちだし、だれであろうが別に気にしませんよ。彼女たちは私の孫より若くてみんなかわいかったよ。」と人懐っこく語る。ひとりの生活を毎日楽しく過ごしているという村上さん、とてもおしゃれでお茶目な女性だ。また、留学生の生活の面倒を見ている国書日本語学校の小林先生より、村上さん宅にホームステイした留学生の体験談が紹介された。

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村上さん(左)と看護留学生(中央)

「抽選で選ばれてホームステイに行った。とても幸運だとみんなから言われたけれど、ホームステイに行く日に近づけば近づくほど緊張した。村上さんはどんな方なのだろうか?厳しい人なのだろうか、優しい人なのだろうか、ずっと心配していた。私はドキドキしながら村上さんと話した。顔を見ると、ちょっと怖そうな感じだったけど、実はとても優しいお婆さんだった。その夜は初めて畳で寝た。
村上さんは私の間違った日本語を指摘してくれて、日本語を教えてくれた。いい勉強になった。
 村上さんは栄養のバランスを大切にしていた。いろいろな料理を少しずつ食べた。朝ごはんを一番多く食べて、朝ごはんの後は散歩に行く。暇なときは温泉旅行に行く。村上さんはもう八四歳なのに、身体はとても丈夫で、耳も目も良い。以前は教科書で勉強しただけだったが、日本食はヘルシーでバランスが良い。だから日本人は長寿だ。初めて日本人の生活を体験して、長寿の秘訣を実感した。
ホームステイは一日だけだったけど、とても楽しく過ごした。一生の宝物になると思う。」
(ありがたかったホームステイ 閻彩侠)




彼らにとっては、日本の生活や風習を教えてくれる高齢者はとってもありがたい存在だ。

人は他の人から必要とされ、相手にとってかけがえのない存在になった時に自分の存在の尊さを知り、生きがいを感じる。(ボランティアの父と呼ばれたアレック・ディクソンの言葉より)。

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日本の激動の歴史を体現した高齢者の人たちはこれから迎える多文化共生の社会では、決して迷惑な存在ではない。生活を通して日本のすばらしさを外国人に体験させてくれる貴重な生きた日本文化の伝道者だ。