2025/06/24 00:13

編集者より

正直者はバカをみない―日本一の見本市ビジネスをつくった男の成功哲学

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正直者はバカをみない―日本一の見本市ビジネスをつくった男の成功哲学




従来、巨大な国際見本市は公的な影響力を持つ団体などによって開催されてきた。そこに何の権威も持たない一人の男が挑戦し、様々な業界で新たな国際 見本市を次々と立ち上げた。覚悟していたとはいえ、そこには予想以上に多くの困難が待ち受けていた。彼がどのようにそれらを乗り越え、年間 35分野、75本を開催する日本最大の見本市主催会社を創りあげたのか。20年間のドラマを具体的に明かしながら、その成功哲学を語る。


著者紹介
石積 忠夫(いしづみ ただお)~リード エグジビション ジャパン(株) 代表取締役社長~
新潟県長岡市出身。1966年慶応義塾大学法学部卒業。文具メーカーでの米国駐在などを経て、1986年リード エグジビション ジャパン(株)の設立と同時に代表取締役社長に就任。以後、同氏は下記の35の産業分野で新規見本市を次々と立ち上げ、革新的な手法でそのほとんどを日本 最大、世界最大の見本市に育成した。また、同社を日本最大の主催会社に育て上げ、現在その地位を不動のものにしている。さらに、「見本市産業の発展が日本 経済の発展に不可欠」という信念のもと、日本各地、世界各国での講演を通して啓発活動を行っている。

 

「痛い目」に遭いながら人生を学べ 奥島孝康氏

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GLOBALCOMMUNITY お奨めの1冊

「痛い目」に遭いながら人生を学べ



今、この国は「公共心」の喪失により崩壊した ローマ帝国と同じ道を歩んでいる!


 自分が「痛い目」に遭わなければ、他人の気持ちや心の痛みはわかりません。だから「痛い目」を知らずに育った青少年に社会性や公共性が十分に育たなかっ た。当然と言えば当然の帰結です。 「自分のため」ではなく、世のため人のために汗を流す、涙を流す、場合によっては血を流す。そういった気骨ある青少年がいなくなってしまったのは、ひとえ に戦後世代の大人による「青少年教育の失敗」にあると言っても過言ではないでしょう。―「はじめに」よりー
巻末に王貞治×奥島孝康 スペシャル対談収録



著者について
1939年愛媛県生まれ。早稲田大学第一法学部卒。法学博士。早稲田大学名誉教授。早稲田大学第14代総長(1994年11月~2002年11月)。日本高等学校野球連盟第6代会長。ボーイスカウト日本連盟理事長。

 

拝啓、学長様 休学中の学費は無料にしてください!!

編集者より


拝啓、学長様 休学中の学費は無料にしてください!!




特に、長期のインターンや海外留学をするためも休学にも、授業料の半期分納付などを義務付けている大学の学長の皆様に聞いていただきたいお話があります。
キャンパス内の勉強だけでは、十分ではないと考えている学生が増えています。学生たちが、卒業後に飛び出して行く実社会と大学生活のギャップは、先生方の想像をはるかに超えていると思います。よって危機感のある学生は、自分自身を鍛えようと、生ぬるいキャンパスから外の世界に挑戦しようと実社会でインターンシップや、海外留学をしようとします。
しかし、語学の取得と自分自身へのチャレンジであるワーキングホリデー制度などを利用して、海外での長期滞在を目指す学生は、ほとんどの私立大学で授業料の半期程度を収める必要があります。大学のグローバル化に伴い、少しは改善の兆しはありますが、まだ一部の心ある大学のみで、大部分の大学では変化がありません。
学生たちにどんどん海外を見てきなさいと言っておきながらどうしてこのような事がいつまでも、放置されているのでしょうか?

この話を日本に来ている留学生に話すと本当に驚きます。また、多くの一般社会人の常識からは想像もつかないことです。
ワーキングホリディーの経験で、冒険心や、自分を守る力、誰も頼れない中何とかしようとする現場力など当時18歳だった私は本当に多くのものを学びました。多くのワーキングホリディー経験者も同様にとても貴重な体験をしています。留学や短期の旅行などのあらかじめ決めたれたスケジュールをこなすのではなく、自分自身で生活プランを考えていく貴重な体験を、ワーキングホリディーなら安価に誰でもが出来ます。学校では交換留学などの制度を推奨するようですが、利用できる学生は、成績優秀者か、あるいはお金に余裕のある一握りの学生だけです。
しかし、今のままの自分ではいけないと感じて、行動を起こそうとしている学生は実はたくさんいるんです。大学があたかもペナルティーのように休学中の学費を学生に要求している現状を変えて行くことが、大学の国際化の為に最初に出来ることではないでしょうか?この問題提議について、学生、一般社会人、大学関係者の皆さんのご意見を広くお聞きしたいと思います。

(グローバルコミュニティー 編集長 宮崎計実)
 

地域に愛される大学のすすめ

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地域に愛される大学のすすめ



NPO法人 オンデマンド授業流通フォーラム 大学イノベーション研究会 編
1,680円(1,600円) 発行 三省堂

先日、訪問した明治大学の文明とマメイジメント研究所の高木直二先生から頂いた本。高木先生は、学生はもっと社会との関わりを持つことが大切と大学生と社会人が共に学べる機会を提供している。地域の活性化が叫ばれる中、大学生の立場に立って、大学と学生、地域と学生を結ぶ高木先生のようなコーディネイターがすべての地域・大学で必要とされているのではないだろうか。

全入時代に大学は突入し、一部の有名大学以外は、定員割れの危機に面している大学も多い。特に「地方、小規模、伝統がない」という大学は大変だ。しかし、この本に描かれている大学は、教員が地域に入っていき、地域社会の人たちと一緒に学生を育てていく試みに成功し、地域になくてはならない存在にすらなっている。

『大学の教員だけで若者を育てるのはあきらめた』
『人は出会う人が多ければ多いほど幸せになる』


という想いを持って学生たちが自主的に学ぶ雰囲気をどう作っていくのか、その難しい問いの答えが、本書にあるかもしれない。(グローバルコミュニティー 宮崎計実)

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社会に出る前に必ず読んでおきたい一冊 原丈二氏 小宮山宏氏

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GLOBALCOMMUNITY 推薦図書
*社会に出る前に必ず読んでおきたい一冊

公益資本主義で 「壊れた経済を立て直す!」


――これからは、「マネーゲーム」ではなく、時間をかけて価値をつくり出す「実業」を経済の中心に据えなければならない。「実業」が生み出す価値の対価として人びとが利益を獲得し、その利益が社会の公益のためにうまく還元される新しい資本主義を設計・実践することが必要である。それができるのは、日本だ。 ――
欧米で活躍する「日本一の事業家」原丈人と、「日本一の金庫番」金児昭が、資本主義から人生論まで縦横無尽に語り尽くした、体験的提言集。
---(原)私は、公益資本主義は現在の強欲資本主義よりもっと儲かると仕組みなんだとウォール街の人たちに話しています。公益資本主義の理論体系が確立した暁にはウォール街と共同で『公益資本主義インデックス』のようなものを開発しようと考えています。(本文27Pより)-他人が作ったルールに乗っかるより自分がルールを作ったほうがいいですよね。日本人にはその能力があると思います。既存のルールが正しいとは限りません。新しい資本主義の形を日本人が世界に先駆けて作ろうという気持ちのいいお話。

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*これからの未来が明るくなる一冊*


『世界で先頭に立つ勇気を持とう!!』
キャッチアップからフロントランナーへ


高齢化が加速する日本で求めるのは、物ではなく、美しい自然環境、食料の安定供給。年齢を重ねても新し いことが学べる教育の仕組み、自分に合った治療を安価に受けられる医療体制などの新しい仕組みや新しい社会だ。少子高齢化、低い食糧自給率、環境問題など、たくさんの難しい問題を抱える日本は『課題先進国』。しかし、世界に先駆けてその問題を解決すれば、世界になくてはならない国になれるはず。前例が多くない分野なので若い人たちにも多いにチャンスがある。自らが抱えている課題から逃げずに立ち向かえば得るものはとても大きい。ピンチに強い日本人が活躍する時代の到来だ!!将来に野望を持っている若者にぜひ、読んでほしいと東大の元総長の著者が言っている一冊。
 

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日本人にとって働くこととは?出産とは? 《古事記から読み解く》

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日本人にとって働くこととは?出産とは?

《古事記から読み解く》

 

【労働は神の罰か、祝福か】

中西教授は『古事記』『日本書紀』から、どのような「日本人としてのナショナルアイデンティティ」、すなわち「心の拠り所」を学んだのだろうか。 たとえば、我々の日々の労働に関しても、旧約聖書と日本神話ではまったく異なる見方をしている。旧約聖書では、それまで楽園で果実を食べて遊んで暮らしていたアダムとイブが、ある日「善悪を知る木の実」を食べてしまった「原罪」に対して、男には「労働」、女には「産みの苦しみ」という「罰」を与えた。 すなわち、労働とは神の罰なのである。そう考えると、労働者は早くお金を貯めて退職し、「楽園」たとえば海岸でのんびり寝そべって暮らす生活を夢見る。

一方で日本の労働についてですが、最高神である天照大神でさえも、高天原に田んぼを持っており、農業に携わっていますし、神聖な機織りをする機屋で女たちを監督して機を織らせていもいました。 つまり日本では至高神である天照大神でさえも、「労働」に携わっていたのです。『日本書紀』に収める天孫降臨のところの「一書(あるふみ)に曰(いわ)く」(第9段、第二の一書)によれば、「天照大神が天上でつくっている稲穂を授けて地上に下ろさせた」と言いますから、日本人が地上で営んでいる農業は、天の世界の天照大神の稲をいただいたことによるのです。人間が働くことは神の罰ではなく、むしろ神から祝福されているという労働観です。 日本の場合、国民統合の象徴である天皇陛下が、毎年、田植えや稲刈りをされています。それを「何とみっともない」と思う人はほとんどいないでしょう。素直に「ありがたい」と感じる人の方が圧倒的に多いはずです。日本人にとって労働は喜びなのです。

【現代経営学は日本神話の労働観に近づいている】

同じ仕事をしながら、罰せられていると思うのと、祝福されていると感じるのと、どちらが元気が出るだろうか。高齢化社会になって、80代でも健康なお年寄りが多い中で、定年後20年も年金を貰って「楽園」で寝そべっている生活がいいのか、それとも自分の経験や技術を生かして、世の中に貢献する生活がいいのか。現代の経営学では、従業員が仕事の中に社会貢献、生きがい、人とのつながりを得られるようにして、従業員満足と企業業績の両立を図る傾向が強くなってきている。この人間性重視の傾向は、旧約聖書よりも日本神話の労働観の方がより適合している。外国では仕事に出世と金しか求めない人々がまだまだ多く、日本人はそんな世界には何となく違和感を持ちながらも、周囲に合わせて生きていくしかないから、当然、元気も出ない。そこで『古事記』『日本書紀』を読んで、労働は神から与えられた祝福と捉える労働観が自分の民族の考え方だと知れば、同じ仕事をするにしても元気が出るし、職場をその方向に引っ張っていこうという気概も生じよう。神話が与える「心の拠り所」が元気を生ずるとは、こういう事である。

【「産みの苦しみ」か、命の継承の神聖性か】

旧約聖書で、女性への罰として「産みの苦しみ」を与えたという点も、日本人には非常に違和感がある点だろう。日本人が住む日本列島は、神と契約を結んで住むことを許された土地ではなく、イザナキの命、イザナミの命という男女の神が結婚して生んだ、神の命が宿る国土と受けとめられていました。ですから、生殖自体も神がなさっていたことで、人間の生殖はそれに倣ったものということになります。だから、祝福された行為と言うべきで、もちろん神の罰なんかではありません。それにしても、人間の生活を成り立たせる上で「労働」と「生殖」はどちらも欠かせません。それらを両方とも「神の罰」と見る神話と「神の業」と見る神話のへだたりは、ものすごく大きなものです。

ウーマン・リブの運動で、女性には「産まない権利」がある、などと主張するのも、無意識のうちにも「産みの苦しみ」を神の罰とする旧約聖書的な発想があるからではないか。
日本神話では結婚を通じた生命の継承を重視する。たとえば天照大神の孫のニニギの命がこの国土に降りたち、山の神の娘を娶って生まれた火オリの命(山幸彦)が海の神の娘と結ばれ、その孫が神武天皇となる。
すなわち生殖によって、天、山、海の命が皇室に流れ込み、それが国民一般に継承されている。その命の継承を行う貴い務めに伴うのが、女性の「産みの苦しみ」なのである。古来から、日本の女性の地位が高いのも、生命の継承の神聖さを日本神話が教えていたからではないか。 この点を、神話を通じて、現代の日本人がもっとよく理解すれば、少子化という傾向も覆せるかも知れない。それは日本の新しい活力となろう。

【『アバター』の大ヒットが意味するもの】

わが国の国土がイザナキ、イザナミの結婚によって生まれた「神の命が宿る国土」であるという自然観も、旧約聖書にはないものである。 人間もこの国土も、神の命の継承によって生まれたもので、言わば血を分けた兄弟である。このように国土を神聖なものと考える神話から、日本人の自然観が形成されている。
3D映画の傑作『アバター』では緑豊かな惑星を舞台として、そこにする長身の異星人が登場する。彼らは神聖なる大木と命をつなげ、崇めている。まさに日本神話の世界である。その大木を最新兵器で倒した人間たちは、現代の物質文明のモデルである。
この映画がアメリカでブームになると、「アバター症候群」が起きたという。あの緑豊かな三次元の世界で、リアルに自然との共生を感じられる映画を見た後、アメリカの大都市で無機質な日常に戻った時に、うつ状態になってしまうという。 しかし日本人は「アバター症候群」を起こす恐れはない。国土の7割近くが森林であり、また大都市でもそこここに鎮守の森を持った神社がある。
『アバター』の大ヒットは、国土と命のつながりを観ずる自然観が、欧米社会でもようやく広がりだした、という事実を示している。その事を数千年前から教えているのが、日本神話なのである。わが国が環境技術の先進国であるのも、国民の間で国土を神聖と感ずる感性が長い歴史伝統を通じて、受け継がれてきたからであろう。
日本神話をひもといて、その自然観をより自覚的に受け継ぐことで、わが国は世界の環境保護をリードできるだろう。それはわが国に新たな元気をもたらす。

【『古事記』がもたらす日本の元気】


以上、見てきたように、日本神話は労働観、婚姻観、自然観のいずれにおいても、21世紀の世界を導くに足る知恵が込められている。日本神話の如き多神教を未開の宗教とし、キリスト教のみを近代的な宗教とする考え方は19世紀的である。
日本神話は、現代世界の様々な問題を解決するための豊かなヒントを提示しているのである。日本人が『古事記』『日本書紀』を学び直して、そこから世界の諸問題に対する日本独自の解答を示したら、それは世界への大いなる貢献であるとともに、日本の明日を開く元気をもたらすだろう。(国際派日本人養成講座 より)

 

大家族制度の復活で社会的コストの低減が可能に

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大家族制度の復活で社会的コストの低減が可能に
 
アパグループ発行のAPPLE TOWN での元谷代表とハッサンバーレーン大使の対談の一説です


元谷 日本には元々いいシステムがたくさんあったのですが、戦後アメリカによってどんどん変えられてしまったのです。 これを取り戻して行こうというのが、私の活動になります。取り戻したいもののひとつが、大家族制度です。三世帯が同居していれば、親から子供、そして孫へ と様々な知識の継承を行うことができます。また親が働いていても、祖父母が子供の面倒をみたり、逆に年老いた祖父母の介護を子供や孫が行ったりすること も。しかし今や核家族からさらに進んで個家族の時代になってきています。私はもう一度税金による誘導で、大家族制度に戻るべきだと考えています。

ハッサン 私も本当にそう思います。「エコノミスト」は、アメリカ、ヨーロッパ、日本の経済状況の比較・分析も行なっ ていましたが、日本は他の二地域に比べて健全という結論でした。ただひとつ問題は、日本から伝統的な習慣が消えたことだというのです。六十五歳以上が人口 に占める割合が約二五%近くになってきている日本の現状を考えると、これらの人々のケアに要する費用が多額なものになることが予測されます。これに対する 解決策が大家族制度の復活だというのですね?

元谷 そうです。日本は元々血縁を中心とした部族社会でした。中東などもそうだと聞いています。それが欧米化の波によって個家族化し、高コスト社会を形成することになってしまいました。

ハッサン 大家族主義は大事です。今の日本の問題は人々がなかなか結婚せず、子供を作らないことにあります。独身の高齢者が増えると、社会は益々変な方向に向かってしまうと思います。大家族主義を早急に推進する必要があるでしょう。

元谷 そうです。また家族がいれば皆幸せな気持ちになれるはず。孤立死や孤独死、ホームレスなども大家族なら吸収できるのです。一方個家族という分断は、コストアップと寂しさを生み出すだけ。人生、家族ほど大切なものはありません。

ハッサン 代表は日本の問題に焦点を当てた文章をもっと書いてください。そして日本のシステムをどんどん見直すべきでしょう。

 本当に色々な面で大切なことですね。一度、元谷代表のご自宅でのある会合に同席させていただいたことがありますが、とても家族を大切にされている雰囲気が伝わってきました。世間一般では、右翼的なイメージもありますが、その考え方も家族を大切に思う、国を大切に思う心からのものだと思います。

 

http://www.apa.co.jp/appletown/bigtalk/bt1208/index.html

 

スタントメソッドを学んで no.16 25 年間で目に見張る進化を遂げたタントメソッド

編集者より

 

25 年間で目に見張る進化を遂げたスタントメソッド

 

 

11 9 日(金)、早稲田大学で、モチベーションを高める教育法のシンポジウムが行われた。延べ 20 名以上が発表するといった今までにはないシンポジウムであった。その一番の特徴は、今まさに『モチベーション』の講義を受けている現役の学生 13 名(2012 年卒業2 名を含む)によるプレゼンであった。その様子は、まさにスタントメソッドの教室からの LIVE 中継のようだった。 

 

 

 

参加者の多くは、まだ勉強の最中の学生の発表と聞いても、ピンと来なかった人もいたのではないかと思う。しかし、私は、彼らの発表をとても期待していた。というのも彼らこそ、モチベーション教育を今まさに体感し、日々変化を感じ取っている人たちだからだ。私も、ほぼ 3 年に渡り多くの学生さんの体験談を聞き、クラスででくわした感動的な場面を思い出していたが、結果は想像以上だった。一人一人の発表が、その場で発表できるうれしさで満ちていたプレゼンであった。

 

最後に発表した 2 人などは、授業を受けてまだ1ヶ月。しかし、その効果たるやすさまじいものであった。

 

 

 

 

私も今まで多くの学生のプレゼン大会に参加したことがあるが、こんなに自信を持って楽しそうにプレゼンを行う学生を見たのは初めてだ。しかも全員が同じテーマで話をするのにひとつとして同じようなプレゼンがない。みんなが自分の個性を前面に出したプレゼンあった。学生の個性もさまざま。社会から見捨てられた元『 MONSTER  STUDENT 』、うつで闇の中にいた学生、人生の目標を見失っていた学生、津軽三味線の演奏を取り入れる学生もいた。

 

 

 

みんな自分が『スタントメソッド』のモチベーション教育のクラスで得た自信に満ちていた。スタント教授の『どんな学生のモチベーションも上げる』という果てしない挑戦は、ほぼ成功を収めたといっても過言ではないと思う。あとは、私のプレゼンでも僭越(せんえつ)ながら、保護者を代弁する立場として申し上げた『教育者の学生を絶対にあきらめない』という決心だと思う。

 

最後に、 MONSTER  STUDENT から今では学生のリーダーとして変貌を遂げた廣松君の論文の一説を紹介したい。

 

 

 

中略ーースタント先生は、勉強しない大学生を、それからそれを容認する社会を、このままではだめだと考え、その現状を変える為に尽力されていることを身を持って伝えてくださいました。それは、私に取って心強い味方ができた瞬間でした。つまり、スタント先生の人としての存在が私にとって、大きな励ましになったのです。--それから私は、勉学だけではなく、教師に対して関心を抱くようになりました。早稲田に在籍する教授がどんな人なのか知りたいと思うようになりました。講義の中身だけでなくどうしてその分野の研究をするようになったのか、講義に出席して話を聞くだけでなく、積極的に教授の部屋をノックしては、その教授に話を聞いて学習意欲を高めました。ーー

 

教育者の皆様、知識は勿論重要ですがそれ以前に学生達は、なぜ勉強するのか?どんな思いで先生は教鞭をとっているのか?先生はどんな人なのか?先生の夢は何なのか?今何に挑戦しているのか?それを先生の言葉で聞きたいのではないかと思います。また、先生が『本気で学生達を救おうと決心』(ここでいう『本気』とは学生達の将来を投げ出さないということ)すれば、このモチベーション教育のクラスで起こっている奇跡のようなことがご自分のクラスでも起こると確信しています。将来の進路決定が間近な子を持つ親として一日も早くその日が来ることを願っております。(グローバルコミュニティー編集長 宮崎計実)

 

『感動を受ける自分』から『人を感動させる自分へ』