2019/02/22 17:52

外国人の人たちの就職事情

みんなの生活
就職に成功した外国人の人たちに聞いてみた

日本の学校で学んだことやアルバイトの経験を生かして活躍している元留学生たち。


日本の大学・大学院・短期大学を卒業後、国内に就職を決めた留学生が2007年度に初めて1万人を超えたと法務省が発表した(前年比24%増)が、実感としては非常に厳しく感じている人も多いだろう。そこで、今回は、日本での就職を自分のものとした、元留学生の人たちの意見を聞いてみよう。

彼らが狭き門を突破して、就職できた要因は何だったのか?
7人の人たちに聞いてみた。


陳 薏如さん(台湾)
許 文斌さん(中国)
千 香丹 さん(中国)
中村リリアナ さん(アルゼンチン)
PR代行という新しい職種で活躍
陳 薏如さん(台湾)

6年前に来日、アニメやマンガより日本に興味を持ったが当初は文化や言葉の違いから
苦労することもあったが、日本人の友達が出来るようになってから、生活が楽しくなった
今のPR代行の仕事はインターネットで見つけた。まだ日本にあまりない仕事と聞いて興味を持ち面接を受けたところ合格した。面談の時に担当者がいっていたが、A&G社はこれから海外に支社を出していく計画があるそうだ。私が外国人で最初に採用されたのもそれが理由のようだ。PR代行は簡単にいうと、“歩くDM”のようなものだ。アメリカでは結構よくある販売促進のひとつだが、これから日本でも増えていくであろう。
具体的には、自社のサービスや商品をPRしたい会社のチラシ広告などを訪問する会社のニーズ別に整理し、各会社のPR担当の代わりとして企業を訪問するのが仕事である。有益な情報を持って訪問するので、色々な人たちと会って楽しく話が出来ること、企業同士の橋渡しができることがこの仕事の醍醐味だ。



出来るだけ色々な情報を集めてみよう
許 文斌さん(中国)

大学卒業後、友人の紹介で今の仕事に就いた。中国に工場を持っているキャラクター文具
などをつくっている会社で中国の工場とのやりとりをしながら、生産管理の仕事をしている。月に一度は中国の工場に出向いて直接打ち合わせをすることもある。
留学生の就職のポイントはとにかく多くの情報を集めることが重要だ。
留学生だけではなく、日本人の友達に相談して日本人の学生が就職に対してどのような
準備をしているのか参考にしてみることも大切だ。日本人の学生は色々な方法で情報を集めていることも分かった。外国人の為に仕事の情報を提供している学内のキャリアセンターや外国人に特化した民間の紹介センターにも行ってみるといいかも知れない。



15年前から不動産業界で活躍
姜 春姫さん (中国)

アミックスという不動産管理会社で15年間、不動産物件の管理業務で活躍する
姜さん。1980年代後半、日本への留学がブームの最中、中国の天津より来日。
大学院で修士を終え、6ヶ月のアルバイト期間を経て正社員になった。
この15年間の間で外国人の人たちからの問い合わせも大幅に増え、外国人の後輩も今は二人になり心強くなった。日管協という業者団体の外国人の人たちの入居を促進する部署で、業者向けの入居者用の対応マニュアルの翻訳にも携わった。とても大変な作業だったが、皆さんのお役に立ちたいという一心な思いでがんばったという。外国人の入居に関して関心のある会社も増えてきているので、学生の皆さんももっと就職先として不動産の業界に関心を持ってもらいたいというのが姜さんの願いだ。


営業の仕事ってとっても楽しいですよ
千 香丹 さん(中国)

ジブラルタ生命での営業の仕事がとっても楽しく自分にもあっているという千さん。
千さんの就職のきっかけは、人材派遣会社での営業研修後のパーティーであった人のことばがきっかけだ。その日本人の先輩が、営業の仕事がいかに楽しいかを生き生きしながら話す様子に感動したという。保険会社の営業の仕事ってとっても大変なイメージがあったが、ジブラルタ生命は会社の利益よりお客様の利益を優先する考え方が
社員に浸透している。社内もアットホームでお互いが励まし合って仕事をする体制が出来ている。『人生そのものが営業だと思う。営業の仕事で外国人であることのハンディはあまりないと思う。色々なことにチャレンジする姿勢がとっても大切だ』と千さんは熱く語る。


日本の会社ではコミュニケーションのとり方が重要だ
中村リリアナ さん(アルゼンチン)

8年前にJETプログラムで来日。3年間、埼玉県庁で働く。その後、人材紹介サイトに登録したところ、今の会社より面接の申し込みがあった。日系二世なので家庭では日本語を話していたので言葉には苦労しなかった。スペイン語と英語が出来たのでその点を評価されたようだ。日本で働いて思うことは、日本の会社の習慣を守って敬語をしっかりと学ぶことが重要だということだ。南米では職場も日本よりリラックスした雰囲気で上下関係もあまり意識しなくていい。しかし、日本の方が仕事の進め方などはとっても効率的だと思う。日本に留学生として来たわけではないが、専門職を希望する人たちは、日本語はもちろん、英語が出来るとやはり有利だというのがリリアナさんの感想だ。


学生時代に日本人の友達をたくさん作ろう
徐 恵群さん(台湾)

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東京の大学を卒業後、日本人の男性と結婚。今はご主人の住む長野県で仕事をしている徐さん。しかし、日本で仕事を探すことはそんなに簡単ではなかった。長野には外国人のための求人というのは工場ライン以外ではほとんどなかった。そうしているうちに、ソニーが日本人で中国語を出来る人を募集しているのを知った。外国人なのでまた断られると思ったがとりあえず応募したところ、面接してもらえることになった。ここぞとばかりに自分自身をアピールした。電話の対応や日本人とのコミュニケーションには自信があった。学生時代に友達も大勢いて、日本人の仲間ともうまくやっていけることも重要なポイントだ。
徐さんいわく、他の日本人と較べると事務能力はおとると思うが、中国語と英語を生かして、これからはみんなの役に立てるようにがんばっていきたいとのこと。学生生活を楽しんで日本人の友達をたくさん作ることも就職には役立つと彼女は言う。


ヒアリングの感想

転職に成功している彼らに共通していることは日本のことをよく理解し、日本の社会に自分をうまく適応
していることだ。それぞれの個性や能力が生かされていくのはそれからだと分かっている。就職活動中の皆さん、日本社会のルールやマナーをよく知ることからはじめてみよう!!
就職に成功した外国人の人たちに聞いてみた

日本の学校で学んだことやアルバイトの経験を生かして活躍している元留学生たち。


日本の大学・大学院・短期大学を卒業後、国内に就職を決めた留学生が2007年度に初めて1万人を超えたと法務省が発表した(前年比24%増)が、実感としては非常に厳しく感じている人も多いだろう。そこで、今回は、日本での就職を自分のものとした、元留学生の人たちの意見を聞いてみよう。

彼らが狭き門を突破して、就職できた要因は何だったのか?
7人の人たちに聞いてみた。


陳 薏如さん(台湾)
許 文斌さん(中国)
千 香丹 さん(中国)
中村リリアナ さん(アルゼンチン)
PR代行という新しい職種で活躍
陳 薏如さん(台湾)

6年前に来日、アニメやマンガより日本に興味を持ったが当初は文化や言葉の違いから
苦労することもあったが、日本人の友達が出来るようになってから、生活が楽しくなった
今のPR代行の仕事はインターネットで見つけた。まだ日本にあまりない仕事と聞いて興味を持ち面接を受けたところ合格した。面談の時に担当者がいっていたが、A&G社はこれから海外に支社を出していく計画があるそうだ。私が外国人で最初に採用されたのもそれが理由のようだ。PR代行は簡単にいうと、“歩くDM”のようなものだ。アメリカでは結構よくある販売促進のひとつだが、これから日本でも増えていくであろう。
具体的には、自社のサービスや商品をPRしたい会社のチラシ広告などを訪問する会社のニーズ別に整理し、各会社のPR担当の代わりとして企業を訪問するのが仕事である。有益な情報を持って訪問するので、色々な人たちと会って楽しく話が出来ること、企業同士の橋渡しができることがこの仕事の醍醐味だ。



出来るだけ色々な情報を集めてみよう
許 文斌さん(中国)

大学卒業後、友人の紹介で今の仕事に就いた。中国に工場を持っているキャラクター文具
などをつくっている会社で中国の工場とのやりとりをしながら、生産管理の仕事をしている。月に一度は中国の工場に出向いて直接打ち合わせをすることもある。
留学生の就職のポイントはとにかく多くの情報を集めることが重要だ。
留学生だけではなく、日本人の友達に相談して日本人の学生が就職に対してどのような
準備をしているのか参考にしてみることも大切だ。日本人の学生は色々な方法で情報を集めていることも分かった。外国人の為に仕事の情報を提供している学内のキャリアセンターや外国人に特化した民間の紹介センターにも行ってみるといいかも知れない。



15年前から不動産業界で活躍
姜 春姫さん (中国)

アミックスという不動産管理会社で15年間、不動産物件の管理業務で活躍する
姜さん。1980年代後半、日本への留学がブームの最中、中国の天津より来日。
大学院で修士を終え、6ヶ月のアルバイト期間を経て正社員になった。
この15年間の間で外国人の人たちからの問い合わせも大幅に増え、外国人の後輩も今は二人になり心強くなった。日管協という業者団体の外国人の人たちの入居を促進する部署で、業者向けの入居者用の対応マニュアルの翻訳にも携わった。とても大変な作業だったが、皆さんのお役に立ちたいという一心な思いでがんばったという。外国人の入居に関して関心のある会社も増えてきているので、学生の皆さんももっと就職先として不動産の業界に関心を持ってもらいたいというのが姜さんの願いだ。


営業の仕事ってとっても楽しいですよ
千 香丹 さん(中国)

ジブラルタ生命での営業の仕事がとっても楽しく自分にもあっているという千さん。
千さんの就職のきっかけは、人材派遣会社での営業研修後のパーティーであった人のことばがきっかけだ。その日本人の先輩が、営業の仕事がいかに楽しいかを生き生きしながら話す様子に感動したという。保険会社の営業の仕事ってとっても大変なイメージがあったが、ジブラルタ生命は会社の利益よりお客様の利益を優先する考え方が
社員に浸透している。社内もアットホームでお互いが励まし合って仕事をする体制が出来ている。『人生そのものが営業だと思う。営業の仕事で外国人であることのハンディはあまりないと思う。色々なことにチャレンジする姿勢がとっても大切だ』と千さんは熱く語る。


日本の会社ではコミュニケーションのとり方が重要だ
中村リリアナ さん(アルゼンチン)

8年前にJETプログラムで来日。3年間、埼玉県庁で働く。その後、人材紹介サイトに登録したところ、今の会社より面接の申し込みがあった。日系二世なので家庭では日本語を話していたので言葉には苦労しなかった。スペイン語と英語が出来たのでその点を評価されたようだ。日本で働いて思うことは、日本の会社の習慣を守って敬語をしっかりと学ぶことが重要だということだ。南米では職場も日本よりリラックスした雰囲気で上下関係もあまり意識しなくていい。しかし、日本の方が仕事の進め方などはとっても効率的だと思う。日本に留学生として来たわけではないが、専門職を希望する人たちは、日本語はもちろん、英語が出来るとやはり有利だというのがリリアナさんの感想だ。


学生時代に日本人の友達をたくさん作ろう
徐 恵群さん(台湾)

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東京の大学を卒業後、日本人の男性と結婚。今はご主人の住む長野県で仕事をしている徐さん。しかし、日本で仕事を探すことはそんなに簡単ではなかった。長野には外国人のための求人というのは工場ライン以外ではほとんどなかった。そうしているうちに、ソニーが日本人で中国語を出来る人を募集しているのを知った。外国人なのでまた断られると思ったがとりあえず応募したところ、面接してもらえることになった。ここぞとばかりに自分自身をアピールした。電話の対応や日本人とのコミュニケーションには自信があった。学生時代に友達も大勢いて、日本人の仲間ともうまくやっていけることも重要なポイントだ。
徐さんいわく、他の日本人と較べると事務能力はおとると思うが、中国語と英語を生かして、これからはみんなの役に立てるようにがんばっていきたいとのこと。学生生活を楽しんで日本人の友達をたくさん作ることも就職には役立つと彼女は言う。


ヒアリングの感想

転職に成功している彼らに共通していることは日本のことをよく理解し、日本の社会に自分をうまく適応
していることだ。それぞれの個性や能力が生かされていくのはそれからだと分かっている。就職活動中の皆さん、日本社会のルールやマナーをよく知ることからはじめてみよう!!