2024/04/26 09:53

みんなの生活

いつかは自分の店を持ちたい。夢に向かう店長募集

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いつかは自分の店を持ちたい。夢に向かう店長募集

オープニングスタッフ大募集 金髪・ピアスOK! 店長 有楽町・日比谷エリア 有楽町産直横丁
【募集職種】将来独立したいので、流行る店のノウハウを学びたいという店長・店長候補 【雇用形態】正社員 【給与】月給:40万円〜60万円 【勤務地】有楽町産直横丁
 

専門店が集まる横丁では色々な経験ができる

当社ではこれまでシャッター通りだった40年前の公設市場を、情熱と年月をかけて個性的な酒場が集まる横丁へと再生した「恵比寿横丁」を筆頭に、横丁・産直街業態、世界的アーティスト村上隆氏のオフィスデザインなど、世間を「アッ!」と驚かせるプロジェクトを立ち上げてきました。「一流を手軽に」という考えの下、地方生産者の方々から、素晴らしい食材を直送いただいており、その素材を生かして職人が仕込みから手づくりした料理にこだわっています。産直横丁という通常の飲食とは異なるステージで自分の未来の可能性にチャレンジしてみませんか?

 

生産者をスターに、2020年までに40店舗をオープン

日本各地の農業、漁業、畜産業など、実直に努力を続けている素晴らしい生産者の方々がたくさんいます。私たちは「生産者をスターに」をコンセプトに、産地と東京のマーケットを繋げるプロジェクトが進行中です。有楽町での産直横丁を始め、2020年には渋谷再開発の大規模飲食街プロジェクトなどが目白押し。、新たに活躍できる新しいポストも多数生まれます。今回の募集も、未来のそのポスト候補。また「将来は自分で店を持ちたい」という方は繁盛店のノウハウを学ぶことができます。場合によっては、横丁内のお店で独立も可能です。

募集職種
将来独立したいので、流行る店のノウハウを学びたいという店長・店長候補
雇用形態
正社員
仕事内容
 
有楽町産直横丁内の店舗での店長業務全般をお願いします。

2020年までに出店する40店舗で店長として活躍いただく事を前提とした募集です。統括店長などの幹部ポストもこれから多数できていきますので、実力に応じて多くのポジションと活躍のチャンスがあります。
将来は統括マネジャーとして、各店の店長・料理長と協力しながら、ブランド全体のマネジメントやブランド構築に携わっていただきます。手を挙げた人には産直イベントの企画や、スポーツ、YouTuberとのコラボイベントまで。店長の枠を超えたワクワクが一杯です!将来独立希望の方は、ここで学べるノウハウは貴重なものになると思います。
応募資格
高卒以上
・飲食店での店長、副店長経験者

【このような方のご応募お待ちしています】
  • 決められたレールの中ではなく、自ら可能性を切り開いていきたい。
  • 将来独立して自分の店を開きたい
  • 体験したことのない楽しいことをやりたい
  • 会社の制約により、自身のポテンシャルを活かしきれていないと感じている
  • このまま働き続けてどうなるのか、将来への漠然とした不安がある
  • ポストが埋まっていて上のポジションを目指すことができない
  • 現場やお客様とのコミュニケーションは大好き


など、成長し続けたい意欲があれば志望理由はなんでもOKです。

※髪型・髪色は一切問いません。金髪・ピアスもOKです。
勤務時間
0時00分 〜 0時00分 シフト交替制
※勤務時間はあなたの希望にお応えします
※深夜勤務の場合は別途深夜手当支給

勤務例)
7:00~19:00/ 8:00~18:00 / 11:00~23:00 / 19:00~5:00
など、「日勤だけ」「夜勤だけ」「時短で」といった、あなたのライフスタイルにあった働き方が出来ます。お気軽にご相談ください。
給与
月給:400,000円〜600,000円
※試用期間の当初1ヶ月間は一律30万円です
店長としての実務能力やマネジメント能力をみせていただき、当社規定により給与を随時アップいたします。

【給与例】
35歳 統括店長(入社1年半)/月給60万円
31歳店長(入社2年半)/月給45万円
28歳店長(入社1年半)/月給42万円
休日休暇
月6日/シフトによる
夏季休暇
冬季休暇
慶弔休暇
有給休暇
待遇
  • 昇給
1ヶ月後に面談し、実力のある方はスグに昇給します。その後、能力に応じ随時昇格昇給いたします。
  • キャラクター手当(2万円から10万円)
当社では、マネジメントは苦手だが「一芸」に秀でているといった方に、その「芸」に対してキャラクター手当を支給しています。
例えば、マネジメントは苦手だが接客は抜群!という女性の役職は店長ではなくて「女将」。キャラクター手当として月10万円。店長のマネジメントスキルはまだまだだけれど、世界放浪の経験からファンキーなノリと英語力で外国人のお客様への接客は抜群!という男性スタッフにはキャラクター手当として月3万円などなど。あなたらしく輝く個性を評価する制度です。
  • 業績給 (担当店舗の売上・利益達成した場合、年4回支給)
  • 決算賞与(年1回:目標業績達成の場合)
  • 交通費全額支給
  • 各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
※体験勤務の場合は1ヶ月後の正式入社後に加入となります
  • 社宅制度
地方などから上京し、自分の腕を東京で試したいという方向けに上京後すぐに住んでいただく事のできるシェアハウスを用意しています
  • まかないあり

メニューは店により異なりますが、まかないも手作りです。お腹いっぱい食べてください

 

 

国際会議で通訳ボランテイアをしませんか? 学生さんも応募可能です!!

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国際会議で通訳ボランテイアをしませんか?
学生さんも応募可能です!!

http://www.moj.go.jp/KYOTOCONGRESS2020/

第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)

ボランティア募集要項

2020年4月に,京都で犯罪防止・刑事司法分野の国際会議が開催されます。国連犯罪防止刑
事司法会議(京都コングレス)は,5年に一度開催され,世界約150か国から法務大臣,検
事総長等,ハイレベルの各国政府代表等約4,000人を超える専門家が集まり,さまざまな
会議が開催されます。
1970年第4回コングレスから50年ぶりの日本開催となります。
この度,本国際会議の会場となる国立京都国際会館などにて活動していただくボランティア
を募集します。
ぜひこの機会にボランティア活動に参加し,多くの国の方と交流する体験をしてみませんか。
1.開催概要

4.応募条件
3.活動内容
会議名:第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)
開催日時:2020年4月20日(月)から同月27日(月)まで
開催場所:国立京都国際会館

1会議場内外での誘導案内,会議運営補助等
2サイドイベント運営補助(通訳等)
→詳細,応募は下記URLを参照ください。
http://www.un-congress.org/Volunteer/About

12共通
・年齢,性別,国籍不問
・本会議の趣旨を理解し,ボランティアとして責任を持って活動(活動日・時間及び活
動内容に関する指示に従い,ルールを遵守すること等)できる者
・日本語以外の言語を母語とする場合は,日本語での説明を理解し,日本語で書かれた
配付資料を読解できる程度の日本語能力を有していること。
・異文化間での協調性,コミュニケーション能力が高く,ホスピタリティーマインドを
有していること。
・ボランティア研修に参加できる者
・公共交通機関で活動場所まで来ることができる者
2のみ
・サイドイベントでの通訳,報告書作成業務を遂行できる英語力を有すること。
2.活動場所
国立京都国際会館,京都市内,駅など

6.参加者特典
◎昼食支給
◎京都市内で利用できる地下鉄・バス1日乗車券(1枚/1日につき)支給
◎ボランティア証明書の発行
◎Tシャツまたはポロシャツの配布を調整しております
5.活動期間
2020年4月19日(日)~同4月27日(月) ※1日だけの参加でも構いません。

7.応募方法

応募フォーム:https://reg.convention.co.jp/f-
system3/view/view_form.php?form_id=3803&code=4d80a

締 切:2020年 2月 9日(日)

(応募者多数の場合,期日前に締切る可能性もあります)

詳細は,ホームページ http://www.moj.go.jp/KYOTOCONGRESS2020/
をご覧ください。

8.応募から当日までの流れ

9.備考
・活動日はご希望の日時に添えない場合がございますのであらかじめご了承ください。
・応募者多数の場合は,活動をお願いできない場合があります。
・登録いただく内容・データは事務局で管理し,京都コングレス以外の目的には使用いた
しません。
10.問合せ先
京都コングレスボランティア事務局(日本コンベンションサービス株式会社内)
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-4-2 大同生命霞が関ビル14F
TEL. 03-3508-1217
Email:kyotocongress-vl@convention.co.jp
大会ホームページ: http://www.moj.go.jp/KYOTOCONGRESS2020/

『神社ツーリズム』を読んで ―留学生や海外を目指す日本人学生には必読の一冊―

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『神社ツーリズム』を読んで

―留学生や海外を目指す日本人学生には必読の一冊―

いつも、コラムを書いてもらっている東條氏が、2冊目の新刊を発行されたので、早速読んでみた。

著者の東條英利氏は、個人的にもお付き合いがあるが、神社のポータルサイト神社人を主宰し、1000社以上の神社を自分の足で歩いて神社のデータベースを作っている信念の人だ。そして、全国に8万社以上ある神社のデータベースも東條氏の趣旨に賛同した有志の協力もあり、約1万社のデータが集まってきている。東條氏の飾らない人柄もあり、講演などでも多くの賛同者が集まり、静かなブームが起こりつつあると感じている。

初詣、初参り、七五三、成人式や結婚式と様々な人生の節目で神社はその舞台になってきた。その神社の本質を知り、他の人に伝えていくのがこの本の目的の一つであると思う。

私は仕事がら普段から留学生との関わりが多いので、日本文化をどのように彼らに伝えるかということに関心があった。また、明治神宮を拠点に学生通訳ボランテイアの活動も学生さんと立ち上げた経験から、神社をモチーフに日本を紹介する試みはとても的を得ていると感じている。

私もボランテイアで外国人の人たちを明治神宮に案内をすることがあるが、一様に日本の『清めの文化』に驚きを隠せない様子だ。『汚いところに神様は現れない』『お天道様が見ている』などは、まさに日本人を説明するキーワードだと思う。

また、建国記念日や勤労感謝の日などの祝祭日、日本酒や相撲に至る起源も神道や神社にさかのぼる。まさに神社は日本文化のエッセンスだ。

それに、神社はどこの町にもあり、近所のありふれた神社でさえ、適切な案内さえあれば、外国人には『日本の不思議』でいっぱいの立派な観光スポットにもなるのだ。『神社ツーリズム』は、日本人にとって『当たり前の日本』こそが、日本の最大の文化遺産であり、それは、日本人すべてが共有する大切な教養だと気づかせてくれる本である。日本文化を知りたい留学生や海外に興味のある日本人学生には鞄の中に忍ばせて、何度も読み返して、生きた知識にしてほしい、そして、学んだことをどんどん、いろいろな言語で友人に伝えてほしいと思う。日本に関心のある外国人の人たちはその話を関心を持って聞き、またそれを雄弁に語る君の姿を尊敬のまなざしで見るであろう。(グローバルコミュニティー 編集長 宮崎計実)

「パワースポット巡り」が息の長いブームとなるなか、今年、伊勢神宮と出雲大社が実に60年ぶりとなる同年遷宮を迎えている。
加えて、浅間信仰の“総本山"霊峰・富士も念願の世界文化遺産登録を果たすなど、まさしく、2013年は「神社の年」と言って差し支えないだろう。
だが、私たち日本人は、自らの“ルーツ"である神社、神道についてあまりにも“無知"なのではないか? 
「きれい好き」が日本人の国民性のひとつに数えられるのはなぜか? 日本人の「公(=Public)」を重んじる精神は「お天道さまが見ている」という言葉の影響からなのか? 
そして、そもそも神道は「宗教」なのか……?
東條英機第40代内閣総理大臣の末裔であり、神社ポータルサイト「神社人」を主宰する著者が、一本の縦糸を紡ぐように先人たちが築いた歴史を振り返りながら、
系列社や御利益別に“神社巡り"を楽しむ新しいかたちの「神社ツーリズム」を提唱。世界に誇る「文化立国ニッポン」の魅力に迫る――


目次:

第一章◎日本の常識、世界の非常識
第二章◎神社のルール
第三章◎神道とアニミズム
第四章◎“ジャパン・オリジナル"の神々
第五章◎神社の始まり ~伊勢と出雲~
第六章◎仏教の伝来と神道の存在感
第七章◎「神話」という名のミステリー

日本のお正月の文化的ルーツとは?

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日本のお正月の文化的ルーツとは?
 
 
いよいよ師走のシーズン到来ですね。正月は、日本の年中行事の中でも特に、文化色の濃い時期でもあります。でも、そもそも私たち日本人は、何で新年を祝うのか考えた時に、その答えって誰も出て来ないですよね?何故なら、新年は祝うものだと思っているのが、当たり前になっているからです。でも、こうした出来事ひとつひとつとってもそこには、きちんとした理由があるのですよ。
 
ということで、日本のお正月ですが、そもそも日本の年中行事、とりわけ、祝祭日には、ある文化的ルーツが根底にあります。それが、神道と農業という二つの大きなテーマです。基本、日本の祝祭日は、農業の収穫に併せて、その祭事が決まり、その祭事にそって、お休みが定められてきました。まぁ、江戸時代までは、全人口のおよそ8割近くの人達が農業を営んでおりましたので、或る意味、当然ですよね。そして、こちらのお正月にも、同じルールが適用されます。
 
元々、日本のお正月は、大歳神と呼ばれる農耕の神様を自宅に迎え入れるためにありました。それは、昨年の恵み豊かな一年を神さまに感謝すると同時に、これからの一年の豊穣を祈念することにありました。このため、大歳神さまは、日の出と共に現れ、私たちの自宅に招来するのです。何故、お正月には、門松をたてるのか、輪飾りや鏡餅を飾るのか。そのすべては、この大歳神さまを自宅に迎え入れるために飾ります。年末の大掃除も不潔なところに神様はいらっしゃらないので、自宅を綺麗にするのです。
 
でも、最近では、そうした意味は殆ど忘れられてしまいました。何故なら、最近では、元旦に初詣に行かれる方ってスゴく多いですよね。でも、一日は、大歳神さまを自宅に迎えるため、不在するなんて恐れ多いことなんです。そのため、本来は、初詣は一日を外して、二日以降に参拝されるのが流儀なのですが、多分、殆どの方がご存じないと思います。今年は少しそのあたりに注視して、日本人らしいお正月というのを体験してみては如何でしょうか。

 

『神社ツーリズム』発刊!! 東條英利氏連載コラム  no.17

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 『神社ツーリズム』発刊!!

東條英利氏連載コラム  no.17
 
 
 おかげさまで、 9 25 日を以て、私の第二著書「神社ツーリズム」が扶桑社より出版されました。これは去年の処女作「日本人の証明」(学研)から数えて、約一年半ぶり。前著が私の人生 40 年の集大成とするならば、今回は、私が神社専門のポータルサイト「神社人」を起案してから現在に至るまでのおよそ 4 年半の集大成となります。ともに、ルーツを巡るという点では同じ構造を取っておりますが、今回は、ダイレクトに「神社・神道」にフォーカスを絞り、日本の魅力、ユニークさを語っております。
 
中には、「神社・神道」って聞くと、それって「宗教でしょ?」と言って、安易に敬遠されてしまう方もいるかもしれませんが、これは、そんな単純な話ではありません。例えば、これを返す刀で、「それでは、神道の教え、教典とは何ですか?」と聞いても誰も答えられないことと無縁ではありません。何故なら、神道には、そもそも宗教として必要な教えというものが存在しないからです。
 
これを裏付けるかの如く、来春、大いなる試みがヨーロッパを舞台に行われます。というのも、サンマリノ共和国という純正のキリスト教国に本格的な神社が出来ます。これは非常に驚くべきことで、この考えの根底にあるのも、神社・神道は宗教にあらず、ライフ・スタイルである、という考えに基づいているのです。
 
ただ世界で、こうした評価が進む一方、国内では、未だにその正確な理解には至っておりません。それは、先の通り、「宗教」というレッテルを求めてしまうことも同様。しかし、「宗教」という一言を取ってみても、そこには意外な背景があることも知られておりません。この「宗教」という言葉は、実は明治以降の近代に迎えられました。そう、元々、「宗教」という言葉はなかったのです。では、何故、国内でもこうした表現が流布されたのか。それは、「 Religion 」という単語が輸入されたからです。そう、外来宗教の存在があってこそ、迎えられた言葉である以上、神社・神道がこうした概念にそぐわないのはまさに、この歴史の変遷を踏まえていくだけでも、おおよそ理解できるものでもあるのです。
 
特定の神もなく、教えもない、そのあまりにシンプルな姿であるからこそ、日本人の持つ独特の精神文化と深く関わっている日本の神道。そういう意味では、本著は宗教本では決してありません。あくまで、私たち自身の文化の原点を知るための教養本であり、この私たちが生まれ育った国を徹底的に楽しむためのガイド本でもある。そう思っています。若い学生諸君だからこそ、知ってもらいたい。この知られざる魅力的な世界を

 

大人女子のわがままをかなえるピンクの本

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大人女子のわがままをかなえるピンクの本


監修:東條英利氏 発行:マガジンハウス


私たちが住んでいる東京。果たして、どのくらいの神社があるかご存知でしょうか。実は、私が企画/運営する「神社人」も、東京都の神社データベースは完成しておりまして、その数、ざっと2,317社にも上ります。更に、そこから23区内を見ただけでも、1,309社と、意外なほど神社が多いことに気付かされます。でも、その自覚はあまりないですよね?ということで、9月13日、私が監修を務めさせて頂いた神社本が、マガジンハウス社より発売されました。その名も「大人女子のわがままをかなえるご利益別ピンポイント神社」(笑)。ピンクの表紙をしたド派手な雑誌です。

今回、首都圏版ということで、東京を中心とした関東近県より100社ほどの神社を掲載させて頂いたのですが、実は、これだけの神社数を載せた神社本って、意外と少ないんです。最近は、多少のパワースポット・ブームも手伝って、神社に関する雑誌、書籍もよく見られるようになりましたが、その多くは、有名どころの神社が多く、更には、お寺なども含んだりしてますので、意外と神社単体のボリュームって多くないんです。でも、冒頭に上げました通り、東京都内だけでも相当の神社がある。勿論、中には、祠程度の非常に小さなものも多数含みますが、それにしても、かなりの神社がこの日本全国には散らばっているのは事実なんですよね。だから、少しでも多くの方に、より多くの神社に触れて頂きたい、そんな想いもあって、私も今回、同書の企画に参加させて頂きました。

そして、神社でよく聞くご利益のお話。実は、こうした側面ひとつとってみても、そこには、そう言われる理由があります。今回は、設定がかなり細かくて、多少の難儀はありましたが、先ず、私たちの身近な、意外なところに、こんな文化スポットが存在する。そんな感覚に触れて頂けるだけでもありがたいものだと思っております。皆さんの知らない日本の一面がもしかしたら、ここにあるかもしれませんよ。
 

日本のお盆について

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神社人カルチャーセミナー NO.5

日本のお盆について

 

8月は多くの方にとっても、盆休みといった形で、実家に帰省される方も多いかと思いますが、実際、この盆行事に対する理解はどの程度ありますでしょうか。多分、多くの方が、先祖供養と墓参りといった理解とその心象から盆行事は、完全な仏教行事かと思っている方が大半かと思います。

 

でも、元々、この先祖供養という発想は、仏教とは無関係なんですね。何故なら、仏教とは、本来、お釈迦様の教えを説いたものであり、元々、人が輪廻から解脱する悟りの境地、ある意味、自己の生き方を示したものであって、先祖供養とは無縁のものになるからです。それでは、何故、日本の盆行事は、仏教として認知されるようになったのでしょうか。

 

実は、この先祖供養という発想は、神道の祖霊祭祀というご先祖さまを祀る行為に始まっております。神道が唯一教義として上げる「敬神崇祖(けいしんすうそ)」という考えも、すべての神さまとご祖先さまに尊崇の念を抱きましょうという、まさにご先祖さまを尊ぶ考えを示したものになるのです。

 

確かに、盆行事の「盆」という言葉は、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という仏教行事に基づきます。しかし、当初の盂蘭盆会とは、今のような先祖供養ではなく、僧侶供養が中心であったと言われているのです。

 

それが、江戸時代に入ると、幕府は、檀家制度を施行し、国民は、寺院の檀家に登録しなければ、旅行をすることも就職することも許しませんでした。そんな仏教中心社会が形成される中で、幕府は、先祖供養までも仏式で行うよう強要していったのです。そうした過程の中で、神道の祖霊祭祀と仏教の盂蘭盆会が習合し、現在のご先祖さまを供養するというスタイルが確立されていったんですね。そうです、この盆行事、先祖供養という発想は、実は、我が国が独自発展させた、まさに神仏混合スタイルというわけなんですね。ですので、実は、先祖供養がすべての仏教国で行われているわけではないんですね。


(神社人運営者 株式会社カルチャージ代表 東條英利 )


 

東條英利氏・・1972年生まれ埼玉県出身、株式會社カルチャージ代表取締役。東條英機の直系曾孫にて、第18代目当主。日本独自の社会公益事業モデルを 模索し、神社並びに神道の存在に着目。神社を通じたカルチャー・ツーリズムを提唱し、新たな地域コミュニティと文化エンターテイメントの再生を目指してい る。

 

日本人にとって『式年遷宮』の意味するものは? 東條英利氏連載コラム no.15

みんなの生活

 

日本人にとって『式年遷宮』の意味するものは?

東條英利氏連載コラム no.15


今年は神社業界にとって、非常に重要な年と言われています。というのも伊勢神宮と出雲大社という神社界の中でもとりわけ重要視されている両社が共に遷宮を迎えるからです。

伊勢の神宮では、これを『式年遷宮』と呼び、その意味は、読んで字の如く「式年」つまり、「定められた年」に、「遷宮」、「お宮(本殿)を移す」ことになります。こちらは、おおよそ20年つき一度行われることになっておりますが、同様、出雲大社でも、平成の大遷宮と呼ばれる「本殿遷座祭」が行われ、こちらは60年ぶりとなります。そんな両社の遷宮が同じ年に迎えるのは、実は史上初めてのことなのではないかと言われているのです。これは多くの日本人にとって、ある意味、貴重な瞬間に立ち会っていると言える訳です。

では、そんな遷宮は何故行われるのでしょうか。実は、この理由は、はっきりとは分かっておりません。一般的には、遷宮をすることで、そのお宮の建築技法、技術を継承させることにあると言います。確かに、年々、宮大工の数は、その需要の低さから激減しているとも言われておりますので、そういった点では、確かに、必要な存在と言えるでしょう。

ただし、伊勢の神宮に関しては、その理由は諸説ありまして、中には、お宮の鮮度を保持するためにあえて行っているという指摘もあります。これは、神宮の本殿が、柱に礎石を使わず直接柱を埋めていることが、わざと耐用年数を低くするための知恵と考えられており、20年後の式年遷宮に備えるという点においては確かに有効と言えるのかもしれません。

他にも、三元九運と呼ばれる気の流れから算定される暦が、20年に一度という指摘や崇敬者に遷宮という負荷をかけることで、崇敬者の信仰意識を高くつなぎ止めるといった心理学的根拠が上げられることもあります。確かに、最後のものは一見怪しくも見えますが、遷宮に莫大な資金が必要となるのは周知の通りで、とりわけ、伊勢の神宮においては、今回の予算は、総工費550億円以上にも上ると言われております。これは、神宮そのものが、125社から構成されており、その全てが遷座することを思えば、相応の予算が必要となることは分かると思います。神宮の式年遷宮は、10月2日。機会がありましたら、是非、今年は両社に参拝してみて下さい。日本人として大切な何かが分かるかもしれませんよ。

「モッタイナイ」の精神に立ち返ろう!!

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神社人カルチャーセミナー NO.4

「モッタイナイ」の精神に立ち返ろう!!

ここ数年で最も世界的に浸透した日本語の一つに「モッタイナイ」という言葉があります。多分、殆んどの日本人が何度も耳にしてきた言葉ではありますが、実は、これ、日本人特有の発想と言われます。欧米で、「Mottainai」という単語が誕生したのも、ある意味、欧米にそういった発想がなかったことに始まります。

往古、日本には、「甕(もたい)」という名字があったと言います。これは、当初、「酒を入れる器」を意味し、次第に、この器を作る専門職たちを、「甕(もたい)」と呼ぶようになったと言います。酒は、今も昔も、神さまに供える大事な捧げものの一つで、酒の器も当然のことながら、欠かすことは許されません。この為、「酒の器が不足する」ことは、神に対する非礼、不届きな行いであるとされ、その時に生まれたのが、「甕(もたい)ない=神さまに失礼である」という考えと聞きます。

この由来の真偽は、はっきりとは分かりませんが、少なくとも、神道には、万物の中すべてにおいて、神霊を拝するという考えがありました(依り代という考え方)。これは、ある意味、偶像崇拝を求めた海外宗教との大きな違いの一つとなりますが、往古では、多くの日本人は、森羅万象全てに対し、畏敬の念を感じていたのです。その思想観の根底にある部分が、この「モッタイナイ」という発想に大きく影響していることは間違いないと言われています。

中には、これを「勿体ない」と書く場合もありますが、これは、和製漢語「勿体」がないという意味で使用されます。この時の「勿体」とは、「重々しさ」や「威厳」を表すため、「自分には不相応なものである」という意味で使われます。このため、厳密には、この本来の「モッタイナイ」という言葉の響きとは、少々意味が異なるのですが、日本人が、自らの立場をわきまえ、相手を尊重する考えは、こうした言葉の節々から同様に感じ取ることができます。日本人は、世界的にもユニークな存在なんです。

(神社人運営者 株式会社カルチャージ代表 東條英利 )


 

東條英利氏・・1972年生まれ埼玉県出身、株式會社カルチャージ代表取締役。東條英機の直系曾孫にて、第18代目当主。日本独自の社会公益事業モデルを 模索し、神社並びに神道の存在に着目。神社を通じたカルチャー・ツーリズムを提唱し、新たな地域コミュニティと文化エンターテイメントの再生を目指してい る。
 

1. 本当の教養とは? 日本を知ること

2010年11月30日(火) 14:59 JST - 記事

2. 2:建国記念日の意味って?
2011年1月26日(水) 20:37 JST - 記事

3. 3:危機を乗り越えたところに大きな飛躍がある
2011年3月28日(月) 21:54 JST - 記事

4. 「モッタイナイ」の精神に立ち返ろう!!
2011年5月29日(日) 17:44 JST - 記事

5. 日本のお盆について
2011年7月30日(土) 23:33 JST - 記事

 6. 大人女子のわがままをかなえるピンクの本
2011年10月 3日(月) 09:43 JST - 記事

日本のお正月の文化的ルーツとは?

8. 和太鼓を通じて草食系男子の根性を叩き直す?
2012年1月25日(水) 23:24 JST - 記事

9:『日本人の証明』を出版して 

10 日本人の証明を出版して NO2 東條英利氏連載コラム NO.11

11  日本人にとって『働く』とは?  東條英利氏連載コラム NO.12

12 感性の鋭かった先人達の知恵に学ぶ   東條英利氏連載コラム NO.13

13   日本語の不思議  表意文字と表音文字 東條英利氏連載コラム no.14

14   日本人にとって『式年遷宮』の意味するものは? 東條英利氏連載コラム no.15

15   グローバルな社会で必要とされる教養とは? 東條英利氏連載コラム  NO.16

16 『神社ツーリズム』発刊!! 東條英利氏連載コラム  no.17

日本語の不思議  表意文字と表音文字 東條英利氏連載コラム no.14

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日本語の不思議  表意文字と表音文字



東條英利氏連載コラム no.14

今回は、日本人のユニークさの真意というものを文字という言語面からみていこう。実は、どの世界を見ても、言語を示す文字というのは、基本、一種類しかない。しかし、こと日本人に限っては、ひらがな、カタカナ、漢字という三種類の文字を使い分けている。中には、ローマ字と数字を加えて五種類だ!という方もいるが、実は、日本では、言語を記すために、複数の文字を使い分ける希有な国民であるのだ。

ただ、特筆すべきは、単にその種類が多いというだけの話ではない。実は、日本人は大別して二種類の文字を同時に使い分けている。それが、ひらがなを代表とする表音文字と漢字を代表とする表意文字である。漢字は、その一字一字にその意味を象ったイメージというものがある。昔、とある人材研修で、粘土を使って、感情を表現してください、というものがあったが、当然、そんな漠然したものを表現する場合、その作品は、その意味を象ったものとなる。そのため、漢字はその物事の真意を反映していることが多い。

例えば、「我」という字。これは、一見、自分を意味している漢字だと安易に理解しがちだが、この字の意味するところは思いのほか深い。実は、この「我」という字は、ギザギザした、のこぎりのような刃物と矛という武具が掛け合わさった字となる。つまり、強力な武器であると同時に、危ないものを意味するのだ。実際、「我を出す」ということは、自分を誇示する場合に使われるが、反面、「我を捨てる」といえば、それは、「我」の持つ危険性を意味するところにもなる。単純に、一人称として捉えがちの字も、その意味するところは、非常に深いものなのである。

対して、表音文字は、音を意味する。その字自体に深い意味はない。以前、中国のネットニュースで、日本にノーベル化学賞が多く、中国に取れない理由をこの文字の差とみる面白い意見がみられた。どうやら理数系の事象は、単純に数値や規則を事象として捉えるため、表意文字だとその字に対する固定観念が邪魔立てし、演算的想像力の障害になるというのだ。だから、この場合においては、表音文字の方が適しているという。

しかし、日本人は、この両者の特徴を踏まえながら、ひとつの言語として併用している。その思考は柔軟であり、複雑な表現に対応できる順応性を示しているのだ。日本人の高い順応性は、もしかしたら、こうした言語脳という観点からも証明できるのかもしれない。日本人は世界でも希有な国民であると。