2024/03/29 09:16

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「日本語教育推進法に期待する関係者の集い」に至るまで

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「日本語教育推進法に期待する関係者の集い」に至るまで

冒頭で挨拶される石原氏

「日本語教育推進法に期待する関係者の集い」に市ヶ谷の私学会館に伺いました。


この集いのコーディネーターを国際紅白歌合戦でお世話になっている石原進さんがされると聞き、駆け付けました。

石原さんは、元毎日新聞副論説委員長として、政治、行政の分野で様々な人脈を持っている方ですが、日本社会を活性化するために、外国人の力が必要だと長年様々な形で訴えてこられた方です。

イギリスには、BRITISH COUNCILがあり、自国の文化を海外に伝えるべく、世界100カ国以上に設置されています。

中国国もそれに習って、孔子学院という組織を作って、海外に広報活動を積極的に行っており、世界120カ国1086カ所、学習者は1億5000万人にのぼるといわれています。

一方、日本には、そのような機関は、この時代になってもまだ非常に少ないのが現状です。

世界から関心の高い、アニメ、日本食などの日本文化ですが、その文化の根本はもちろん、日本語という言語にあります。

日本語は特殊な言語で、しかも海外ではほとんど話されていない言葉です。しかし、子供のころからアニメなどで日本に興味を持ち、日本語を勉強したいという人もどんどん、増えています。

また近年、日本に来る外国人の人たちが増え、人材不足で悩む地方部でも、日本語学校が注目されています。

そこで、日本語を学ぶ環境の整備や海外への日本文化の発信という意味でも『日本語教育推進法』
の施行は大きな意味を持っています。http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/shokan_horei/other/suishin_houritsu/1418260.html

「日本語教育推進法に期待する関係者の集い」の紹介

今日の『関係者の集い』に参加した国会議員の話にもありましたが、政治家が議論を進めるためには、それを支える世論が喚起される必要があるでしょう。しかし、それが出来る人はそうそういません。それが、在日外国人関連の問題ならなおさらです。

石原さんは、20年以上前から在日外国人の抱える悩みに対して問題意識を持って活動されてきました。

この法案も石原さんの働きかけがなければ、実現しなかったものだと思います。関係者でも石原さんの影響を受けた人は本当に多いと思います。その証拠に、普段はライバルである日本語学校の経営者が一同にこの度『集い』に集まっていました。

私も韓国で日本語教師の経験がありますが、日本語学校は国際交流の最前線です。当時は、まだまだネイテイブの日本語教師が少なく、本当に多くの熱心な韓国の日本語学習者に会うことができ、文化交流も楽しくできました。大変やりがいのある、とっても重要な仕事なので、もっと社会的にも評価され、収入の面でも優遇され憧れの職業となってほしいと今日の集いに参加して感じました。

国際交流基金でももっと日本語教師の派遣に力をいれ、またその経験が正当にされる世の中になってほしいと強く感じました。また自分自身も少しでもその努力をしていこうと改めて思いました。

 

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以下、石原さんが世話人をされている記事で国際紅白歌合戦のことも
紹介していただいています。

朝日新聞の「多民社会」のキャンペーンと国際紅白歌合戦


こちらは、私が編集している国際交流メデイアでの石原さんからの寄稿文です。
 

第二回大学応援団フェスタの開催 9/28 オリンピックセンター

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「見に来てくれたら、きっと応援団のイメージが変わる。」をキャッチコピーに、

第二回大学応援団フェスタが、令和元年9月28日にオリンピックセンター大ホールで行われた。

出演大学は12団体、パネル展示を行う大学は16団体と昨年を大幅に上回る大学が参加した。

昨年は国際紅白歌合戦にも出場し、外国人の人たちにも大変、評判が良かった大学応援団。

学ランを着たいわいる応援団は、日本にしかないスタイルのようだが、バンドの演奏、チアリーディングと3身一体となった

日本の応援団は、心が躍る独特の雰囲気を持っている。

普段は、運動部の応援で披露するものを今回は、応援団の演技自体に焦点を当てたものとしてとてもユニークといえるだろう。

応援団といえば、硬いイメージもあるが、少しでも親しみを持ってもらおうと、ユーモアのあるコメント入れたりと会場から笑いが起こるシーンなどもあり、応援団も段々と変わってきているのも垣間見ることもできた。

今回も、応援団フェスタと同じ会場、オリンピックセンター大ホールで10月27日に行われる国際紅白歌合戦にも大学応援団の出場が決まっている。

外国人の人たちにもこの大学応援団の持つ、日本の応援文化が少しでも伝わればいいと願っている。

2018年国際紅白歌合戦に参加した國學院大學応援団のミニインタビュー

大学応援団フェスタの詳細は以下のページをご覧ください

http://www.kokugakuinouendan.com/custom84.html

東條英利氏 全国キャラバン最終講演に参加して

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東條英利さん 全国キャラバン 最終講演に参加して

 

 

写真提供:(株)VALCREATION

 

 

 

私は、 これまでも何度か著名人の講演会というものに参加したことはありましたが、今回のは、とても身近なことなのに初めて知る内容が多く、学ぶことも多かったです。 テーマは、“日本人のあるべき姿とは”でした。私は、このグローバルコミュニティを通して初めて、東條さんのことを知ったので、どんなお話が聞けるのかとても楽しみでした。 これからの国際社会で他者を理解するためには、まずはアイデンティティを持つことが大事と熱く語っていただき、講演 を聞きながら私も、「自分に関わることをもっと考えるようにしよう。」そう思いました。

 

物事をもっと考える”なぜなら、自分の今見ている世界だけで満足していると、固定観念に縛られ、思考 停止して しまう。例えば、何万回と目にしているロゴでさえも、いざ書いてみるとなると書けないなど、やはり意識していないと見えていないと同じなだ、と教えていただきました。

 

つまり、一つ一つにもっと関心を持ち、それに対して自分なりの「なぜ」を考えることが大事なのだと思いました。それが、自分を知ることになり、結果的にアイデンティティを大切にすることにつながるのだと。もっと、日常の慣れた光景から、日本人としての自分、日本国のことなど、多くのことをもっと深く考える癖をつけよう、そして将来外国の人に胸を張って「ようこそ、世界最古の日本へ」と言えるようになりたい。そう思わせていただけた講演でした。また、私たちが教科書で習った歴史はほんの一部であり、日本の誇りを後世に伝承していくためにも、もっと積極的に真実を知ろうとする姿勢も大事だと痛感しました。

 

とても 楽しく充実した時間となりました。ありがとうございました。(M.O K大)

今年19年目を迎えるハワリンバヤル モンゴル春祭り

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今年19年目を迎えるハワリンバヤル モンゴル春祭り


モンゴル留学生が、サポートするハワリンバヤル2019。
今年、19回目を迎える日本で行われているモンゴルの最大のイベント。

このイベントの最大の特徴は運営自体が、留学生のボランティア中心で成り立っていること。
もちろんその陰では、モンゴル文化が好きで、イベントの趣旨に賛同する日本人がボランティアとしてサポートしている。
留学生と東京練馬区を中心とした地域行政、ボランティアコミュニティが、留学生団体を支えながら、長年運営されている大変貴重な国際交流イベントだ。

留学生会の中心メンバーのボランティアのお二人に話を聞いた。

ソドノム アリウンズルさん(右)は、多摩大学でMBAを専攻、将来は、モンゴルと日本をつなぐような事業を夢見ている。

ソドノムさんのよると、このイベントは、半年以上前から、週2回ほどのミーティングを重ねて、多くの留学生が時間を工面しながら準備をしているとのこと。
もちろん学業との両立は大変だが、嬉しいのは多くの日本人ボランティアの方々が自分たちの活動を影で支えてくれる事だという。

長年、東京練馬区の光が丘公園で開催される恒例のイベントとなっており、地元の人たちを中心に2日間で10万人以上が参加してる。

今年のイベントの特別テーマは、マザーライと言う22頭しか生存していないモンゴルのクマの保護。
日本のトキや中国のパンダのように、マザーライはモンゴル人にとってもとっても大切な動物だという。その保護運動にモンゴル留学生会も一役かっている。

将来、モンゴルと日本をつなぐような事業を立ち上げたいというソドノムさんは、このイベントの運営のお手伝いも、将来の夢にも繋がると思い頑張っているそうだ。

エンフバータル エンフジルさん(左)は、電気通信大学で情報学を学ぶ大学院生。

彼は大学院ではAIを専攻。留学生時代の思い出として何か形になることがしたいと思い、留学生会で広報のボランテイアをつなぐような事業を引き受けた。

このワヤリンバヤル2019の広報誌を作ることは大変なことも多かったが,イベントを支えるいろんな人たちのストーリーをまとめながら、形になるものが作れてとても良かったと話してくれた。

IT関連会社で就職が早々と決まっているが、このイベント運営のボランテイアでも多くのことを学んだという。

二人は、このイベントが終われば、留学生会を引退するが、
是非多くの留学生の人たちに、モンゴル留学生会で入ってもらって、日本人の人達と一緒にイベントを作る楽しさを味わってもらいたいと話してくれた。

(証明書をもらって記念写真を撮影)

あとボランティアして下さった人達には、ボランティア証明書を発行。日本の社会では、このような社会的な活動をすることも、評価されることが多い。

是非皆さんもモンゴル留学生会の活動に参加してみよう!!

モンゴル留学生会の公式HP https://yamoh.org/

ハワリンバヤルの公式HP https://harumatsuri.net/top/49/

ワン・ワールド・フェスティバル開催 2月2、3日 大阪扇町公園にて

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ワン・ワールド・フェスティバルが、2月2、3日 大阪扇町公園にて開催され、

約100団体の国際協力団体・NPO・NGO・行政団体などが集まり、日々の活動を紹介した。

関西を中心に国際協力に携わっているNGO、国際機関、自治体、企業などが協力して、1993年から毎年、行われているイベントであるが、高校や大学からシニア層まで幅広い層の人たちが活躍する、とても活気のある団体の参加が目立つようになってきているのが最近の特徴だ。2025年の大阪万博も決まり、関西の国際団体もより活動を活性化しているようだ。

http://www.interpeople.or.jp/owf/post-9.html

5年前に取材をさせていただいた日本国際学生協会のみなさんとも再会

https://www.yokosojapan.net/article.php/20131007international-student_event_ja

孤児院の建設支援などをしている『こどもの家 プロジェクト』アートを生かしたプレゼンテーションが特色。

https://www.facebook.com/world.childhouse/

認定NPO法人Future Codeの学生部
2017年4月にはハイチの病院再建を実現し、現在はブルキナファソでの公衆衛生や雇用を生む持続可能な支援に取り組んでる。

https://www.facebook.com/fcbycs/

留学生を支援する公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会

https://www.daiyukyo-kokusaikoryu.or.jp/

高齢者(50才以上)が外国語や外国の文化、日本文化を学び、日本を外国の人たちに紹介するグループもある、NPO大阪府高齢者大学校

https://osaka-koudai.or.jp/

http://www.interpeople.or.jp/cgi/web/index.cgi?sk=0&c=info_dantai-4

ワン・ワールド・フェスティバル実行委員会

http://www.interpeople.or.jp/owf/member.html

和太鼓を通じて草食系男子の根性を叩き直す?

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和太鼓を通じて草食系男子の根性を叩き直す?
 
 
東條英利氏連載コラム NO8
 
実は、今年から私が出演させて頂いているインターネット番組、「世界最古の国、日本!!」で、ちょっとした企画を始めることになりました。その名も「東條男塾」。何やら仰々しいタイトルですが、実は、こちら、番組新メンバーとして、首都圏青森ねぶた囃子会の若頭である谷澤広大君が加わったことで始まりました。谷澤君の特技は、和太鼓。ということで、そんな和太鼓を通じて草食系男子の根性を叩き直す(笑)、というのが、この企画の主旨です。
 
元々、日本人には、ケガレとハレという考え方がありました。ケガレとは、「気枯れ」とも書き、現代用語で言えば、ストレスという言葉に近い意味になります。対して、ハレとは、今でも、「晴れ着」「晴れ姿」「晴れ舞台」という言葉に継承され、何か特別な催し物が開かれる時に使われます。つまり、私たちは、日々、生活をしていくことで、「ケガレ」て行くのです。だから、その生活の節目に、アクセントとして、「ハレ」を用意し、日々のストレスをリセットする必要があるのです。日本には、数多くの年間行事がありますが、こうしたイベント好きの習性も実はこの感性が大きく影響しているとも言われます。
 
そこで、最近の若者ですが、中々、カラオケにも、ドライブにも、デートにも行かないし、スポーツもしない。だから、日頃の生活で、外に気を発散するということが中々ありません。最近の調査では、デートの第一スポットも自宅なんて言われます。これでは、ストレスは溜まる一方ということで、和太鼓の登場です。打楽器は、アフリカの音楽を始め、人本来の持つ本能にダイレクトに響きます。和太鼓は、そんな魂のゆさぶる衝動性と日本の伝統における精神性を高次元で示してくれるのです。そして、この気の発散を通じ、草食魂を吹き飛ばす。ただいま、メンバー募集中なので、ご興味の方がいればご連絡下さい。女性でも構いません。因に、外国の方の方が好きみたいではありますが。
 
 
 
 
 インターネット番組、「世界最古の国、日本!!」とは『あっとおどろく放送局』というインターネット放送局の番組で、東條英利さんもパーソナリティーを勤めています。古事記編さん 1300 年が話題となっている昨今、世界に誇れる日本の歴史・文化・伝統・ものづくりなどを話題に、 6 人の賢者と各分野の専門家をゲストに迎え、「実はこうだった」「実はこうなっている」「実はこう変わる」などの目からうろこな真実に踏み込んでいきます。
 
 
 

第8回 国際紅白歌合戦 東京開催 10月20日 2

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10月20日東京開催のご報告
約500名の人たちが参加し、第8回目の国際紅白歌合戦が東京オリンピックセンターで行われた。


今年は、バリ、セブ開催からそれぞれ優勝者を日本に招待したが、イベント後も、学生通訳ボランテイアガイド(2009年設立)の案内で明治神宮の観光案内を体験した後、原宿、渋谷を観光。国際紅白歌合戦の仲間として、『バリ』『セブ』『東京』間での交流も見えてきた。実際、セブ代表のジョネールさん(27歳)は来年は、個人的に日本に来て、参加者をサポートするボランテイアをしたいと申し出てくれた。バリ代表のケーシャさんも個人レッスンをしている音楽プロデューサーを紹介してくれた。

特別ゲストは、外国人初のアフリカの民族楽器ニャテイテイ奏者、アニャンゴ(NHK国際放送スワヒリ語ナビゲーター、日本ケニア文化親善大使)を迎え、アフリカンスタイルのソーラン節(ニャティティソーラン)グループも総勢100名で長野から参加、なじみやすいリズムで今後は海外開催も含め国際紅白歌合戦の定番ダンスとすることになった。すでにこのソーランは、多くの小中学校の運動会などで踊られている。


東京スクールオブミュージックの高校生アイドグループに始まり、日本生まれの在日中国朝鮮族の子供たちの
ダンス、中国語勉強会から派生した多国籍グループ、K-POP DANCE UNITなどの熱演

國學院大學應援團も初参加。ブラスバント、チアリーディング、リーダー部の編成で、紅組、白組にエールを送った。外国人の参加者のみならず、日本の若者にもとても好評だった。

ベトナム人留学生3人組も興奮しながら舞台に立ったが、その後、NHK国際放送のインタビューもあり、彼女たちにも忘れられない経験になったようだった。その他、フィリピン、台湾、インドネシアなどの男女も自慢の歌声を披露した。

JOYSOUNDの「うたスキ動画」からは、日本人のカラオケ好き3組が参加。英語で歌を披露したが、全国各地で、「うたスキ動画」の仲間が集まった『オフ会』をしているようだが、外国語で歌う人たちがその歌を披露する場があまりないようで、今回の3組の出場は、「うたスキ動画」仲間で大きな話題になりそうと出演者は語った。

今回は、KIMONO SHOWはなかったが、『5分で着れる着物』の試着コーナーは大人気で、
イベント終了後も、着付けを希望する留学生、外国人でにぎわった。

SOUSEI WORLD賞には、コンゴ人と日本人の両親を持つ、太宰鶴恵さん、グルーバルトラストネットワークス賞には、廣瀬エミリーさん(フィリピン人の母・日本人の父)が受賞した。最近の傾向として、彼女たちのような2つの文化を持つ参加者が増えており、国際紅白歌合戦が彼らにとっても居心地のいい場所になっていることが感じられた。

観光庁長官賞をとったのは、14歳のバリの代表のケーシャ・クラウディアさん。お母さんと一緒に来日したが、
すべてが夢のようだと話してくれた。彼女は、インドネシア国内で数々のジュニアのコンテストで入賞しているが、日本語で歌うのは初めて。2か月間発音の練習を自分でして今回、参加した。
副賞は、富士桜高原ビールセットが送られた。


来年2019年は、バリ、セブ、東京に加えて、ベトナム・ダナンでも開催予定。

第8回 国際紅白歌合戦 東京開催 10月20日 1

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第8回 国際紅白歌合戦 東京開催 10月20日
*新たな試み* 1:大学生だけで運営した初めての予選会

2018年5月26日に、国際紅白歌合戦の桜美林大学での予選会が行なわれました。
2年生の宮本結衣さんが代表になって運営し、桜美林大学の学生寮で行なわれましたが、
5分で着れる着物に身を包んだ石井・キャラアンジェラさん(フィリピンのお母さん・日本人のお父さん)が桜美林大学の代表に選ばれました。
初めて着物を着たという彼女は、10月20日の本選に参加します。来年は、東大、早稲田大などでも連携して行う予定

 

2:JOYSOUNDの「うたスキ動画」と連携したオーディションの開催
全国のうたスキ会員5000人の間で大きな話題に!!

https://www.sankei.com/economy/news/180419/prl1804190048-n1.html
https://xing.co.jp/archives/13618

メディア取材

昨年に引き続き、NHK国際放送での放送が決定。スワヒリ語、インドネシア語を始め、参加者のインタビューを含め17言語で放送予定。

ラジオ・FM79.2、情報番組でのインタビュー

15分間(9/29

日中商報9月号での掲載

第1回大学応援団フェスタ 0923@国立オリンピック記念青少年総合センター 大ホール

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第1回大学応援団フェスタ

 

9月23日、オリンピックセンターにて第1回大学応援団フェスタが行われた。

 

今回の第1回大学應援團フェスタは、應援團のパフォーマンスのみならず、その伝統や日本特異な應援團の在り方など、より深く應援團を知ってもらおうというプログラムだ。このイベントは、國學院大學應援團が事務局になり、行われたが、國學院大學應援團、青山學院大學應援團、亜細亜学園体育会應援指導部、、城西大學全學應援團、大東文化大學全學應援團、東海大学応援団、東洋大學應援指導部、防衛大学校應援團が参加。パネル展示には、神奈川大学應援指導部、関東学院大学應援團、甲南大學應援團、公立大学法人高崎経済大学直属應援團も参加していた。

 

厳しいイメージが先行する應援團は、入部する学生も減少気味だが、應援團同士で連携して、應援團の在り方、魅力を理解してもらおうというものだった。

各應援團のメドレーでの応援スタイルに次には、「紅白応援合戦」と称して、各団がそれぞれ伝統的に受け継がれている演目などを披露した。

「学生応援文化に関する講演会」も鳥取大学の瀬戸准教授により行われた。大学應援團は、大学野球での応援を中心に始まったが、入学式や学校関連の催事、地域のイベントなどで活動をすることも多く、活躍の場も増えているにも関わらず、団員不足などで厳しい運営をしている団体も多い。また、大学主催のイベントなどでは、大学生の代表として挨拶をすることもあり、大学側にとっても應援團の存在は大切だ。

この講演会は、その重要性を一般の人たちにも理解してもらおうと企画された。

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休憩中は、パネル展示とスタンプラリーなどもあり、多くの参加者が、各ブースを訪ねて、各大学の学生さん

と交流していた。応援団は、應援團リーダー部、チアリーディング部、ブラスバンド部で編成されているので、みんなでブースを盛り上げている大学もあった。

 

紅一点の城西大学の増田團長

國學院大學の栩本助監督、紅一点の城西大学の増田裕美團長他、多くの大学の部員の方々に「応援團の魅力」を尋ねたが、もちろん、素晴らしいパフォーマンをしてみんなに見てほしいという側面もあるがそれにもまして、自分の大学の応援するチームの人たちの力になりたい、また、みんなで一緒になって応援する一体感がやりがいの源泉だと話してくれた。

また、応援団は、大きな声を出して、自分をさらけ出すという意味でも、自分の殻を破り、新たなことに挑戦する勇気も身につくように思うと語ってくれた。

今回のインタビューで印象に残ったことは、団員の皆さんのきびきびした動きと、はきはきした受け答え、応援団だからあたり前といえば当たり前かもしれないが、普段、こんな学生さんを見かけることが少なくなってきているが、やはり、とても好感をもてる人たちだった。

応援団の役割の一つは、社会に出ていける立派な社会人を育てることと聞いたが、「自分を磨き、応援する人(周りの人)のために全力を尽くす」という精神は、社会に出た時もとても役立つことだと思う。

精神的な日本のいいところを学ぶという意味ではこれから大学に入学する学生さんはもちろん、留学生にも応援団に挑戦してほしい。

 

日本賃貸住宅管理協会主催「第9回留学生インターンシップ」の修了報告会

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9月20日、東京の日本賃貸住宅管理協会JAPAN PROPERTY MANAGEMENT ASSOCIATION(JPM)」にて、第9回JPM留学生インターンシップの修了報告会が、留学生を囲んで受け入れ企業の担当者、大学、専門学校の担当教員を迎えて行われた。今回も、東京、大阪、京都の大学、専門学校でインターンシップ説明会が開かれ、300名以上の留学生が参加、選考を経て、24名がインターンシップを7月から開始。

このインターンシップは、2週間と比較的長く、単に事業の説明を受けるだけでなく、実際の業務を体験する機会を提供しているのが特徴だ。また、社長(経営者)へのインタビューを留学生がすることで、経営者の考え方に触れる機会も作っている。将来の就職活動にも経営者の考え方を学ぶことは、とても重要なことだし、留学生の中には将来は自分で事業をしたいという夢を語る学生も多い。

2011年、このインターンシップが始まったころは、ほとんどが、漢字圏(中国、台湾、韓国)の学生さんがほとんどであったが、今年は、ベトナム11名、ネパール2人、中国8名、韓国2名、内モンゴル1名となり、非漢字圏の学生の割合が50%を超えた。

 

そのため、今回は日本語で苦戦する学生も多かったが、実は、今回参加している留学生の大多数は就職年度でない専門学校の1年、大学の2年3年生。彼らが、今の時点では、日本で働くことは簡単なことではないと肌で感じることができたとことはとても有意義だと思う。

なんとなく、日本での就職を夢見て、留学生活をしている学生には厳しい現実に立ち向かいながらのインターンシップの経験は厳しいものになるが、いくつかの課題もこなしながら、自分はとにかく頑張ったと自信もついたようだ。

 

このインターンシップの体験者は160名を超えたが、実際に、不動産会社に就職する学生も増えている。東京、埼玉、京都、大阪でも受け入れ企業の担当者として、元留学生インターンシップ体験者が就く企業も出てきている。

東京で頑張る 李玲玉さんとスニタさん  外国人サポートセンターで日々様々な業務に挑戦中!!

https://www.yokosojapan.net/article.php/20160429inter4nship_international_ja

https://www.yokosojapan.net/article.php/20160418intern_international_ja

埼玉・所沢で頑張る 甘ユンユさん 今では2人の後輩を指導

https://www.yokosojapan.net/article.php/20131007intern01_life_ja

京都で頑張る 張ギョウリンさん 今では、事業部の中心メンバーに!

https://www.yokosojapan.net/article.php/20180502intern_international_ja

大阪で頑張る 趙さんと劉さん 宅建の試験にも合格し、大活躍!

https://www.yokosojapan.net/article.php/20170316intern_international_ja

最後に、日菅協の担当者より、今までのインターンシップ経験者、不動産会社で働く外国人社員をつなぐ組織を作る準備を進めているということも発表された。

来年は10年目を迎えるこのインターンシップ。現場と留学生を結びつけるこの活動はまだまだ、規模は大きいとは言えないが、着実に次の段階に入っており、将来は業界の国際化に大きく寄与することを願っている。

(グローバルコミュニティー 宮崎計実)