2019/02/20 14:56

第一回ギャップイヤー制度シンポジウム

イベント

 

 

第一回ギャップイヤー制度シンポジウム

 

6月13日に、(主催:JICA、後援:アライアンス・フォーラム財団 ほか)「第1回ギャップイヤー制度キックオフ」シンポジウムをJICA地球ひろばにて開催されました。


 

ギャップイヤー」とは・・英国生まれの慣習で、大学入学前後に約1年、本科に進ま ず、「ボランティア・インターン・国内外留学」を目的をもって行うこと。英国では約1割の学生が利用。その後の中退率が減少したり、就業力が高まり、有為 な人材を輩出することが実証研究でも証明され始めた。米国ハーバード大やMITでも近年強く推奨されている。日本では、導入が秋田県の国際教養大学等まだ 数校で、その導入促進は「グローバル採用元年」と呼称される中、社会的課題である「高等教育人材の国際競争力強化」の意味合いがある。1年半にもわたる長 期・早期の 「就活」期間を4ヶ月から半年、協定として短縮して 「限界集落でのボランティ アと養護施設でのインターン」に充てる等、「日本版ギャップイヤー制度」の検討策が望まれる。

 

==ギャップイヤー制度シンポジウムに参加して==


感想 伊藤 里香

 
私は、現在大学三年生で今年の5月までアメリカに学部留学していました。この経験を生かし、グローバル企業に勤めたいと考えていたものの、国際的な企業が求めている「グローバル人材」とはどのような人材のことなのか、いまいち、わからずにいました。このシンポジウムに参加し、グローバル社会で必要とされる人物像が見えてきたのに加え、大事なことを思い出すことができた、大変有意義な時間でした。
キーノートスピーカーの原丈人さんが、新興国市場の拡大や東日本大震災への対応など、日本を取り巻く環境が日々変化する今、求められる人物像とは、ネアカで、自分の言葉で考えを表現できる人間であるとおっしゃっていました。私はこの二つのことは深く結びついていると考えます。なぜなら、根が明るい人は大きな壁にぶち当たっても常に明るく物事をとらえ、あきらめずに問題を解決することができるという良い循環ができています。さらに、その問題解決経験がある人は、他者にそれを伝え、経験が蓄積するにつれ自分の言葉で効果的に他者に考えを伝えられる人間になっていくと思ったからです。
また、このシンポジウムのメインアイディアであるギャップイヤーをまだこの制度が普及していない日本において、すでに経験した人々の考えに共感しました。加えて、若いうちの海外経験は本当に人それぞれの形があり、感じるものも向かっていく方向も本当に多様であることに感動しました。個人的に印象的だったのは、ケニアに半年間インターンをしていたという夏井悠妃さんの言葉です。なぜ彼女が思うような部署で仕事をできるかわからない総合商社を就職先に選んだかというと、これじゃなきゃいやだと固執するのではなく、ご縁があればいろんなことをやろうと思ったからだそうです。その瞬間、また昔の自分のように、他のオプションを持たずに一つだけを考えて行動しようとしていたことに気がつきました。留学中、様々な分野のことを経験し多くの選択肢を持っていると、どんなことにも柔軟に対応できる人間になれると学んだことを思い出させてくれました。
ゲストスピーカーの話、私の留学経験からも言える事ですが、まだ自分探しが必要な若者が海外に出て多様な社会を見ることは、わけもわからずに就職してしまうよりも個人にも企業にも有益なことだと考えます。ゆえにこの制度が少しずつでも浸透していってくれればいいと思いました。


  フォーラムのパネリストとして参加したフォトジャーナリスト安田さんのお話