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日本で活躍する外国の仲間たち

No.1 No.2
今回は中国語、韓国語、日本語の3ヶ国語を話せる能力を発揮し、日本の社会で
活躍する『中国朝鮮族』のための無料情報誌を発行している文英花さんにお話を
伺いました。
カテゴリ名:外国人
どうして、中国朝鮮族の人のためのフリーペーパーの編集の仕事をするようになったのですか?

中国朝鮮族の情報誌-「ムジゲ(虹)」が創刊された直後、朝鮮族の雑誌だと聞き、自らアルバイトをしたいと雑誌社を訪問しました。当時は他の会社で勤めていたが、会社が休みの時は雑誌社に出てデザインと編集の仕事を手伝いました。しかし、残念なことに、半年後、休刊することになってしまいました。始めたばかりの雑誌がなくなってしまうのが悔しくて、どうしても続けたかったので、元の会社を辞め自分が発行者になり、ほそぼそと継続して発行していました。応援していただいた皆さんのご協力もあり、今月で発刊2年4ヶ月を迎えます。今では、独自の読者層を持ち、中国朝鮮族の社会への情報提供の媒体として認知されるようになって来ました。ハングルの無料情報誌は東京だけで30種類くらいありますが、「ムジゲ」は中国朝鮮族の情報誌ということでは唯一のものなんです。


--日本には中国朝鮮族の人たちはどれくらい住んでいますか?


80年代から来日した朝鮮族は現在5万人を超え、主に就学生、留学生、IT技術者や企業家などの立場で生活をしています。多くは最初に留学生か就学生として来日していますが、卒業すると大多数が日本企業に就職しています。



--中国朝鮮族の人たちは学校を卒業しても日本で就職するケースが多いそうですが、就職は難しくないですか?


中国朝鮮族は中国人とも韓国人とも日本人とも違う、小数派ゆえのバランス感覚と新しい環境に順応する能力を持っていると思います。『郷に入れば郷に従え』の考え方ですね。まずは相手に合わせないと中国語、韓国語、日本語が理解出来る能力も生かせませんからね。


そんな気持ちで生活をしているので日本企業にも受け入れてもらいやすいかも知れません。



--これからどんなことをしていきたいですか?


いま日本にはいくつかの中国朝鮮族の協会・団体があります。親睦目的を中心にする活動、ビジネス協会の交流イベント、就職説明会、運動会などのイベントも定期的に行われています。そこでボランティアをやりながら朝鮮族の成長のためのメディア的役割を果たしていけたらと思っています。


将来はもっと多くの人に読んでもらえるように、朝鮮族の多言語文化を生かし中国語・韓国語・日本語を使った多言語マガジンを製作したいですね。


「近くて遠い隣人」である中国、日本、韓国などをつなぐ相互交流と理解の架け橋になるのが私たち朝鮮族ではないかと信じて日本でがんばっていきたいですね。




文英花さんプロフィール


1999年の春来日。美術学校でグラフィックデザインを習い、卒業後日本企業で働き、いまは在日中国朝鮮族の情報誌を製作・発行している。自分の好きな言葉で好きな雑誌を作り、やりたい仕事をやっている今は最高に幸せを感じているそうだ。


在日朝鮮族情報誌 ムジゲ(虹)のURL




中国朝鮮族とは・・在日韓国人と同じように朝鮮半島にルーツを持つが、違うところは中華人民共和国が設立するとともに自動的に中国国籍を与えられ中国の少数民族となったところだ。人口は東北地区を中心に約200万人になり、朝鮮半島以外では最大級の朝鮮民族コミュニティーといえる。吉林省南部の延辺朝鮮族自治州(首府延吉市)に約80万人が集中して住んでおり、延吉市には、中国語と朝鮮語で教育する延辺大学も設置されている。
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