2024/05/07 05:41

編集者より

大家族制度の復活で社会的コストの低減が可能に

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大家族制度の復活で社会的コストの低減が可能に
 
アパグループ発行のAPPLE TOWN での元谷代表とハッサンバーレーン大使の対談の一説です


元谷 日本には元々いいシステムがたくさんあったのですが、戦後アメリカによってどんどん変えられてしまったのです。 これを取り戻して行こうというのが、私の活動になります。取り戻したいもののひとつが、大家族制度です。三世帯が同居していれば、親から子供、そして孫へ と様々な知識の継承を行うことができます。また親が働いていても、祖父母が子供の面倒をみたり、逆に年老いた祖父母の介護を子供や孫が行ったりすること も。しかし今や核家族からさらに進んで個家族の時代になってきています。私はもう一度税金による誘導で、大家族制度に戻るべきだと考えています。

ハッサン 私も本当にそう思います。「エコノミスト」は、アメリカ、ヨーロッパ、日本の経済状況の比較・分析も行なっ ていましたが、日本は他の二地域に比べて健全という結論でした。ただひとつ問題は、日本から伝統的な習慣が消えたことだというのです。六十五歳以上が人口 に占める割合が約二五%近くになってきている日本の現状を考えると、これらの人々のケアに要する費用が多額なものになることが予測されます。これに対する 解決策が大家族制度の復活だというのですね?

元谷 そうです。日本は元々血縁を中心とした部族社会でした。中東などもそうだと聞いています。それが欧米化の波によって個家族化し、高コスト社会を形成することになってしまいました。

ハッサン 大家族主義は大事です。今の日本の問題は人々がなかなか結婚せず、子供を作らないことにあります。独身の高齢者が増えると、社会は益々変な方向に向かってしまうと思います。大家族主義を早急に推進する必要があるでしょう。

元谷 そうです。また家族がいれば皆幸せな気持ちになれるはず。孤立死や孤独死、ホームレスなども大家族なら吸収できるのです。一方個家族という分断は、コストアップと寂しさを生み出すだけ。人生、家族ほど大切なものはありません。

ハッサン 代表は日本の問題に焦点を当てた文章をもっと書いてください。そして日本のシステムをどんどん見直すべきでしょう。

 本当に色々な面で大切なことですね。一度、元谷代表のご自宅でのある会合に同席させていただいたことがありますが、とても家族を大切にされている雰囲気が伝わってきました。世間一般では、右翼的なイメージもありますが、その考え方も家族を大切に思う、国を大切に思う心からのものだと思います。

 

http://www.apa.co.jp/appletown/bigtalk/bt1208/index.html

 

スタントメソッドを学んで no.16 25 年間で目に見張る進化を遂げたタントメソッド

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25 年間で目に見張る進化を遂げたスタントメソッド

 

 

11 9 日(金)、早稲田大学で、モチベーションを高める教育法のシンポジウムが行われた。延べ 20 名以上が発表するといった今までにはないシンポジウムであった。その一番の特徴は、今まさに『モチベーション』の講義を受けている現役の学生 13 名(2012 年卒業2 名を含む)によるプレゼンであった。その様子は、まさにスタントメソッドの教室からの LIVE 中継のようだった。 

 

 

 

参加者の多くは、まだ勉強の最中の学生の発表と聞いても、ピンと来なかった人もいたのではないかと思う。しかし、私は、彼らの発表をとても期待していた。というのも彼らこそ、モチベーション教育を今まさに体感し、日々変化を感じ取っている人たちだからだ。私も、ほぼ 3 年に渡り多くの学生さんの体験談を聞き、クラスででくわした感動的な場面を思い出していたが、結果は想像以上だった。一人一人の発表が、その場で発表できるうれしさで満ちていたプレゼンであった。

 

最後に発表した 2 人などは、授業を受けてまだ1ヶ月。しかし、その効果たるやすさまじいものであった。

 

 

 

 

私も今まで多くの学生のプレゼン大会に参加したことがあるが、こんなに自信を持って楽しそうにプレゼンを行う学生を見たのは初めてだ。しかも全員が同じテーマで話をするのにひとつとして同じようなプレゼンがない。みんなが自分の個性を前面に出したプレゼンあった。学生の個性もさまざま。社会から見捨てられた元『 MONSTER  STUDENT 』、うつで闇の中にいた学生、人生の目標を見失っていた学生、津軽三味線の演奏を取り入れる学生もいた。

 

 

 

みんな自分が『スタントメソッド』のモチベーション教育のクラスで得た自信に満ちていた。スタント教授の『どんな学生のモチベーションも上げる』という果てしない挑戦は、ほぼ成功を収めたといっても過言ではないと思う。あとは、私のプレゼンでも僭越(せんえつ)ながら、保護者を代弁する立場として申し上げた『教育者の学生を絶対にあきらめない』という決心だと思う。

 

最後に、 MONSTER  STUDENT から今では学生のリーダーとして変貌を遂げた廣松君の論文の一説を紹介したい。

 

 

 

中略ーースタント先生は、勉強しない大学生を、それからそれを容認する社会を、このままではだめだと考え、その現状を変える為に尽力されていることを身を持って伝えてくださいました。それは、私に取って心強い味方ができた瞬間でした。つまり、スタント先生の人としての存在が私にとって、大きな励ましになったのです。--それから私は、勉学だけではなく、教師に対して関心を抱くようになりました。早稲田に在籍する教授がどんな人なのか知りたいと思うようになりました。講義の中身だけでなくどうしてその分野の研究をするようになったのか、講義に出席して話を聞くだけでなく、積極的に教授の部屋をノックしては、その教授に話を聞いて学習意欲を高めました。ーー

 

教育者の皆様、知識は勿論重要ですがそれ以前に学生達は、なぜ勉強するのか?どんな思いで先生は教鞭をとっているのか?先生はどんな人なのか?先生の夢は何なのか?今何に挑戦しているのか?それを先生の言葉で聞きたいのではないかと思います。また、先生が『本気で学生達を救おうと決心』(ここでいう『本気』とは学生達の将来を投げ出さないということ)すれば、このモチベーション教育のクラスで起こっている奇跡のようなことがご自分のクラスでも起こると確信しています。将来の進路決定が間近な子を持つ親として一日も早くその日が来ることを願っております。(グローバルコミュニティー編集長 宮崎計実)

 

『感動を受ける自分』から『人を感動させる自分へ』

SAMURAI.JP の活動が朝日新聞で紹介されました。

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SAMURAI.JP の活動が朝日新聞で紹介されました。

日本の職人文化・伝統の技術を海外に発信!!

 http://samurai.jp/ の田川代表の活動が朝日新聞で紹介されました
田川さんは、26年前から、SAMURAI SPIRITのある日本人を撮り続けているカメラマンです。

詳しくは、samurai.jp をご覧ください

移民についての考え方

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コラム: 石原慎太郎 「新しい移民法を」   2008年03月20日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080320/trd0803200354002-n1.htm

過 日、新しい裁判員制度についての理解を求められ法務大臣の訪問を受けたが、随行してきた法務省の若い官僚たちに移民法を改正すべく専門家として積極的に考 えたらどうかと建言したら、筋違いのことをいわれたような相手の無反応に驚かされた。まあ考えてみればそれは、移民の有効性に関心のある他の役所や政治家 からの要望なくして法務省独自の意向ではままならぬことかも知れないが、今日この時代に法律専門の官庁にその備えが全く無さそうというのも心もとない話 だ。

日本の人口の減少は大分以前から知れていたことなのに、現在この事態になっても移民政策について根本的な議論が見られぬというのはおかしい、というより政治家たちの時代認識の欠如、危機感の欠如というよりない。

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私は議員時代から大幅に移民を迎え入れる体制を法律的にも整備すべきだといって きたが、仲間内での反応は極めて乏しい、というより顰蹙(ひんしゅく)さえ買ったものだった。反対論の根拠は、日本は日本人という単一民族で形成されてい る国家であって、そこへ多くの異民族を迎え入れると国家社会のアイデンティティを損なうことになると。

しかし、日本の国民が単一民族か ら成っているなどというのは基本的に間違った歴史認識で、我々の民族的ルーツは実は東西南北あちこちにあるのだ。日本の国土に昔から住んでいたのはアイヌ の人々と沖縄人であって、両者はほとんど同一の民族だが他の日本人の多くはシナ大陸や朝鮮半島から渡来した。昔の皇室の一部もそうだった。それは三種の神 器の様式が証している。それどころか、他のルーツははるか西のインドやモンゴルといった西域、あるいは南のポリネシア、メラネシアにまで及んでいる。沖縄 やトカラ列島に伝わるアカマタ、クロマタ、ボゼといった祭りの秘神の様式はそれを如実に証している。

アメリカは一時合「衆」国とも呼称 されたが、日本はまさにアメリカをしのいで古い合衆国なのだ。特に徳川時代の長きに及ぶ鎖国の結果、限られた国民の間で徹底した混血が行われ、大脳生理学 が証す通り、異民族間の混血による大脳生理としての独特の酵素の活発な働きで優秀な人材が輩出し、「元禄」に象徴される文化の成熟をみた。ちなみに近世に あって上水道を備えた都市は世界では江戸だけだったし、世界で初めて相場や先物買いといった抽象経済を始めたのも大阪の米相場をあやつった商人たち、微分 積分という高等数学を考えついたのも、ライプニッツやニュートンにはるかに先んじて江戸の数学者、関孝和だった。

故にも人口の減少が国 運の衰微を予感させている今、労働力の確保や福祉のための要員の欠如の補填(ほてん)のためだけではなしに、時間的物理的に狭小となった現代の世界の中で 我々が新しい繁栄を志すなら、間近な周囲の、かつての民族的ルーツの国々から大幅に新しい日本人要員を迎え入れるべきに違いない。



EUはすでに同じ試みを展開し成功の道をたどっている。民族的に歴然と異なるトルコ人移民との摩擦に悩むドイツのような例もあるが、かつての共産圏東ヨー ロッパからの移民に関しては、一時的な労働力の偏在現象もありはしたが結果として地ならしされ東西ヨーロッパの新しい成熟の基盤が出来つつある。

そうした民族交流の文明原理を踏まえれば、日本が新しい移民法によってアジアの近隣諸国に大きく門戸を開くことでアジアの発展成熟に拍車をかけることにな るにも違いない。著しい人口減少によってさまざまな問題を抱える日本の国家社会にとって、かつての民族的ルーツであった国々から、新たな同胞を迎え入れる ことで我々が失うものはありはしまい。それに比べて、現行のかたくなな閉鎖主義を維持することで、我々が現に何を失いつつあるかを考えなおしたらいい。

今日の文明手段は密入国を容易にし日本社会への不法入国は後をたたない。加えて奇妙な人権主義に依(よ)る制度は、不法に入国した後の外国人とてもなお自 分が外国人であるという証明をしてもらいたいと名乗って出れば、行政機関の出先は正式なパスポートの有無は確かめずに「外国人証明書」なるものを発行せざ るを得なく、彼らの不法滞在を容易にしている。それでもなお正規の就労を望まぬ手合いは容易に犯罪要員となり、かつて無かった新しいパターンの犯罪が都会 では増加している。

都会の専修学校で日本語を習いに来日している若い中国人相手の中国語新聞の広告欄をみたら、「探偵募集」とあった。日本語を習っている最中の若者が探偵の手伝いがどう出来るのだろうかと質(ただ)したら、探偵仕事とは一晩数万円の報酬による泥棒の見張りだそうな。

入国管理の杜撰(ずさん)さは新しい社会混乱を育(はぐく)みつつあるが、実はその根底には日本独自の奇妙な閉鎖性がある。ならば法律的に大幅な門戸開放を行い、その施行には厳密な審査を行う方が結果として優秀な新しい同胞の獲得造成に繋(つな)がるのではなかろうか。

新しい移民法に直接関わりはなかろうが、併せて、例えば日本の大学を正規に卒業した外国人には永住権をあたえるとか、人材に対しては国を開くといった姿勢 なくして、一体我々は我々だけでこの国をこのまま維持発展させることが出来るのだろうかということを、そろそろ本気で考える時と思われる。そのためにはま ず、この国のそもそもの遠い生い立ちについて民族学的な正しい認識を持ち直す必要があろうに。 
  石原慎太郎 「新しい移民法を」   2008年03月20日 産経新聞より