2024/12/07 11:15

スタント・メソッド  NO.6 25年間のうつの暗闇から生還した幸せ

国際人

 

スタント・メソッド  NO.6

25年間のうつの暗闇から生還した幸せ

 

      

   蘇霞さん(早稲田大にて)     堂々と発表する蘇さん

蘇霞さん
イギリスESSEX大学院社会学MA修士(2001)・早稲田大学会計研究科MBA修士課程(2010- )・日本生産性本部インターン研究生(2011.2.1- )

『こんな人が世の中にいるんだ。私も周りの人達のために生きる勇気をもとう。』2冊の本が蘇さんの運命を変えた。そして、東工大の田辺先生達が主催してい る勉強会で、初めてスタント先生より直接お話を聞いた。彼女の思いは確信に変わった。使い残った全ての睡眠薬を捨て、「25年間苦しんだ長期の慢性うつか ら卒業した」と宣言、さらに、自分の姿を正直に受け入れ、ほかの先生たちやクラスメートに自分のうつのことを話した。潜在的には日本人の3人にひとりがう つ予備軍と言われる日本社会。決して珍しいことではない。

この問題の解決方法として、「スタント感動教育法」は効果的だと蘇さんは断言する。「スタント感動教育法」とは冬の暖かい太陽のように人々の心の隅々に光 を与える教育法であり、人々の心と心の深い関わりにより、自己の価値を再認識させ、自己の潜在力を想像以上に引き出すものだ。

彼女自身にも、このような「スタント効果」がスタント教授に会った最初の日から連続して現れた。自分が変わると、不思議に自分のまわりに数多くの奇跡が起 こり、家族との関係を改善、職場の雰囲気も明るくなり、より自信を持ち、自分なりの生活スタイル・仕事スタイル・学習スタイルを確立でき、信じられないほ どいい方向に変化してきたという。

彼女は、漢詩「短歌行」を作ったり、20年ぶり絵を描くようにもなった。また家で音楽を聴きながら、歌を歌うようにもなり完全に別人に生まれ変わった。イ ンターン先でもみるみるうちに「人気者」になった。インターンでありながら、社内で「ビジネス英会話」「中国語勉強会」;社外で7人の世話人たちと「稲輝 研究会」(中国研究会)などを矢継ぎ早に立ち上げ。一躍会社でも注目され、現在は日本生産性本部コンサルティング部グローバル・マネジメント・センターで インターン研究生として重要な業務を任せられるようになった。

今、以前の彼女のように悩んでいる人がいたら、あなたは幸せかもしれない。苦しまなければ、人の痛みはわからない。一度、スタント教授の本や記事を読んで ほしい。人の為に尽くせる自分の姿って本当に素晴らしいものだ。自分の考え方を変えれば、最悪の環境下であっても周りを変えることが出来る。25年間、精 神的な暗闇にいた彼女はそれを確信している。これから蘇さんの人生何が起こるか本当に楽しみだ。

 

 

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著者 カワン・スタント氏:早稲田大学臨床教育科学研究所所長


貧しい家庭環境、インドネシアの内戦、度重なる日本での迫害。しかし、それにもめげず、「工学」「医学」「薬学」「教育学」の4つの博士号を取得。その才 能は日本ではなくアメリカで開花し、88年米デュレクセル大学工学部準教授、90年トーマス・ジェファーソン医科大学医学部準教授を兼務、93年に恩師の 頼みで再来日。桐蔭横浜大学工学部教授に就任し、「学生のやる気を引き出す」教育法を確立。Nikkeiビジネスでの紹介記事が大ブレイクし、教育界のみ ならず、社員教育に悩むビジネス界からも注目される。また、日本のみならず、母国インドネシア・シンガポール・マレーシア、中国の政府や関係機関からも熱 烈なラブコールを受け、それぞれの国で講演。その様子は、現地のマスメディアでも大きく取り上げられている。
 

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