2024/04/28 19:14

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清水yukaさんのハワイ大学留学リポート from hawaii

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Aloha! こんにちは。ハワイに1年間、交換留学生として留学している清水悠加です。日本人には、常夏の楽園ハワイというキャッチフレーズで、観光地や新婚旅行として親しみのあるハワイですが、ハワイで勉学に勤しむということは、なかなかない貴重な経験だと思います。私の住むマノアという町は比較的雨が多く、天気の変化が激しく、傘が手放せないのですが、虹の町と呼ばれるように、手の届きそうなほど近くで大きな虹を見ることが出来ます。

 

ハワイの最大の特徴は、何と言っても文化の多様性です。1860年代の砂糖産業の発展に伴い、不足している労働力を補うために他国から南太平洋諸島をはじめとする、ポルトガル人、ノルウェー人、中国人、日本人、フィリピン人などがハワイに移住してきましたことが始まりです。例えば、スパムにぎり、ふりかけアヒ、ワサビと海苔で和えたポキなど日本食の要素を取り入れたグルメや、日本語を含めた様々な言語が混合したピジン・クレオールという言語など、日本の影響を受けて形成されたものが一つの文化として存在しています。また、1959年に50番目の州としてアメリカへの併合を果たしたという歴史から分かるように、アメリカ文化も存在しつつ、もちろん、他民族が移住してくる以前にハワイで生活していた原住民の文化もあります。従って、このように様々な文化が共存しているハワイでは、他国の文化に寛容で、興味を持つ人が多いように感じます。特に、日本人の先祖を持つ2世、3世、4世などのローカル達は、日本文化や日本語に熱心な人が多いです。日本人らしい容姿であり、苗字も日本人でありながら、日本語より英語を流暢に話す人もいますが、自分は日本人だから日本をもっと知りたいし、日本と繋がっていたいと話す彼らの姿は、とても印象的でした。

「日本人」留学生であり、更に、茶道、日本舞踊などの日本文化のお稽古をしたり、Politics of Multiculturalism, Food in Asian Politics, Bilingual Educationという授業をとったりしているために、日本の文化や、日本人としての意見を求められることが多々あります。明治神宮のガイドボランティアで培った知識に助けられることも度々あります。しかし、例えば、「アメリカでは失恋した時に、バケツサイズのアイスクリームを食べるのだけれど、日本人はどうするの?」、「できるだけ、なるだけ、の違いって何?」、「なんで日本人は返事に困ると笑うの?」、「日本人がパールハーバーを観光地として訪れることをどう思うか。」など、答えるのに苦労するような質問もたくさんあります。「日本」として一般化するのも難しいですし、意外と個人的経験から思い起こし、結びつけるのも大変です。日々、日本人としてのアイデンティティーを強く感じています。

個人的な経験として、日本と他文化の異なる考え方や行動に驚くことや戸惑うこともたくさんありました。例えば、生活面では、食の嗜好がはっきりして、時に偏っていることです。具体的に言うと、ベジタリアンの多さや、グルテンフリーであるために、パスタやパンを一切食べなくても、フレンチフライやクッキーは食べても良いなどです。更に驚いたことは、レストランが、個々人の好みに合った無茶苦茶な注文を聞き入れてくれることです。ハンバーガーショップでバンズをレタスに変えてくれと頼んでいるお客さんだけでなく、それに普通に対応する店員さんにもびっくりしました。学校では、授業中にお菓子やお昼ご飯を徐に取り出し、むしゃむしゃと食べ始めることや、先生を呼び捨てで読んだり、先生の意見を批判したりすること、また、自分の専攻を何回もころころと変える人の多さに初めは目を見張りました。しかし、自分が不思議に思ったことや、違和感を口に出すことで、新たな発見をしたり、妙に納得したりして、徐々にすんなり受け入れていくことが出来ました。「何で?」、「どうして?」などの疑問を対話につなげることがお互いの理解につながることを学びました。

 

様々な、日本とは異なるユニーク文化に触れると共に、日本と、そして自分自身を再認識する毎日ですが、それらを良いとか、悪いとか、比較したり、評価したりするのではなく、全てを理解出来なくても、異なりに興味を持ち、相手に寛容でありつつ、コミュニケーションを図ろうとするひとりひとりの意識や姿勢がハワイでの多文化共生を可能にしているのではないでしょうか。

皆さん、お元気ですか?ジェーニャは元気です!

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皆さん、お元気ですか?ジェーニャは元気です!


すっかり秋になりましたね。
ロシアにいた頃は、秋が全然好きな季節じゃなかったけど、日本に長くいたら、秋が大好き。一番可愛いファッションも楽しめるし、食べ物も美味しい し。
たくさんの日本人が秋が好きだというので、私も日本人になったのかな?
最近、自分が日本人なのか、ロシア人なのか、アイデンティティーがぶれてきた事に気付きました。


今年の9月に、4年ぶりにロシアに行ってきました。家族にも、友達にも会って、お仕事もしてきて、友達の結婚式まで行ってきて、楽しくて盛りだく さんの旅でした。


その中で、久しぶりに帰ったロシアにも違和感があったし、自分がロシアにいる事にも違和感があった。同じロシア人なのに、浮いている。ロシア語が自然にしゃべれるけど、ぶつかった時は「痛い!」とか言っちゃう。うっかり出てくる言葉は、日本語。

 

 

外国人がよく訪れる、モスクワの赤の広場にあるデパート、GUMにも行ってきた。モスクワに住んでた頃、よく行ってたし、あの雰囲気、好きなんで す。
今回は、新しい感覚に気付いた。周りは外国人ばかりで、なんだか、すごく安心した。自分が外国人だなって思い


帰りの飛行機に乗る前に、CAに「日本の在住カードがあるよ」と言ったら「そんなの、見ればわかる」と言われました。もう、ロシアに住んでいる人 に見えないって事ですね。きっと表情が違うって事だと思います。嬉しかったような、どこか悲しかったような気持ちになった。


それでね、同じ飛行機に乗っていた人に「あなたは、声優のジェーニャでしょう」って言われた!ロシアでも、私の事を知っている人がいる、嬉しい!



自分だけのアイデンティティーを見つけたい。きっと、外国に住んでいる人にも、地方から上京した人でも、私の気持ちがわかるはずです。


住めば都、って事は正解かもしれない。

 

 

 

今日のスイーツ 



ロシアから持って帰ったスイーツ「シュガーコーテングのクランベリー」



砂糖のカラの中に、生のクランベリーが入っています。中のジュースが、ぷちっと口の中で広がる!普通に食べると、とても酸っぱいベリーなのだけど、砂糖と一緒にすれば、バランスがばっちり!



告知:
12月1日イベントのMCをやります!歌も、生アフレコもする予定!


ぜひ遊びに来てね!詳細はこちら!
http://anievez.com/c/archives/8152
国際系アニソンクラブイベント

 AniCrush!!! vol.2 (東京・秋葉原)mogra秋葉原 2013年12月1日(日)15:00~

http://anievez.com/c/archives/8152








インド人って映画好き??

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インド人って映画好き??

平均インド人の一日の生活パターンを紹介しましょう!!

これは大学生から上ということになります。暖かい国ですから朝はわりと早く起きます。一般インド人の朝ごはんは大体似てます。サブジ「汁の無いカレー」チャパティー。「ナンよりもお腹に優しい薄い丸いパン」とホットチャイ.インド人みんなこの朝ごはんは大好きです。これがたまにオムレッツに変わるだけ。

学生は大学へ、そして大人はそれぞれの仕事場へ.中流階級はというと、

帰ってきて少し家の手伝い、晩御飯、テレビ見て寝る。毎日の人生に大きなチャレンジなどは無い.中流階級は世間に迷惑かけずに、トラブルに巻き込まれないように、安全に安全にがモットーです.親と名誉が大事。特に女の子は色んな意味で宝物(これは箱入り娘ではない、金銭面的にそんな余裕はありません)結婚するまでに何もスキャンダルの無いようにガードです。

では下流階級どうでしょう。

今はインドの学校教育の普及率もかなり上がってきてますがそれでも学校へ行けない子はたくさんたくさんいます。十分な朝ごはんも食べれず、時間になったら仕事へ。日雇い労働、力仕事、人がやりたがらないような仕事を何でもします。仕事があれば幸せです。ご飯が食べれます。その日に働いてその日に稼いでその日に食べる。ぎりぎりの生活です。しかし、貧しいけどテレビがある家庭も多いです。もしなければ、何人かでテレビのある家に移動します。テレビはみんな好き、大好き。でももっと好きなのは映画です。多くのインド人はご飯を食べれなくも映画は見たいです。明日の生きることの心配よりも今日公開した新作みたい。それも自分の好きな俳優さんとかだったらなおさら見たい。インド人は本当に映画が好きです。

インドを離れて28年目ですが、日本での生活は、食べ物も文化も言葉も全て違うのですがやっぱり我が国インドの部分で持っておきたいのは映画とそれにちなんだ音楽ですね。異国の我々インド人を支えているのはこの二つの柱です。これが崩れるとどんな国へ行っても住み難いです。いい作品が少なく、本当に見たいものはわずか。それでも毎日の日本でのストレスあふれてるライフスタイルで唯一のオアシスはインド映画です。

これに勝てるものは無い.アーメン!

サニーフランシスさんとインド旅行に行きませんか?

エア・インディアで行く 

STAND-UP COMEDIAN KAORI' ESSAY no.2

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STAND-UP COMEDIAN KAORI' ESSAY no.2



KAORI Profile : 高村香織 早稲田大卒 日米で活躍する、日本人女性唯一のスタンドアップ・ コメディアン。 黒人音楽に惹かれ、舞台芸術や黒人文化と音楽を学ぶための黒人の大学に留学。たまたま、スタンドアップコメディをやった時にとても受けその体験が、本格的に取り組むきっかけに。

一回目のお話 ESSAY no.1

https://www.yokosojapan.net/article.php/20131006kaori-standup_life_ja

Merry Xmas!! いよいよ一年で最も楽しみなイベントがやってきましたね!

ですが、日本でクリスマスを初めて過ごす留学生のみなさん。忠告しておきます。

もし今恋人がいないのなら…クリスマスは家でじっとしていましょう。

日本のクリスマスはシングルを追いつめます。

追いつめられて20数年。実体験に基づいたアドバイスです。

Hahaha! That’s JOKE!!

クリスマスはシングルもダブルも、キングサイズも(!?)楽しみましょう。

と言うのも、日本はやっぱりまだクリスマス=恋人達のイベントというイメージが根強くありますよね。でも外国人の皆さんに聞くと、家族と過ごすという人も多くいて、「大切な人と過ごす」時という考え方が圧倒的に多い。どんな人も「大切な人」との関係を改めて深められる、そんな一日になるといいですね。

 

クリスマス商戦、なんて言葉もありますが、今年はアベノミクスで賑わいそうですね。クリスマスは、イエス・キリストの誕生日。日本の経済の救世主ともなるんでしょうか?

 

 

さて、話は変わりますが、先日、語学最大手サイト「スペースアルク」で2回にわたりインタビューを掲載していただきました!

「スタンダップコメディーでニューヨーカーを笑わせる日本人女性」

http://eng.alc.co.jp/gogaku/2013/11/kaoricomedy-01.html

「スタンダップコメディアンKaoriが伝授する英語で笑わせるコツ」

http://eng.alc.co.jp/gogaku/2013/11/kaoricomedy-02.html

クリスマスに向けて、素晴らしいゲストの方々と共演します!

12月13日(金)第40回 東京NYアメ★ドリ交流会

クリスマスパーティー

ゲスト:いちむじん (ギター・デュオ)

長井秀和氏(お笑いタレント)

Kaori(スタンダップ・コメディアン) 

開始7時、講演8時、閉会10時

Com.Cafe音倉

世田谷区北沢2-26-23 B1  03-6751-1311

京王線・小田急線下北沢駅北口・西口1より徒歩2分

 

日本の大学教育改革に一石を 北陸大学 李 鋼哲教授

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日本の大学教育改革に一石を

 


北陸大学 李 鋼哲教授
専門:国際経済学、東北アジア経済論
朝鮮族研究研究会(代表)、北東アジア学会、関口グローバル研究会(SGRA)、北東アジア研究交流ネットワーク(NEASE-Net)幹事

 最近の『日経ビジネス』インターネット版で、早稲田大学の熱血教授、カワン・スタントに関する記事を読んで、深く感銘を受けた。


 実は、スタント教授とは昨年8月末に中国の延吉でお会いしたことがある。氏は日本の「華人教授会議」の故郷訪問団の一員として延吉を訪問していて、延辺大学副学長の招待晩餐会で、私と隣の席に座って初対面で挨拶しながら話が弾んだ。


スタント教授と名刺交換して見てビックリした。なんと日本と米国で4つの博士学位をとっているのではないか。それも工学、医学、薬学、そして教育学という幅広い異分野の学位を、何の天才だろうと思った。その勉学の精神に私は心を打たれた。スタント教授は「心を育てる教育や感動教育を実施し」、カワン・スタント・メソッドも開発していると、「早稲田大学研究者紹介」にも掲載されている。


 その早稲田大学に私の息子が昨年商学部に入学し、親としてもこれでひと安心した。ところが、入学してから2ヶ月くらい経って、息子は「大学を辞めてアメリカのカレッジに入って1からやり直したい」と言ってきた。「何言っているんだ。早稲田は日本では入りたくても入れない人がたくさんいるんだよ」。「授業がつまらないし、刺激がない」と息子は言う。「でも早稲田の学歴は日本では大変役立つのでは?」と私が言ったら、「自分にとってはここで勉強するのは時間の無駄になる」と息子は言い張る。後ほど、「国際教養学部の授業が面白いから、転学部したい」と言っていたが、申請時期を逸したので実現できなかった。もし前述で紹介した国際教養学部のスタント教授のような方に出会えたら、彼の考え方はちょっと変わったかも知らない。


日本の大学の現状に目を転じると、確かに大学の教育に大きな問題があることを改めて感じた。私も日本の大学院で10年ほど勉強、8年あまり教えているが、魅力ある講義が少なすぎると感じたことは一回だけではない。学生が勉強意欲を無くすのは、学生だけの問題ではない。教員は教育にどれくらいエネルギーを投入しているのだろうか、疑問に思うし、自問もしている。


最近、2012年の世界大学ランキングを調べて見てびっくりした。東大がやっと27位にランキングされ、早稲田と慶應はなんと351~400位にランキングされている(2013年の発表では二つの大学は400位圏から外されている)。これは現在の日本の大学教育の一角を物語っているのではないか。
それでは、なぜ日本の大学教育はここまで低落しているのか。理由はさまざまあるだろう。「今の学生は駄目だ、勉強しない」と、20数年前に筆者が日本に来てから良く聞く話だ。もちろん、時代が変わり、環境が変わると若者も変わるだろう。生活満足度が高いからハングリー精神がなくなり、勉強しない若者が増えているのも事実であろう。


しかし、若者のせいにするだけでは、日本の教育は変わらないのだと思う。変わった環境と時代に相応しい教育体制と教育方法を見つけることが大学教育としての責務ではないだろうか。そのためのイノベーションを積極的に進めるべきではないだろうか。


日本の大学教育に問題があるとしたら、学生のやる気が弱くなったのも確かであるが、根底には「先生が駄目である」と私は言いたい。有名な大学では、先生は教育より研究にかなり力を入れていると言われている。つまり教育能力の開発、授業法の開発や工夫にはそれほどエネルギーを注いでいないと思われる。私のいる地方の私立大学では「研究より教育を重視しろ」、「愛情と情熱をもって教育しろ」と言われるが、実際は教育現場ではその通りにならない。だからといって教員が研究に熱心かといえば、そうでもなさそうである。


それでは、なぜ日本の大学教員は教育に熱心にならないのかを考えなければならない。筆者の浅見では、その根底には日本社会の組織風土に問題があると思っている。毎日「改革」とか叫びながらも、保守的で、古臭くて、既得権益者の利益だけが守られている状況が、大学を含めた日本の多くの組織が活力を失う原因
ではないだろうか。


日本国の政治家や官僚、巨大企業などにも似たような現象が起こっているのではないか。「改革」、「イノベーション」、「維新」というきれい言葉は良く使われているが、それが既得権益にぶつかると何も進まない。大学の教員や経営者もある意味では既得権益者であり、自分たちの利益を犯してまで改革をしたいとは思わないだろう。

そして多数の大学では競争システムやインセンティブ・システムが制度的に整備されているのだろうか。頑張っても頑張らなくても評価や待遇はあまり変わらないし(その面では「社会主義」と言われる)、頑張っている人が逆に足を引っ張られることもある。こうした日本の大学教育を根本から改革するのに、スタント教授の取り組みは一石を投じるだろう。

特集:日本の大学はどのように変わるべきか?

学生たちは何を求めているのであろうか?

学ぶ楽しさを伝えよう!! 拓殖大学 潜道教授 

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学ぶ楽しさを伝えよう!!

潜道文子教授(写真左から2番目)
と拓殖大学大学院商学研究科潜道ゼミの留学生のみなさん

WAA (WE ARE ASIAN) というアジアの人たちとの交流会の世話人を長年努めておられる拓殖大学の潜道教授にお話を聞きました。

スタント教授の印象はどうでしたか?

スタント教授を知ったのは、WAAで講演をして頂いたのがきっかけです。その当時は横浜桐蔭大学の教授をされていましたが、教育にかける情熱と斬新な取り組みに驚きましたね。しかし、スタント先生の生い立ち、また様々な人生経験があるからこそ出来る取り組みだとも感じました。また、最近の大学教員は、研究や授業だけではなく、大学内の変革プログラムや委員会などにも多くの時間を割いているのが現状で、余程の使命感がない限りスタント先生のような姿勢で全ての学生と向き合うのは難しいのではという気持ちも抱きました。

スタント教授の考えから何か参考にしていることはありますか?

私自身も授業と研究以外にも、大学内の委員会等の活動、学会活動などで、多くの時間を取られていますが、私の出来る範囲で最大限の取り組みを学生のために行っています。学生の本音を聞くために、ゼミの学生たちと食事をしたり、個人面談をしたりしながら、できるだけコミュニケーションをとっています。

また、潜道ゼミのモットーは、『あきらめない!』です。敢えて実力以上の目標を設定して、うまくいかなくても、あきらめずにチャレンジすることを身をもって経験させています。
私自身も多くの経営者や起業家に会って、ネットワークを広げ、日々新しいことを吸収するように努めていますし、また、時には学生を学外に連れ出して、多くの社会人と交流する機会を作ったりもしています。スタント教授の学生に対する接し方は参考になるところも多いですね。全てを取り入れることは難しいですが、私が一番印象に残っていることで、また私自身も心がけていることは、教員も自分自身が何かに、チャレンジしているところを学生にも見せることだと思います。

正直、休みの日も仕事に追われるほど、学内外で多くの仕事も抱えていますが、その状況でも、学生たちのことを第一に考え、また自分自身も新しいことにチャレンジして行くことは教員として楽しいことです。研究や講義以外のことに時間を取られることもしばしばありますが、それも間接的には自分のためになると思って楽しむことが大切だと思います。

潜道教授は、いつも元気でサービス精神旺盛。インタビュー当日も大学院のゼミの留学生を紹介してくれた。面倒見のいい先生には、学内外の色々な役職や業務も集まって来て、土日も仕事に追われることもあるようだ。大学の改革が叫ばれ、大学教員への風当たりも厳しい面もあるが、大学と学生の板ばさみで苦労している大学教員も多いことが理解できた。

オックスフォード流の人格形成術

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ラドクリフ・カメラ(図書館)とオール・ソウルズ・カレッジ

 オックスフォードは英国最古の学園都市で、市内にはオックスフォード大学のカレッジ、研究施設、博物館、100以上もの図書館が点在しています。オックスフォード大学は数多く首相や著名な作家を輩出した大学でもあり、近年ではハリーポッターの撮影舞台となり観光客も多く訪れています。

ハリーポッターの食堂のシーンのモデルになったクライスト・チャーチ内の食堂 

また、自然と歴史的建造物に囲まれた街並みはとても美しく、落ち着いた環境で学問に励むこともできます。私自身、アメリカ、カナダ、キューバと今回で4度目の海外生活・留学になりますが、オックスフォード大学ほど国際教育を重んじつつ、英国の伝統文化や知識を重視する校風は初めてで圧倒させられました。

 

オックスフォード・ユニオンの図書館

例えば、入学式、試験日、フォーマル・ディナー(教授との食事会等)、そして卒業式等の公式行事では必ず黒いガウンを着用し正装します。入学式も一部ラテン語で行われました。また、カレッジ(寮)で行われるフォーマル・ホール(食事会)は、食事の前にグレース(お祈り)があり、そして、食前のお酒、食事、お茶といった順に、その都度部屋及び席が変わり集まったメンバー全員と話す機会があります。

こういった趣からイギリスが社会性や社交的な人格の形成に力を入れていることが窺えます。そして、正装させることで、常にルールやマナー、個人が果たすべき役割を社会的に自覚させる要素があると感じられました。

このような点からオックスフォード大学は学問だけでなく人材教育にも注力しているのだと改めて実感しました。

また学問に関して、世界的に有名な教授を始め政治家、ジャーナリスト、企業家などのセミナーや講演が毎日行われており、幅広く知識を深める機会があります。クラブ活動やカレッジの行事を通し、様々な学部の教授や学生と交流も深めることもできます。私の大学院生活は残り僅かですが、多くのことを学び社会に貢献できるよう充実した留学生活を送りたいと思っています。
 
オックスフォード大学大学院
セイント・アントニーズ・カレッジ
清水小紅美

『デスパレートな妻たち』に出演した思い出

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『デスパレートな妻たち』に出演した思い出

 


先日、海外ドラマ「デスパレートな妻たち」の日本語吹き替え版のさよならパーティーがありました。日本語バージョンの収録、全部終わり、皆さんとそのお祝いをしました。
8年も続いたドラマ。大好きでずっと見ていたドラマ。シーズン6でイリーナ役をいただいた時、すごく幸せでした。大好きな作品に出られるなんて、これ以上嬉しい事がない!
「デスパ」の現場、普通の現場とはちょっと違うかも。たくさんのキャラクターもいるし、日本語吹き替えの役者さんも、すごい方ばかり。30年以上やっている方も何人も!
私が生まれた頃には、もう役者をやっていたのですね。同じ場所にいていいの?

そんなすごい方々と一緒に、まだまだ声優のお仕事を始めたばかりの私。膝が震えっぱなしでした。だけど、素晴らしい先輩だからこそ、とても勉強になって、芝居もやりやすかったです。役者さんも、スタッフの皆さんもとても優しくて、よかったです。

私の役柄は、ロシア人のイリーナ。メインヒロイン4人の中の一人、リネットの息子の嫁。いい子にしているように見えるが、実は...結婚サギ?^^4話だけの出番でしたが、すごく楽しいお仕事でした。リネット役の唐沢潤さんと一緒にお芝居が出来ただけでも、充分幸せなのに、仲良くなって、大切な友達も出来ました。これからもずっと仲良くやっていきたいです!^^スカーボ家のみんな。パパのトム役の郷田ほづみさん、ママのリネット役唐沢潤さん、そして息子のプレストン役の羽多野渉さん。プレストンの彼女、イリーナ役は、ジェーニャでした^^
素敵な役者さんばかりで、元々素敵なドラマだけど、世界一技術が高い日本の声優さんのおかげで、さらに魅力的になった作品。海外ドラマは、アクション系とか、弁護士系とか、色々あるけど、ファミリー系でしたら、「デス妻」は間違いなく、トップの作品です。

ぜひ見てほしい! 皆さんが芝居に混めた気持ちが絶対伝わると思います。
声優の皆さん、8年間支えてくださったスタッフの皆さん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!一緒にお仕事出来た事、私の宝物です。
(ジェーニャのブログより)

 

映画をこよなく愛する関西弁のインド人

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映画をこよなく愛する関西弁のインド人
 

 

国際紅白歌合戦in Osakaで司会を担当する 
サニー・フランシスさん(コメンテーター・ラジオ/テレビパーソナリティー)
インドの南ケララ州生まれ、西インドのアメダバードシティー育ち。大学卒業後、先輩の誘いで来日して27年。現在は、サンテレビ「週末ココいこっ!おっ!サンなび」やFM COCOLO「FROM OVERSEAS-INDIA-」「関西テレビ"スーパーニュースアンカー"」などなど、ラジオ、テレビ、雑誌、イベント、MC、レポーターといった様々な分野で活躍中。関西弁の巧みな話術での歯に衣着せぬ発言は、笑いの中に辛口の社会批評も包み年齢を問わず多くの人に支持されている。また、関西の小学校を訪問し、国際理解のためのカレー作り教室も10年以上続けている。
 
  

左から、森井君(関西学院大)サニーさん、村田君(同志社大)、筆者

  
関西なら子供からお年寄りまで知名度のあるパーソナリティーのサニーさんに2人の学生さんと一緒にお話を聞いた。一見強持てだが、サービス精神旺盛なとても心の優しい人。インド人は話し出すと止まらないとよく言われるがサニーさんも例外ではなかった。日本に来たばかりの頃の経験、テレビやラジオの仕事のこと、台湾人の奥さんや家族のこと、また映画評論について、ボリウッド映画(インド映画の俗称)など、インドの映画1本分、約3時間半飽きることなく、サニーさんの物語に引き込まれた。
 
サニーさんの日本の好きな俳優さんは高倉健さん。インドのお父さんはとても厳格だが、高倉健とは違って、口数は多い。子供の頃は、お父さんが代表して映画を見に行って、夕食を囲んで、家族のみんなにその映画を解説する。もちろん、映画は3時間半もあるので、夕食の時間では収まらず、その後は、屋上に出て、家族で星を見ながら話の続きを聞く。だから、インドのお父さんは、話がうまいのかも知れない。
 
インドでは、年間約1000本もの映画が作られている映画大国。一昔前は、お金持ちの娘と貧乏な男性の恋物語で、祭りがあって、突然踊り出すシーンがあったりというものが多かったようだが、最近は、シネマコンプレッスが増えたこともあり、1本の時間も短くなり、様々なインドの多様性を表現するものも増えてきた。しかし、映画がインドの人たちにとって欠かせないものであることには変わりはない。日本ではまだまだ、インドの情報は偏っている。
 
『インド人はB型が多い?』『インド人は計算が得意?』『インド料理はみんなカレーの味がする?』など、ばかな質問をしたが、どれも根拠がないことをサニーさんは教えてくれた。インドは、英語を話す世界で一番大きな国でもある。もっともっと日本人はインドに関心を持ってもいいはずだ。そのインド魅力を映画を通して伝えるサニーさんのコーナーを次号からスタートします。ご期待ください。(グローバルコミュニテイー 編集長 宮崎計実)
 
サニーフランシスさんの最近のお薦め
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
お話好きのスタンリーは、お弁当を持ってこれない。それを見かねたクラスの仲間がスタンリーのためにお弁当を少しづつ分け与えていたが、ある日事件が起こった。
 
 
 
 
インド映画歴代興行収入1位を記録した大ヒット映画。インドの工科大学の寮を舞台にした青春劇。コメディ映画だが、3人の学生が「学ぶことの本当の意味は何か?」を明るく探し求める感動巨編。2010年インドアカデミー賞では作品賞をはじめ史上最多16部門を受賞。日本でもすでに興行収入が1億円を突破。