2019/07/20 01:40

幸せになる国際結婚のすすめー多文化家庭支援センターからーNO3

国際人
アメリカでの子育て その2 育児

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アメリカに里帰りをしていた時、夜泣きの話しになると、近所のおばちゃんが「それは歯がうずいているんだから、ドラッグストアで、オラジェル買ってつけてあげたらいいよ。」と言いました。たしかに、丁度乳歯があちこちから頭を出している頃で、歯茎の所がもりあがったりしています。さっそくドラッグストアで買ったオラジェルをつけると、嘘のように夜泣きが治まりました。これは大きなカルチャーショックでした。
夜泣きの原因が乳歯のうずく痛みのせいだったと言う事を知らずに、何百年も何千年も日本の母親たちは夜中に泣く子を抱きかかえてはどんなに辛い思いをして来た事だろうか。それなのに、こんなに文明が進んだと言われる社会の中でもまだまだ一つの知恵さえも分かち合える事ができずに来ていたのだと言う事を知らされました。
もちろん、後に続いた三人の息子たちは夜泣きが無く子育てを進める事ができました。

またあるときは夫の実家に滞在中に息子が熱を出しました。熱が高いので、食べものも消化できずに吐いてしまいます。アメリカの強い薬も飲ませたくないし、とオロオロしていると、義母が「コーラを飲ませなさい」というのです。「え〜!それは余りにもアメリカンでしょ!」と信じられませんでした。だって “良薬口苦し“と言う言葉にあるように、私の中では薬とは苦くて何となく神聖なイメージがあったのに、「コカコーラですか?!」と。しかし姑の言う事ですし取りあえず、いわれるとおりにしてみると、ゲップとともに熱も吐き出したのか、不思議に熱が引いていきました。詳しい考察についてはここでは控えるとして、とにかくものの考え方や対処の仕方が思いもしない所で違っている事が多く、カルチャーショックは数え切れない程ありました。

出産、子育てというただでさえストレスのかかる大仕事を、言葉や習慣の違いというまた別な課題をかかえた多文化家庭で簡単に抱えて行く事はできません。これらの『違い』が、夫婦のすれ違いや喧嘩の原因になる事は多々あります。合理的なアメリカ人が「どうして毎晩も産湯に入れるんだ。おれだって疲れているし、第一そんな必要はないだろう」と言う事の方が多いかもしれません。「そんなコーラや、わけのわからないもので大切なこどもに、変な習慣を付けさせたくないわ」と言って、自分の知っているやり方に固執する事もできるのです。でも、この『違い』を「障壁」や「困難」と捉えるのではなく、新しい方法、目から鱗の優しい子育ての開拓と思えば楽しさも可能性も幸せも膨らんでいくものです。
違いを排斥することなく、暮らしの一部として歓迎していけるようになったとき、国際家庭は
多文化を共存共生させるゆりかごになり、将来の世界の架け橋になる子を育てていくのだろうなと、感じています。


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特定非営利活動法人 多文化家庭支援センター
王禅寺事務所:川崎市麻生区王禅寺西8−12−30

お問い合わせ whitehouse@y3.dion.ne.jp (事務局長 エインズワース 千明)
ホームページ http://mcfsc.page.tl/

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家族の思想
儒教的死生観の果実

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加地伸行著《立命館大学教授》
血と生命の連続を核とする儒教的死生観こそ日本人の原感覚である、
という立場から、現代の家族をめぐる諸問題を明快に解きほぐす。
『儒教とは何か』『儒教沈黙の宗教』などの著書があり、独自の儒教研究で名高い著者が、祖先からの血の連続・生命の連続に最大の価値をおく儒教的死生観こそが、日本人の家族の思想の根本であり、日本人の拠り所とすべき精神であると論ずる。