2025/05/04 01:38

みんなの生活

美の延辺料理はいかが? 【縁香館】

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美の延辺料理はいかが?【縁香館】
田崎さんと張さん
「延辺料理」って聞いたことはありますか?

延辺とは中国の東北地方、北朝鮮との国境に近い吉林省東部にある朝鮮族の自治州のこと。

朝鮮半島から移り住んだ朝鮮族の方が多く住み、そのため韓国料理と中国料理をベースにしたピリ辛で甘酸っぱいお料理が多いそう。今回はその延辺のご出身で、同時通訳やナレーションなどでもご活躍中の張景子さんと延辺料理を堪能してきました。

とても上品で、日本語を職業としている私でさえ美しいと思う滑らかな日本語を話す張さんが、まず大好物と言って勧めてくれたのが「豚骨煮込み」。上品な張さんがテキパキとビニールの手袋をはめ、「さぁ田崎さん、この骨をボキッと折ってかじりつくのが美味しいのよ!!」。その勢いに圧倒されながらもやってみると、お肉がほろりと柔らかくて美味しい。しかも決して辛くないのにスパイスが効いている。
聞くと、延辺料理はモンゴルなど北方の影響も受けているため羊料理なども名物で、必ずそうした肉料理にはカレーでもお馴染み「クミン」というスパイスが欠かせないのだとか。どうりで香ばしくて臭みも無い。

「黄瓜拌牛肉」はまさにさっぱり甘辛酸っぱい味、「香辣肉絲」は豚肉に香菜と唐辛子がたっぷりなのに穏やかな味。張さんにとって延辺料理は、中国と韓国のいいところをミックスした家庭料理といったイメージで、この縁香館はまさに故郷の味なのだとか。
ちなみに張さんの肌が余りに綺麗なので聞いてみると、照れながら「寝る前に食べるキムチと、週3日大好きな豚足を食べること。」と教えてくれました。これもまた延辺の母の味なのですって。試してみたい。


【縁香館】

〒169-0073 東京都新宿区百人町2-20-23
03-5330-3518

新大久保 縁香館 延辺料理

語学の達人

みんなの生活
語学の達人はことばの『美しさ』と『魂』を大事にする

きれいな日本語・中国語・韓国語を自由自在に操る人

日中韓三ヶ国語のナレーターであり、数々の政府間交渉の通訳者でもある張景子さん、最近、東京(JR品川近郊)に語学教室をオープンした言葉のプロに外国語学習の楽しさなどについてお話を聞きました。
張景子さんプロフィール・・北京外国語大学 日本語・日本文学学科卒業・
元中国国際放送局(北京放送)アナウンサー 
東京大学 大学院修士学位取得・博士課程修了
JCKフレンズ(日中韓関連事業)代表  立教大学 兼任講師
日中・日韓の政府間交渉・民間交渉の遂次・同時通訳
NHKの中国語翻訳・ナレーション業務
東アジア評論家として「TVタックル」「太田総理」等の番組に出演
日本語はいつから勉強しはじめましたか?

私は中国東北の朝鮮族ですが、私が中学生の時、東北の朝鮮族の多くは、第一外国語として日本語を勉強していました。朝鮮族は家の中では韓国語を話しているので、韓国語と文法的に似ている日本語は取り組みやすいことばでした。本格的に日本語を勉強してみたいと思ったきっかけは、高校時代に先生が貸してくれた1本の日本語の朗読のカセットテープを聞いて日本語のもつことばの持つ『美しさ』に魅了されたことです。それ以来、日本語はどんなに勉強しても飽きることはありませんでした。

通訳の仕事では3ヶ国の政府間の通訳者も経験されたそうですね。

北京放送のアナウンサーを7年務めましたがその時から、国際会議の通訳の仕事も
していました。日本に来てからは、日中韓3カ国間の会議や協議に通訳として携わる機会が多く、この北東アジアの協力が不可欠の時代に、自分だけができる一つの分野を見つけたような気がしました。

ことばの上達の秘訣は?

まず、習いたいと思う言葉に惚れること。そのことばの美しさを発見することが大切ですね。私の場合は、日本語のアナウンサーの朗読が収録されているカセットテープを聞いて、なんて美しいことばだろうと惚れ惚れしたのが、日本語を本格的に勉強しようと思ったきっかけでした。アナウンサーなどのプロの話すきれいな外国語をたくさん聞くことが大事です。

発音に対するこだわり

外国語を話す自信の源は発音だと思います。北京放送の日本語放送アナウンサーになる過程は、中国語・韓国語のなまりを直していく過程でもありました。つまり、日本語と中国語・韓国語の発音の違いを徹底的に攻略したのです。なので、今は逆に、日本の方々の中国語や韓国語にみられる日本語のなまりを分かり安く訂正してあげることができるようになりました。多くの官庁・企業で中国語・韓国語を教えてきた経験から、日本人でもきれいな中国語や韓国語の習得は可能であると信じています。

将来どんな教室にしたいですか?

言葉を勉強することは、その国の文化や習慣も勉強すること。それを理解し、尊敬して初めてその国の人々とのコミュニケーションがスムーズに行われると思います。この教室では、レッスンだけでなく、様々なイベントを通じて、交流の機会を作って行きたい。私は日本語の『言霊』という言葉が大好きです。気持ちを込めた言葉はやはり自分の口で伝えたいもの。ここで学んだ皆さんが、3ヵ国の人々と友達の輪を広げ、きれいな言葉で自分の気持ちを伝え、相手に感動と喜びを与えることができたら、それほど嬉しいことはありません。


語学の達人は、言葉の持つ「美しさ」と「魂」を
大切にしていることをあらためて感じた。


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JCKで学ぶ生徒さんたち



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JR品川駅 高輪口から徒歩2分  1Fに駅前郵便局のある建物
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多文化時代の『住まい』について NO2

みんなの生活
都市プランナーとして長年、国や自治体等の調査研究や計画策定に携わる中、新宿区大久保で1990年より建築やまちづくり関連の仲間と外国人の住宅問題に関する調査を開始。まだ多文化共生という言葉もない時代だった。

当時は、外国人が増えてきていて、特に言葉に不自由な学生はコミュニケーションが隣人とうまく取れず、日本の共同住宅の決まりがわからず、トラブルが多発した。
それにより、外国人の入居を避ける大家さんが大半を占めていた。その為、不動産業者の9割が外国人の入居斡旋を断っていたという。』 多文化時代の『住まい』について NO1より
法政大学大学院工学研究科修了後、㈱市浦都市開発建築コンサルタンツ、(有)ジオ・プランニングを経て、現在、(有)ラディアン・ワークス代表。工学博士。法政大学大学院工学研究科兼任講師。特定非営利活動法人かながわ外国人すまいサポートセンター理事。
主な著書に『オオクボ 都市の力〜多文化空間のダイナミズム〜』(学芸出版社)、共著に『外国人居住と変貌する街』(学芸出版社)、『「移民国家日本」と多文化共生論-多文化都市・新宿の深層』(明石書店)、『郊外住宅地の系譜』(鹿島出版社)
しかし、調査を開始してから10年が経ち、大久保の街は外国人の単なる住宅地から
一大ビジネス拠点に変貌を遂げていた。大久保の外国人は職住近接の住まい方をしている。
すでに住民の半数近くが外国人のエリアも出てきた。あれだけ、外国人を拒んでいた不動産会社にも『外国人歓迎』の看板も珍しくなくなった。10年ぶりに大久保の街の外国人の住まいについて徹底した再調査を行った。その結果わかったことは、この10年間で外国人の生活スタイルが日本人と変わらなくなり、彼らの異質性が薄れていること。そして、学生中心から就労者が中心のコミュニティーになっていた。


不動産会社の『外国人受け入れ』の変化の背景には、バブル経済破綻の影響もある。貸し手市場から借りて市場に変わっており、外国人に部屋を貸さないと空室が埋まらないという現実があったのだ。
家主も10年前と比べると外国人の人たちとの付き合いにも慣れてきて、トラブルを未然に防ぐノウハウを身に付けていた。たとえば、家賃は振込みにせず外国人に持参してもらうことにで、入居者の入れ替わりが無いかどうか顔を見て確認していた。また日ごろから言葉を交し合うことで、例えば友人と同居したいとかという場合には、気軽に相談に来られるような関係つくりを心がけていた。あれだけ問題になっていたゴミや滞納の件についても、『もし問題があれば注意すればいいから』という答えが多く、逆に日本人の方が問題が多いという家主も多かった。

入居者の多くが日本人から外国人に代わり家主たちも経営努力と経営ノウハウを
習得し、さらに価値観の違う外国人と対等に渡り合っていくために、家主自らが
価値観や考え方を柔軟にして対応していくという意識改革をしていったのは
非常に大きな変化だといえるだろう。

オオクボには自らの『夢』や『未来』を信じて、生きようとしている人々がいる。人々の営みから生まれるエネルギーが充満している。地域が予期せぬ『多様性』や『関係性』に直面し、『受容』し『変容』していくことを迫られる中で、新たなビジネスチャンスを見出そうとする地元商店街の経営者、このまちで育つ子供たちのなかから本物の国際人が育つに違いないと期待する保護者や教師たち、国際化する日本社会のなかでオオクボこそ21世紀のモデルになれるのではないかと
語る人たちがいるまち、これこそが現在のオオクボを生み出している原動力であろう。


東京の新しい魅力を紹介する本 

稲葉佳子著「オオクボ 都市の力~多文化空間のダイナミズム」
(学芸出版社 2008年10月発刊)

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なぜ大久保では、ダイナミックな変化が起こりえたのか。『外国人にやさしい街大久保』なぜ地元の人々は、外国人をここまで受容することができるのか。長年の調査や研究に基づき、新宿区大久保における都市受容のダイナミズムを描き出す。
オオクボから未来の日本の『都市』や『住まい』を考えてみよう。



「まち居住研究会」のHP http://www.emachiken.net/

稲葉佳子著「オオクボ 都市の力~多文化空間のダイナミズム」

http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1249-1.htm

GCI 地球市民交流会 NGO-通訳ボランティア

みんなの生活
庄司仁美さん 国際キリスト教大学
地球市民交流会ICU支部代表
GCI 地球市民交流会  NGO-通訳ボランティア

1:活動のきっかけは何ですか?

A.7年間のタイ在住中に多くの貧しい子供たちを目の当たりにし、様々なcommunity
serviceに参加してきました。帰国してから何をしていいか分からなかった高校の
とき、地球市民交流会(GCI)の同じ高校生スタッフから、一緒にアジアの教育支
援活動をしないかと誘われ、それをきっかけにユースNGOであるGCI‐Jr.(ジーシ
ーアイ・ジュニア)を立ち上げることになりました。団体としては国際交流と支
援を同時進行し、出来るだけ多く、現地の子供たちと触れ合っていきたいと思っ
ています。

2:将来どんなことをしたいですか?

A.やはりタイ(東南アジア)の教育支援を行っていきたいと考えています。識字
教育や美術教育(アート、音楽)によって子供たちの視野を広げ感受性を豊かにす
るカリキュラムを現地の教育現場に残していけたらと思います。




105-0011 東京都港区芝公園  2-3-8-5F
(問合先→GCI_jr@gci.npgo.jp)

地球市民交流会

真剣に学び励ましえる本当の友達を作ろう

みんなの生活
卒業生でレイクランド大学 ジャパン・キャンパスに勤めるチャーリーさんに
海外で学ぶ重要性とレイクランドで学ぶ学生たちについてお話を聞いた
卒業生でレイクランド大学 ジャパン・キャンパスに勤めるチャーリーさんに
海外で学ぶ重要性とレイクランドで学ぶ学生たちについてお話を聞いた


国際的なホテルマンを目指していたアメリカ人のチャーリーさんは
韓国のホテルでのインターンではじめて海外生活を体験。海外に出てはじめて見えてくるものがあることを実感。その後、国際的な人間になりたいと、母校の日本校に
留学することを決めた。日本での留学も無事終え、日本のホテルでも2年間
日本人と同じように研修を受け、ハードなホテルの業務を日本語と格闘しながら
こなす。そしてもっと人の人生にかかわるような仕事がしたいと思い、今は
母校のレイクランド大学のジャパン・キャンパスで入学希望者の相談に乗っている。

レイクランド日本校の雰囲気は?

こじんまりしていてとてもアットホームな大学だ。英語も日本語も母国語でない
アジアやヨーロッパの学生もいるが、みんな厳しいカリキュラムをこなすうちに
仲間同士の連帯感も沸いてくる。毎日夜遅くまで図書館で勉強している学生たちも
入学時の語学レベルは高いものばかりではないが、みんな仲間といっしょに
勉強しながら真剣に自分の夢に向に向かって地道に努力している姿にはこころが
打たれる。

本当の友達が作れる環境

大学で友人を作ることは大切なことだが、ハードなカリキュラムを励まし合いながら
こなしていくうちに芽生えてくる友情はすばらしい。本物の英語を身に付けながら
色々な気持ちを分かち合える本当の友達を作る環境がこのレイクランド大学ジャパン・キャンパスには存在している。就職してからも卒業生がよく訪ねてくるものこの大学の特徴だ。
夢に向かって友人たちと一緒に勉強して時間を過ごした学校は社会人になってからも
みんなの心のふるさとだ。

レイクランド大学/

中国語対応の不動産会社

みんなの生活
台湾人のスタッフがお部屋探しをお手伝い
皆さん、こんにちは!

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不動産会社アーバンドリームの李巧惠です。

3年前に台湾から日本に来たのですが、外国人が日本で部屋を探すって本当に大変ですよね!
私も部屋探しに関してはとても苦労しました。

だから、今は皆さんのお役に立ちたいとこの会社で働いています。

小さな事務所ですけど、ゆっくりとお話できる雰囲気が
ありますので時間をかけて、いっしょにいいお部屋を探しましょう!!

1日3組限定ですので、早めにご予約ください。


大家好!我是來自台灣的李巧惠。

2008年3月畢業後,在日本的不動產公司就職。
同樣是身為留學生的一員,外國人留學生要在日本找房子真的會遇到很多困難!
我也感同身受。

雖然我們公司比不上一些大型、連鎖的不動產公司,
不過相反的我們可以親自、並且細心的為你尋找你想要的物件。
請讓我幫助你找到理想的房子吧!

問い合わせ

03-5276-6111
090-6489-3160 (softbank) 
urbandream99@gmail.com
msn:urbandream@hotmail.co.jp

101-0051
東京都千代田区神田神保町3-1-6 
日建神保町ビル4F
(神保町駅より徒歩1分)
アーバンドリーム株式会社

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多文化時代の『住まい』について

みんなの生活
都市プランナーとして長年、国や自治体等の調査研究や計画策定に携わる中、新宿区大久保で1990年より建築やまちづくり関連の仲間と外国人の住宅問題に関する調査を開始。まだ多文化共生という言葉もない時代だった。
都市プランナー 稲葉佳子氏 プロフィール

法政大学大学院工学研究科修了後、㈱市浦都市開発建築コンサルタンツ、(有)ジオ・プランニングを経て、現在、(有)ラディアン・ワークス代表。工学博士。法政大学大学院工学研究科兼任講師。特定非営利活動法人かながわ外国人すまいサポートセンター理事。
主な著書に『オオクボ 都市の力〜多文化空間のダイナミズム〜』(学芸出版社)、共著に『外国人居住と変貌する街』(学芸出版社)、『「移民国家日本」と多文化共生論-多文化都市・新宿の深層』(明石書店)、『郊外住宅地の系譜』(鹿島出版社)
都市プランナーとして長年、国や自治体等の調査研究や計画策定に携わる中、新宿区大久保で1990年より建築やまちづくり関連の仲間と外国人の住宅問題に関する調査を開始。まだ多文化共生という言葉もない時代だった。外国人たちの抱える住宅問題の大きさに気づき、その結果を報告書にまとめる。2年後には有志4人で『まち居住研究会』を立ち上げる。1998年に、不動産関係者、地元マンション管理組合役員、社会学者、大学関係者、自治体職員、市民活動家、留学生など新たなメンバーが加わり、大久保で外国人と日本人がよりよい関係で住まう・・をテーマに市民活動を行う。活動開始10年目の2000年には、建設省(現 国土交通省)に外国人への賃貸借という観点から、日本の住宅賃貸借システムに関する改善提案を提出。その分野の草分けとして、自治体や関連業界団体などから注目を浴びている稲葉佳子さんに多文化共生社会における『住まい』について聞いた。


この活動を始めたきっかけ

そもそもの動機は、外国人はどんな住宅に住んで、どんな生活をしているのだろう
また住宅に関してどんな問題を抱えているのであろう。そして彼らを迎え入れる日本人はどのような対応をしているのだろうという素朴な疑問と好奇心からはじまった。

聞き込みの方法と調査の結果は

建築関係の自主研究グループを組んで、大久保のアパートを1件ずつ訪問。
調査は、国籍や日本に来た目的から始まり、どのように住宅を見つけ、その時に困った問題など多岐に渡った。結局、この調査は2年に及んだ。その調査をより発展させるため、有志で『まち居住研究会』を発足。欧米人、中国人、アジア人系労働者、日系人というカテゴリー別に彼らの抱える住宅問題をや地域の実状を調査し、『住宅時事往来』というリーフレットを定期的に発行。当時は、まだ特異な目で見られていた外国人が、実際は私たちと同じように暮らしているのだということを伝えたかったと稲葉さんはいう。

『外国人に対する入居差別は現在でも問題になっているが、調査開始当時は
今、以上に深刻だった。当時のアジア出身の学生たちの多くは、慣れない生活の中、学業とアルバイトの両立で経済的にとても苦労していた。当時の大久保には老朽化した木造アパートが多くあり、その住民の多くは、身寄りのない一人暮らしの高齢者であった。4畳半一間、6畳一間だが学校やアルバイト先にも近く、賃料の安いアパートは彼らの唯一の選択肢だった。

当時は、外国人が増えてきていて、特に言葉に不自由な学生はコミュニケーションが隣人とうまく取れず、日本の共同住宅の決まりがわからず、トラブルが多発した。
それにより、外国人の入居を避ける大家さんが大半を占めていた。その為、不動産業者の9割が外国人の入居斡旋を断っていたという。』 (次回に続く)




東京の新しい魅力を紹介する本 

稲葉佳子著「オオクボ 都市の力~多文化空間のダイナミズム」
(学芸出版社 2008年10月発刊)

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なぜ大久保では、ダイナミックな変化が起こりえたのか。『外国人にやさしい街大久保』なぜ地元の人々は、外国人をここまで受容することができるのか。長年の調査や研究に基づき、新宿区大久保における都市受容のダイナミズムを描き出す。
オオクボから未来の日本の『都市』や『住まい』を考えてみよう。



「まち居住研究会」のHP http://www.emachiken.net/

稲葉佳子著「オオクボ 都市の力~多文化空間のダイナミズム」

http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-1249-1.htm

千葉科学大学の国際交流室訪問

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日本で唯一の危機管理学部や来年よりスタートする薬学部の化粧品科学コースなど
で話題の千葉科学大学の国際交流室を訪問してきました
100名近い留学生をサポートする千葉科学大学の国際交流室は日本在住10年以上の経験豊富な外国人スタッフが揃っています。

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英語、韓国語、中国語でそれぞれ対応してくれるスタッフがいると留学生も心が安らぎますよね。スタッフの皆さんは日本での経験も長くまた、日本人と結婚している人たちもいるので日本での生活について色々なことについて相談が出来ます。

まだ、3ヶ国語で対応が出来る国際交流室は実はそんなに多くありません。時にはやさしく、時には厳しく、日本の生活に留学生が早くなれるように元気付けてくれる頼れる先輩たちに、日本での勉強、アルバイトや日本人との恋愛問題?なども相談してみましょう!!

また海外の学生たちに詳しい情報提供が出来るように、スリランカ、タイ、韓国、中国、ミャンマーに海外支局を開設。現地で、日本語や日本文化をあらかじめ学んだあとで、留学するシステムを利用することも出来きます。

銚子の街の名物

日本で一番先に『初日の出』が見れる街『銚子』、リゾート地のようなビーチが目の前に広がるキャンパス、銚子から日本での留学生活をスタートしてみよう!!

英語対応は Mr HAZEN韓国語は MS 全中国語は MS 張に相談してみてください

千葉科学大学のホームページ

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日本一早い初日の出が体験できる街、銚子

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赤くてかわいい電車が人気の銚子電鉄

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最近では濡れせんべいでも人気に!!












外国人の人たちの就職事情

みんなの生活
就職に成功した外国人の人たちに聞いてみた

日本の学校で学んだことやアルバイトの経験を生かして活躍している元留学生たち。


日本の大学・大学院・短期大学を卒業後、国内に就職を決めた留学生が2007年度に初めて1万人を超えたと法務省が発表した(前年比24%増)が、実感としては非常に厳しく感じている人も多いだろう。そこで、今回は、日本での就職を自分のものとした、元留学生の人たちの意見を聞いてみよう。

彼らが狭き門を突破して、就職できた要因は何だったのか?
7人の人たちに聞いてみた。


陳 薏如さん(台湾)
許 文斌さん(中国)
千 香丹 さん(中国)
中村リリアナ さん(アルゼンチン)
PR代行という新しい職種で活躍
陳 薏如さん(台湾)

6年前に来日、アニメやマンガより日本に興味を持ったが当初は文化や言葉の違いから
苦労することもあったが、日本人の友達が出来るようになってから、生活が楽しくなった
今のPR代行の仕事はインターネットで見つけた。まだ日本にあまりない仕事と聞いて興味を持ち面接を受けたところ合格した。面談の時に担当者がいっていたが、A&G社はこれから海外に支社を出していく計画があるそうだ。私が外国人で最初に採用されたのもそれが理由のようだ。PR代行は簡単にいうと、“歩くDM”のようなものだ。アメリカでは結構よくある販売促進のひとつだが、これから日本でも増えていくであろう。
具体的には、自社のサービスや商品をPRしたい会社のチラシ広告などを訪問する会社のニーズ別に整理し、各会社のPR担当の代わりとして企業を訪問するのが仕事である。有益な情報を持って訪問するので、色々な人たちと会って楽しく話が出来ること、企業同士の橋渡しができることがこの仕事の醍醐味だ。



出来るだけ色々な情報を集めてみよう
許 文斌さん(中国)

大学卒業後、友人の紹介で今の仕事に就いた。中国に工場を持っているキャラクター文具
などをつくっている会社で中国の工場とのやりとりをしながら、生産管理の仕事をしている。月に一度は中国の工場に出向いて直接打ち合わせをすることもある。
留学生の就職のポイントはとにかく多くの情報を集めることが重要だ。
留学生だけではなく、日本人の友達に相談して日本人の学生が就職に対してどのような
準備をしているのか参考にしてみることも大切だ。日本人の学生は色々な方法で情報を集めていることも分かった。外国人の為に仕事の情報を提供している学内のキャリアセンターや外国人に特化した民間の紹介センターにも行ってみるといいかも知れない。



15年前から不動産業界で活躍
姜 春姫さん (中国)

アミックスという不動産管理会社で15年間、不動産物件の管理業務で活躍する
姜さん。1980年代後半、日本への留学がブームの最中、中国の天津より来日。
大学院で修士を終え、6ヶ月のアルバイト期間を経て正社員になった。
この15年間の間で外国人の人たちからの問い合わせも大幅に増え、外国人の後輩も今は二人になり心強くなった。日管協という業者団体の外国人の人たちの入居を促進する部署で、業者向けの入居者用の対応マニュアルの翻訳にも携わった。とても大変な作業だったが、皆さんのお役に立ちたいという一心な思いでがんばったという。外国人の入居に関して関心のある会社も増えてきているので、学生の皆さんももっと就職先として不動産の業界に関心を持ってもらいたいというのが姜さんの願いだ。


営業の仕事ってとっても楽しいですよ
千 香丹 さん(中国)

ジブラルタ生命での営業の仕事がとっても楽しく自分にもあっているという千さん。
千さんの就職のきっかけは、人材派遣会社での営業研修後のパーティーであった人のことばがきっかけだ。その日本人の先輩が、営業の仕事がいかに楽しいかを生き生きしながら話す様子に感動したという。保険会社の営業の仕事ってとっても大変なイメージがあったが、ジブラルタ生命は会社の利益よりお客様の利益を優先する考え方が
社員に浸透している。社内もアットホームでお互いが励まし合って仕事をする体制が出来ている。『人生そのものが営業だと思う。営業の仕事で外国人であることのハンディはあまりないと思う。色々なことにチャレンジする姿勢がとっても大切だ』と千さんは熱く語る。


日本の会社ではコミュニケーションのとり方が重要だ
中村リリアナ さん(アルゼンチン)

8年前にJETプログラムで来日。3年間、埼玉県庁で働く。その後、人材紹介サイトに登録したところ、今の会社より面接の申し込みがあった。日系二世なので家庭では日本語を話していたので言葉には苦労しなかった。スペイン語と英語が出来たのでその点を評価されたようだ。日本で働いて思うことは、日本の会社の習慣を守って敬語をしっかりと学ぶことが重要だということだ。南米では職場も日本よりリラックスした雰囲気で上下関係もあまり意識しなくていい。しかし、日本の方が仕事の進め方などはとっても効率的だと思う。日本に留学生として来たわけではないが、専門職を希望する人たちは、日本語はもちろん、英語が出来るとやはり有利だというのがリリアナさんの感想だ。


学生時代に日本人の友達をたくさん作ろう
徐 恵群さん(台湾)

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東京の大学を卒業後、日本人の男性と結婚。今はご主人の住む長野県で仕事をしている徐さん。しかし、日本で仕事を探すことはそんなに簡単ではなかった。長野には外国人のための求人というのは工場ライン以外ではほとんどなかった。そうしているうちに、ソニーが日本人で中国語を出来る人を募集しているのを知った。外国人なのでまた断られると思ったがとりあえず応募したところ、面接してもらえることになった。ここぞとばかりに自分自身をアピールした。電話の対応や日本人とのコミュニケーションには自信があった。学生時代に友達も大勢いて、日本人の仲間ともうまくやっていけることも重要なポイントだ。
徐さんいわく、他の日本人と較べると事務能力はおとると思うが、中国語と英語を生かして、これからはみんなの役に立てるようにがんばっていきたいとのこと。学生生活を楽しんで日本人の友達をたくさん作ることも就職には役立つと彼女は言う。


ヒアリングの感想

転職に成功している彼らに共通していることは日本のことをよく理解し、日本の社会に自分をうまく適応
していることだ。それぞれの個性や能力が生かされていくのはそれからだと分かっている。就職活動中の皆さん、日本社会のルールやマナーをよく知ることからはじめてみよう!!

フードアナリスト北京リポート 

みんなの生活
フードアナリストの田崎さんの北京からのリポートです。
金孔雀徳宏傣 味餐館 
金孔雀徳宏傣 味餐館 


北京オリンピックもパラリンピックも無事終了しましたね。私も取材を兼ねてオリンピックの間行ってきましたが、2年前に留学していた時とは空港も街中もガラリと変わりきれいになっていてびっくりしました。一番印象的だったのは、5万人近くが活躍したという学生のボランティア達。外国語が堪能な彼らは、空港や競技場などできびきびと笑顔で対応し、主に対応する国の言葉だけでなく文化についても丹念に調べ準備してきたそうです。海外からの高評価も、彼らの笑顔と活躍があったからこそではないでしょうか。

今回私が紹介するお店は、北京に行くと私が必ず行くタイ族料理レストラン。北京オリンピックでも注目された中国少数民族の人たちが通う民族大学すぐ側には、様々な民族のレストランが並び学生達にも大人気で特にこのお店は行列ができることも。味付けもさっぱりとしていて現地の日本人の間でも評判です。特に私が好きなのは土豆球(10元)という熱々の揚げたマッシュポテトをにんにくのきいたピリ辛の酢醤油につけて頂く料理。ビールや、オリジナルの甘酸っぱい米酒と合わせて食べるとやめられません。清蒸竹筒猪肉(14元)などお肉料理もさっぱりジューシーで、しめは毎回丸ごとのパイナップルの器に入ったパイナップル飯(22元)。もち米のこれ以上ないモチモチした食感と自然なパイナップルの甘みと酸味がたまりません。中国料理といっても様々な料理がある中、いろんな地域の料理が食べられるのは首都北京ならでは。北京に行かれる際には是非地方料理もご堪能ください。

「金孔雀徳宏傣 味餐館」
北京市海淀区魏公村民族大学北路16号(魏公村バス停より徒歩5分。民族大学のすぐ北側の道路を民族大学の北門へ向かって歩き左手)
電話010-6893-2030