スタント・メソッド no.8 若いうちに早く『心の師』を見つけてほしい

若いうちに早く『心の師』を見つけてほしい
スタント・メソッド no.8
元スタント教授の教え子で現在は、TA(授業アシスタント)として授業をサポートする並木麻衣さん
並木さんは、高校時代にカナダに留学。得意の英語も生かせて、他に無い魅力を感じて、早稲田大学国際教養学部に入学。しかし、途中から入部したクラブ活動の雰囲気になじめず、自分の存在意義を否定されたように感じ、また、簡単に単位が取れる、出席が問われないなどの理由で講義や講師を選択する『普通の大学生』の学ぶ姿勢にも疑問を感じていた。
自分がこれから何をどう考えて生きていくのか?
カナダにいるときは、アットホームな雰囲気で個人が尊重された中で生活が出来ていたと思います。しかし、日本に帰って来てからは、周囲を過剰に意識しすぎ、自分自身が分からなくなっていました。スタント教授の授業を取ったきっかけは、『Motivation & Education(意欲の喚起と教育)』のクラスでその答えを見つけようと思ったからです。
スタント先生は生徒個人への関心がとても強い人だと感じました。教授と学生のいう感じではなく、人生の一先輩として、生徒に接する姿はとても印象的でしたね。知識を学ぶことも大切だが、根本的な『人間としてのあり方』『勉学に対する姿勢』など、本来学生がもっと真剣に考えなければならない大切なことを考えさせられました。
卒業し、社会に出て、製薬会社などの営業職に就きましたが、素の自分を見せることの難しさ、自分自身を磨いていくことの大切さを知りました。スタント先生のことばで、一番印象に残ったことは、『GIVE、GIVE、GIVEの精神の大切さ』です。どんなに相手が自分を認めてくれなくとも恨むことなく誠を尽くすこと。その気持ちを忘れないように、また私の学んだことを少しでも、体験談を通して学生さんにお話をしたいと思い、TAをさせていただいています。
大学生活は、目的を持たなければ、どんどん空しく時間が過ぎていきます。今、『Motivation & Education』のクラスにいる学生さんは、学生時代の私のように『人間として大切なもの』を見つけようと参加している人が多いと思います。私も彼らの真剣な姿勢に心を正すこともしばしばです。やる気のない学生が多いと世間ではいわれますが、学生の期待に応えるような情熱が教育者には必要だと思います。TAを通して意欲に満ちた学生さんが社会に出て行けるようなお手伝いをしていきたいですね。
感動教育(新刊)
カワン・スタント教授の新しい著書が講談社より出版されました。
ヤル気のない学生がみるみる『爆発』する奇跡のスタント・メソッド
『キミたちはこの先、どうやって生きていくのか?』
大きな転換期を迎えている日本の大学教育
本物のリーダーに必要なものは?
スタント教授の授業が体感できるすばらしい生きた教材です。
著者 カワン・スタント氏:早稲田大学臨床教育科学研究所所長
貧しい家庭環境、インドネシアの内戦、度重なる日本での迫害。しかし、それにもめげず、「工学」「医学」「薬学」「教育学」の4つの博士号を取得。その才 能は日本ではなくアメリカで開花し、88年米デュレクセル大学工学部準教授、90年トーマス・ジェファーソン医科大学医学部準教授を兼務、93年に恩師の 頼みで再来日。桐蔭横浜大学工学部教授に就任し、「学生のやる気を引き出す」教育法を確立。Nikkeiビジネスでの紹介記事が大ブレイクし、教育界のみ ならず、社員教育に悩むビジネス界からも注目される。また、日本のみならず、母国インドネシア・シンガポール・マレーシア、中国の政府や関係機関からも熱 烈なラブコールを受け、それぞれの国で講演。その様子は、現地のマスメディアでも大きく取り上げられている。
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